「君の膵臓をたべたい(住野よる)」の名言・台詞まとめ

「君の膵臓をたべたい(住野よる)」の名言・台詞をまとめていきます。

 

君の膵臓をたべたい

クラスメイトであった山内桜良の葬儀は、
生前の彼女にまるで似つかわしくない曇天の日にとり行われた。(僕、主人公)

 

たった一言のメール。
これを、彼女が見たのかどうかは知らない。(僕)

 

「昨日テレビでみたんだぁ」
「昔の人はどこか悪いところがあると、他の動物のその部分を食べたんだって」(山内桜良)

 

「だから私は、君の膵臓を食べたい」(桜良)

 

「他に誰をあたれって? 流石の私も家族は食べられる気しないなぁ」
「だから、結局【秘密を知ってるクラスメイト】くんにしか頼めないよ」(桜良)

 

「なんだあ、【秘密を知ってるクラスメイト】くんも」
「私にちゃんと興味持ってくれてるんだねえ」(桜良)

 

「(先生と同じ年に?) うわははっ、それはないですよー」(桜良)

 

「ずっと考えてたんだ、僕にしては真剣に」
「君のことだよ」(僕)

 

「私も君も、もしかしたら明日死ぬかもしれないのにさ」
「そういう意味では私も君も変わんないよ、きっと」(桜良)

 

 

「一日の価値は全部一緒なんだから」
「何をしたかの差なんかで私の今日の価値は変わらない」(桜良)

 

「どうしてもっていうなら【秘密を知ってるクラスメイト】くんに」
「残り少ない私の人生の手助けをさせてあげてもいいよ」(桜良)

 

僕はきっとこの道を卒業するまで歩き続けるだろう。
彼女は、あと何度同じ道を歩けるのだろうか。(僕)

 

「(病院には事後治療に?) ああそうなんだ。私は膵臓の検査にね」
「診てもらわないと死んじゃうから」(桜良)

 

「どういうことって? 私の『共病文庫』だよ。読んだでしょ?」
「膵臓の病気って分かってから日記みたいにつけてるの」(桜良)

 

「(冗談?) どんだけ悪趣味な奴だって思われてんの、私」
「そんなのブラックジョークにもなんないよ?」(桜良)

 

「書いてあるのは本当」
「私は膵臓が使えなくなって、あとちょっとで死にます、うん」(桜良)

 

「(言葉を失う?) そうだよ。僕が沈黙しなかっただけでも評価してほしい」(僕)

 

「お金持ちは食べ放題に来ないよ、多分」
「(美味しいのにもったいない?) お金持ちはなんでも食べ放題だよ」(僕)

 

「まかせるよ」
まかせる、というのはなんて僕に似合う言葉だろう。(僕)

 

「私、火葬は嫌なんだよね」
この世界から本当にいなくなっちゃうみたいじゃん」(桜良)

スポンサーリンク

 

 

「(食べたくないの?) 君は膵臓のせいで死んでいくんじゃないか」
「きっと君の魂の欠片が一番残ってる。君の魂はとても騒がしそうだ」(僕)

 

「(食事制限はない?) 基本的にはね」
「でも、それもここ十年くらいで医学が進化したおかげらしいよ」(桜良)

 

「人間の力って凄いよね」
「病気には罹(かか)ったけど、生活は全然脅かされてないもん」(桜良)

 

「その進化を治す方向に使えって思うよね」(桜良)

 

「(これから?) 未来って意味?」
「私には持ち合わせがないよ」(桜良)

 

「(君が困る?) いや、私も君以外の前では言わないよ」
「普通はひくでしょ?」(桜良)

 

「でも、君は凄いよ」
「もうすぐ死ぬっていうクラスメイトと普通に話せるんだもん」(桜良)

 

「私だったら無理かもしれない」
「君が凄いから私は言いたいこと言ってるの」(桜良)

 

泣くわけがない。
彼女が、人前で悲しむ表情を見せないのに、他の誰かが代行するのはお門違いだ。(僕)

 

「あれは本当に私が好きで払ったんだからいいよ」
「まあコーヒーくらいは奢られてあげよう」(桜良)

 

「見ようと思えば性別の違う二人組は全部カップルに見えるし」
「外見だけなら君もとても、もうすぐ死ぬようには見えない」(僕)

 

「大切なのは、人からの評価じゃなくて中身」(僕)

スポンサーリンク

 

 

「(人に興味がない?) 私は、興味あるよ」
「私は、君のことに興味があるって言ってるの」(桜良)

 

「私は興味がない人を遊びに誘ったりしない」
「馬鹿にしないで」(桜良)

 

「馬鹿なのかもしれないとはたまに思うけど、馬鹿にはしてないよ」(僕)

 

「小学生くらいからかな、僕には友達っていうのがいた記憶がない」
「(記憶喪失?) …やっぱり君は馬鹿なのかもしれない」(僕)

 

「人に興味を持たないから、人からも興味を持たれないんだろうね」(僕)

 

「(友達?) いれば楽しかったのかもしれないけど」
「僕は現実の世界よりも小説の中の方が楽しいって信じてるから」(僕)

