「なぜあなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である(中島聡)」の名言をまとめていきます。
なぜあなたの仕事は終わらないのか
1章
いつも最後にラストスパートをかけて終わらせようとするのが日本人です。
会社を重視しすぎるあまり、仕事の生産効率が落ちている。
日本の職場で今最も蔓延している病気といえば「なるはや(なるべく早く)病」でしょう。
長い長いトンネルを抜け出るために、余裕を持って仕事をすることはとても大切なのです。
(終わるかは)実際に仕事に手を付けてみて、ある程度こなしてから、
やっとできるかどうか判断できるのです。
2章
どんなに頑張って100%のものを作っても、
振り返ればそれは100%ではなく90%や80%のものに見えてしまうのです。
会社の企画を任されたときにプロトタイプを作ると、全体のイメージが固まります。
すべての仕事は必ずやり直しになります。
締め切りに間に合わせようと考えていても、締め切りには間に合いません。
しかし、締め切り前に締め切りがあると考えると間に合います。
締め切りを狙ってはいけないのです。
最速でいったん形にしてしまってから、
余った時間でゆっくりと100点を目指して改良を続けるのが正しい。
自分の中で何を守るべきなのか、何が任務なのかを再定義することが仕事でも重要です。
3章
やりたいことをやるためには、やりたくないことを速攻で終わらせるしかないのです。
どんな仕事でも、
企画をアイデアのままではなく形にした人がその企画の推進者になることができます。
4章
「最初はのんびりしていても、最後に頑張ればなんとかなる」
という根本的な誤ちを改めるところから始めないといけません。
まずは「締め切りは絶対に守るもの」と考える。
指定された期間の2割を(納期の)見積もりのための調査期間としてもらい、
その期間、猛烈に仕事に取り掛かります。
仕事の真の難易度を測定するためです。
(最初の2割の期間で)8割終わらせるつもりで、
プロジェクトの当初からロケットスタートをかけなければなりません。
考えてから手を動かすのではなく、手を動かしながら考えてください。
(残り8割の期間で)大切なのは、「全力で仕事と向き合う」ではなく
「仕事の完成度を高める」であることを強く意識して向き合うことです。
時間に余裕があるときにこそ全力疾走で仕事し、締め切りが近づいたら流す。
ロケットスタートを実践するときのコツですが、前倒しで取り掛かることです。
仕事が決まったら、すぐにやってください。
煮詰まったときの徹夜はしてはいけません。
ただロケットスタートと同時にノリノリで徹夜するのは十分ありです。
いつも全力を出していると、真の実力を発揮できなくなるのです。
仕事を早く終わらせることよりも、仕事を安定して続けることを意識すべきです。
結果、焦って仕事をしていたときよりも早く、しかも高い完成度で終わるようになるのです。
集中力が分断された3時間と分断されない1時間は、
同じくらいの仕事効率があると私は考えています。
5章
(無理をする)努力の仕方は継続しません。
そもそも今までそのやり方を続けてきた結果、あなたは疲弊しているわけですから。
時間術の活用にとって障害となる会社の規則を免除してもらうよう動くことは、
正当な行為です。
あなたの役割は規則を守ることではなく、仕事を終らせることです。
相手が仕事を終わらせないことと、あなたの仕事が進められないことは、
厳密に考えると別の問題です。
6章
何かの実践のために知識が必要な場合、知識はやりながら覚えていくべきだ。
集中力を無理に引き出さなければいけない仕事をそもそもするな。
仕事は「頼まれなくても自分から喜んで残業するほど楽しい仕事か」
どうかで選ぶべきなのです。
「無理だ」という人の多くがじつは、
そのことについて実際にはほとんど何も調べていないし、考えてもいない人だ。
自分が幸せになれる行動をしないと、人は幸せにはなれない。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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