「自分の中に毒を持て(岡本太郎)」の名言をまとめていきます。
自分の中に毒を持て
第一章
自分に忠実に生きたいなんて考えるのは、むしろいけない。そんな生き方は安易で、甘えがある。本当に生きていくためには自分自身と闘わなければ駄目だ。
自分らしくある必要はない。むしろ、”人間らしく”生きる道を考えてほしい。
ぼくは口が裂けてもアキラメロなどとは言わない。
挑戦した上での不成功者と、挑戦を避けたままの不成功者とではまったく天地のへだたりがある。
挑戦した不成功者には、再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたままでオリてしまったやつには新しい人生などない。
人間にとって成功とはいったい何だろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。
会社をやめて別のことをしたいのなら、あとはどうなるか、なんてことを考えないで、とにかく、会社をやめるという自分の意志を貫くことだ。
人生を真に貫こうとすれば、必ず、条件に挑まなければならない。
いのちを賭けて運命と対決するのだ。そのとき、切実にぶつかるのは己自身だ。己が最大の味方であり、また敵なのである。
情熱というものは、”何を”なんて条件つきで出てくるもんじゃない、無条件なんだ。
人生、即、芸術。
誰でもが好奇心を大いに発揮して、真剣に、無条件に、人生をひらいてほしい。
”いずれ”なんていうヤツに、ほんとうの将来はありっこないし、懐古趣味も無責任だ。
そもそも自分を他と比べるから、自信などというものが問題になってくるのだ。わが人生、他と比較して自分をきめるなどというような卑しいことはやらない。
自分の運命を賭ければ、必ず意志がわいてくる。もし、意志がわいてこなければ運命に対する真剣味が足りない証拠だ。
ニブイ人間だけが「しあわせ」なんだ。ぼくは幸福という言葉は大嫌いだ。
自己嫌悪なんて、いい加減のところで自分を甘やかしていないで、もっと徹底的に自分と闘ってみよう。
第二章
世の中うまくやろうとすると、結局、人の思惑に従い、社会のベルトコンベアーの上に乗せられてしまう。
一応世間体もよく、うまくはいくかもしれないが、ほんとうに生きているのではない。流されたままで生きているにすぎない。
ぼくは絶対に、変わらない社会と妥協しない、これが、ぼくの姿勢だ。
第四章
芸術はきれいであってはいけない。うまくあってはいけない。心地よくあってはいけない。
(芸術の三原則)
自分を認めさせようとか、この社会のなかで自分がどういう役割を果たせるんだろうとか、いろいろ状況を考えたり、成果を計算したり、そういうことで自分を貫こうとしても、無意味な袋小路に入ってしまう。
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