 

「(彼氏?) いたけどね、ついこの前別れちゃった」
「彼はね、友達としては凄くいい人なんだけど、恋人になったら駄目だったな」(桜良)

 

「神様が最初からタグ付けしといてくれればいいのにね」
「この人は友達専用、この人は恋人でもいいよって」(桜良)

 

「君みたいな人は、人間関係は複雑だから面白いとか言いそうなものだけど」(僕)

 

「君は僕とは反対の人だから、僕が思いそうにないことを、君が思っているのだろうなと」
それを口にしたら、当たってた」(僕)

「(なぜ嘘を?) 別に。いたずらが好きなだけだよ?」(桜良)

 

「本当のことがどうかは、別にどうでもいいんだよ」(僕)

 

「ただ僕はクラスメイト達から観察されるだけならまだしも」
「話しかけられたり詮索されたりするのが嫌だったんだ」(僕)

 

「誤魔化さなくてもいいでしょー」
「大事なのは中身の本当のことって昨日言ったくせに」(桜良)

 

「大事なのは中身だから、誤魔化してもいいんだよ」(僕)
「堂々巡りだなー」(桜良)

 

「うん、私は興味あるよ」
「だけど普通に生きてる皆はさ、生きるとか死ぬとかにあんまり興味ないでしょってこと」(桜良)

 

「死に直面してよかったことといえば、それだね」
「毎日、生きてるって思って生きるようになった」(桜良)

 

「(好きな子?) どんな人、か」
「そうだね、『さん』、をつける人だった」(僕)

 

「中学生の時、クラスにいたんだよ」
「きちんと、何にでも『さん』をつける女の子」(僕)

 

「(どうした?) いやさ、思ったより素敵だったからこっちが照れちゃったよ」
「(素敵な子?) 違うよ、好きになった理由が、だよ」(桜良)

 

「今までいた彼氏は三人かな」
「言っとくけど全部本気だったよ」(桜良)

 

「よく中学生の頃の恋愛は遊びだなんて言う人がいるけど」
「そんなのは自分の恋心に責任も持てない馬鹿野郎だよ」(桜良)

スポンサーリンク

 

 

「あの子、感傷的だからさ、言ったらきっと私と会う度に泣いちゃうもん」
「そんな時間、楽しくないでしょ?」(桜良)

 

「私は私のために、ギリギリまで周りには隠す」
「もう決めたの」(桜良)

 

「(本当に死ぬの?) 死ぬよ」(桜良)

 

「【仲良し】くんにしか話さないよ」
「君は、きっとただ一人、私に真実と日常を与えてくれる人なんじゃないかな」(桜良)

 

「お医者さんは、真実だけしか与えてくれない」
「家族は、私の発言一つ一つに過剰反応して、日常を取り繕うのに必死になってる」(桜良)

 

「友達もきっと、知ったらそうなると思う」(桜良)

 

「君だけが真実を知りながら、私と日常をやってくれてるから」
「私は君と遊ぶのが楽しいよ」(桜良)

 

「…恋人を作る気があるって言ったら、どうにかしてくれるの?」(桜良)

 

「私の発言に全て意味があると思ったら大間違いだよ」(桜良)

 

僕は一度だけ『共病文庫』について意見をしたことがある。
それは僕の名前について、『共病文庫』に登場させないでほしいということだ。(僕)

 

「自分自身を見つめるくらいなら、私を見つめてよ」(桜良)

 

「(言い訳?) 僕は両親に心配かけないように、友達がいるって嘘をついてるからさ」
「友達の家に泊まるって言うよ」(僕)

 

「(ひどい?) 誰も傷つかないって言ってくれない?」(僕)

 

「これで私達も一緒に鍋つつく仲だねえ」
「(同じ釜の飯?) それ以上だよ。私、彼氏ともモツ鍋つついたことないもん」(桜良)

 

「元々予約してた部屋がいっぱいになってて」
「予約してたとこより大分いい部屋を用意してくれるみたいなんだけど」(桜良)

 

「一緒の部屋なんだけど、いいよね?」(桜良)

 

「恋人じゃないから、いけないことみたいで楽しいんじゃない」(桜良)

 

知っていた、これが現実。
彼女が医学の力で存在を保っているという事実。(僕)

 

目の当たりにすると、心に言いようのない恐怖が降ってくるのを感じた。
押し込めていた怯懦(きょうだ)が、とたんに顔を出した。(僕)

 

僕が知りたいのは、彼女という人間がどうやってできあがったのかということだ。(僕)

 

周囲の人間に影響を与え、影響を与えられる、
僕とは正反対の彼女ができあがる過程を僕は知りたかった。(僕)

 

「私が、本当は死ぬのがめちゃくちゃ怖いって言ったら、どうする?」(桜良)

スポンサーリンク

 

「『さあ』とか『ふーん』とか言われたら」
「その人は君の質問にさほど興味を持ってないんだ」(僕)

 

「普通の理由で普通に断んないでよ!」
「それじゃあ本当に誘われて嫌みたいじゃない!」(桜良)

