「敗者のゲーム(チャールズ・エリス)」の名言まとめました

「敗者のゲーム(チャールズ・エリス)」の名言をまとめていきます。

敗者のゲーム

序文

賢明な投資家は自ら判断する。自分にはわからないから専門家に任せようとしても、うまくはいかない。

 

投資の世界には二種類の専門家がいる。一握りのアクティブ運用のトップ・プロと、市場に勝てるだけの専門チームを持たない、残りの大部分のプレーヤーだ。

 

第1部 第1章

伝統的に資産運用の世界では、市場に勝つことができるという基本的な信念が支配的だった。しかし時代は変わり、今日ではこの前提は、プロの運用機関にとってさえあてはまらない。

 

機関投資家の大多数が市場平均より高い成果をあげられる、という前提は正しくない。
なぜなら機関投資家そのものが市場なのだから、機関投資家全体としては、自分自身に打ち勝つことはできないのだ。

 

プロの資産運用は、「敗者にならないことを目指すゲーム」へと変質した。個人投資家の運用成績はさらに悪い。

 

そもそも投資とはゼロサム・ゲーム以下の、全体としてはマイナスとなるネガティブサム・ゲームだということを強調しておきたい。
売り手と買い手の損益を合計すればもちろんゼロなのだが、手数料やマーケット・インパクトなどを考慮すれば、全体としてはマイナスサムというわけだ。

 

長期にわたって市場平均以上の成績を出せる投資信託はきわめて限られている。そして、これまでにそうしたファンドを事前に見分ける方法を見出した者はいない。

第2章

運用の歴史を見ると、市場が大底から回復する最初の一週間に、株式リターンのかなりの部分が獲得できることは明らかである。
しかし、一般にタイミングに賭ける人々は、その時にはすでに手持ちをゼロにしてしまっているので、最もおいしい部分を手にいれることはできない。

 

欲望や恐怖心に駆られた選択は、たいてい遅すぎるか、間違っているものだ。方向転換も難しい。

 

投資家たちは、そのピークにおいて「今度こそは、まだまだ上がる!」と言い続けてきたのである。こうした、長い上げ相場の後に起こる大暴落の例は枚挙に暇がない。

 

アクティブ運用のこれら四つの形態は、いずれも「他人の失敗のうえに成り立つ」という基本的性格を持っている。

 

ラスベガスもマカオもモナコも、いつも人で一杯である。これを見てもわかるとおり、すべての人が合理的だとは言えない。

 

第3章

歴史的に見れば、びっくりするような市場動向などめったにあるものではない。マーケットでも時おり「異常事態」は起こるが、統計的にはそれも予想の範囲内なのである。
経験者から見れば、まったく驚くにあたらないものなのだ。そんなものに驚いて振り回されてはならない。

 

投資は娯楽ではない。責任である。
ほとんどの投資家にとって、面白そうに見えるものは無視するほうがよい。

 

防御は最大の攻撃である。投資においては高いリターンを求めることより、リスクを夜よく眠れる水準にとどめることのほうが大事なのだ。

 

第4章

トップ・プロの投資判断を一度にまとめてしまうには、インデックスを使えばよい。インデックス・ファンドは市場をそっくりそのまま再現する。

 

投資家は常に高いレベルの知識と技能を維持できるわけではない。むしろ、その水準は常に変動する。

 

第2部 第6章

十分な時間が与えられれば、一見魅力的とは思えない運用も大変有効なものになる。

 

第7章

分析の対象はこうした「合理的」な世界だけではない。投資家心理、一般大衆の思い込み、政治動向、市場センチメントなどの「非合理」な要素も研究する。
なぜなら、短期的には、市場および市場価格は非常に人間くさいものであり、非合理的なものだからである。

 

大切なことは、自分自身の運用の質の高さではなく、競争相手に対する比較優位なのである。

 

天気と同様、運用においても、長期では驚くようなことはないが、短期では驚きの連続なのだ。

 

第9章

長期運用に成功するうえで何よりも大切なのは、巨額の、回復不能のロスを避けることである。借り入れによる投資は自滅につながる。リターンの「最大化」と「最適化」を混同してはならない。

 

第10章

周りがパニックに陥ると、自分も冷静な判断力を失いやすい。自分だけが冷静でいられるなどとは思わないほうがよい。

 

株価が上がったからといって有頂天になったり、下がったからといって落胆したりするのは間違っているのである。株式相場の下落は、安く買うための第一歩である。

 

第12章

長期的なパフォーマンスも、短期的なパフォーマンスを見ればわかるかのように思い込んでしまう。しかし、決してそんなことはない。

 

目的を持ったデータこそが情報と言える。運用成果の測定は、有効な基準が明確に設定されて初めて役に立つ。

 

第3部 第13章

多くの投資家は、株価が平均へ回帰するということを忘れ、過去の流れが今後も続くと錯覚しがちである。

 

数ヵ月先の株価水準を正確に予想しようとするのはきわめて難しいだけでなく、そのような予想をすること自体が無意味である。

第14章

あらゆる投資家は一つの恐るべき、そしてあまりにも過小評価されている共通の敵を持っている。それはインフレーションという侮りがたい敵である。

 

私たちは過去に貯蓄した資金を投資するわけだから、投資よりもまず節約し貯蓄するのが先決である。

 

相場の先行きに賭けてはいけない。もしあなたが衝動に駆られ、どうしても相場を見ながら売買しようというなら、あなたはプロを相手にしていることを自覚すべきだ。

 

税務上有利という理由で動いてはいけない。そうした商品は投資対象として魅力はない。

 

証券会社の担当の人に気をつけなさい。多くの場合、素晴らしい人たちである。しかし、彼らの仕事はあなたを儲けさせることではなく、あなたから儲けることなのだ。

 

いわゆる新金融商品に投資してはならない。この手の商品のほとんどは、投資家に保有されるためというより、投資家に売るために設計されている。

 

直感を信じて投資してはいけない。うまくいって有頂天の時は、大火傷が待っていると思ったほうがよい。

 

第15章

資産運用における手数料は、通常考えられている以上に、はるかに重要な問題だ。

 

第16章

市場はあなたの希望や計画にはまったくおかまいなしに動く。市場に合わせるべきは投資家のほうであって、市場は投資家に合わせてはくれない。

 

第17章

長期投資家にとっては、株を売ることが常に最悪なのだ。

 

終章

運用における最大の責任者は、運用機関ではなく投資家自身である。

 

投資とは「敗者のゲーム」なのである。
しかし、「敗者のゲーム」に勝つ方法もある。それは、そもそもプレーしないこと、少なくとも、時代遅れとなった従来のルールでプレーしないことである。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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