 

「そんなこと言いながら君は結局、私と遊ぶのに付き合ってくれるもんね」(桜良)

 

「(物分かりいい?) 君から学んだんだ」
「草舟は大型船に立ち向かっても意味ないって」(僕)

 

「(誰もいない空間?) 今のは家に挨拶したの」
「私を育ててくれた大切な場所だよ」(桜良)

 

「君は私を別に好きじゃないでしょ?」
「何があってもさ、私を彼女にする気はきっとないよね」(桜良)

 

「(ない?) よかった、安心した」(桜良)

 

知らなかった、誰かに怒りを向けることが、こんなに誰かを傷つけるなんて。
こんなに自分を傷つけるなんて。(僕)

 

物語の登場人物と、本当の人間は違う。
物語と現実は違う。
現実は、物語ほど美しくもいさぎよくもない。(僕)

 

「違うよ。偶然じゃない。」
「私達は、皆、自分で選んでここに来たの」(桜良)

 

「君と私がクラスが一緒だったのも、あの日病院にいたのも、偶然じゃない」
「運命なんかでもない」(桜良)

 

「君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が、私達を会わせたの」
「私達は、自分の意思で出会ったんだよ」(桜良)

スポンサーリンク

 

「皆は【仲良し】君の人間性を知らないから、そういう風に思っちゃうのさ」
「お互いの勘違いをなくすためにも、君は皆と仲良くするべきだと思うな」(桜良)

 

「教えたら人間関係、面白くないでしょ」
「人間は相手が自分にとって何者か分からないから、友情も恋愛も面白いんだよ」(桜良)

 

「【 ?????】くんがすっごくいい人だって、皆に教えてあげたい」(桜良)

 

「ねえ、桜がどうして春に咲くか知ってる?」
「桜は散ってから、実はその三ヶ月くらい後には次の花の芽をつけるんだよ」(桜良)

 

「だけど、その芽は一度眠るの」
「暖かくなってくるのを待って、それから一気に咲く」(桜良)

 

「つまり、桜は咲くべき時を待ってるんだよ」
「素敵じゃない?」(桜良)

 

「なるほどね、君の名前にぴったりだ」(僕)

 

「春を選んで咲く花の名前は、出会いや出来事を偶然じゃなく選択だと考えてる」
「君の名前にぴったりだって思ったんだ」(僕)

 

「もしかしたら君は普通に教えてくれるのかもしれないけど」
「訊くってことが私の中で整理できてなくて」(桜良)

 

「だから運に委ねようと思って」(桜良)

 

だけれど僕にはその一つか二つを訊く勇気がなかった。(僕)

 

僕という人間は、臆病からできあがっていると、彼女といることで気づかされる。
勇気ある彼女を鏡としてしまう。(僕)

 

「生きるってのはね」
「きっと誰かと心を通わせること。そのものを指して、生きるって呼ぶんだよ」(桜良)

 

「人が生きることには意味があるんだよ」
「自分で選んで、君も私も、今ここで生きてるみたいに」(桜良)

 

「本当に君には、色んなことを教えてもらう」
「本心だよ。ありがとう」(僕)

 

「…んーん、なーんにもによー」
「ただ、君のくれる真実と日常を味わいたいだけ」(桜良)

スポンサーリンク

 

「教えてあげようか? 何かあったのか」
「なーんにもないよ。ただ、君のことを考えてたの」(桜良)

 

「私に生きててほしいの?」(桜良)

 

「いやぁ、君がまさか私をそこまで必要としてるなんて、思いもよらなかったよ」(桜良)

 

「人間冥利に尽きるね」
「ひきこもりの君が初めて必要としてる人間なんじゃないの、私」(桜良)

 

「大丈夫、死ぬ時はちゃんと君に教えるから」
「死んだらちゃんと膵臓を食べてね」(桜良)

 

たくさん冗談を言って、たくさん笑い合い、たくさん罵倒し合って、
たくさんお互いを尊重し合った。(僕)

 

まるで小学生みたいな僕らの日常が、僕は好きになってしまって、
一体どうしたことだと第三者的な僕が驚いた。(僕)

 

きっとこの世界で一番、人との関わりに感動していた僕の二週間は、
彼女の病室に集約される。(僕)

 

たった四日、その四日が僕の二週間の全てだった。(僕)

 

思わず、僕は一人で笑ってしまった。
そうか僕は、こんなにも変わっていたのか。(僕)

 

違う選択もできたはずなのに、僕は紛れもない僕自身の意思で選び、ここにいるんだ。
以前とは違う僕として、ここにいる。(僕)

 

「僕は、本当は君になりたかった」(僕)

 

『君の膵臓を食べたい』(僕のメール)

 

病気になったって分かってから色んなことを考えたんだけど。
その一つとして、病気になった自分の運命を恨まないって決めたっていうのがある。(桜良、共病文庫)

 

だから、闘病じゃなくて共病文庫っていう名前にした。(桜良、共病文庫)

 

日記の方にも書いたけどさ、私は実はあれよりずっと前から君が気になってた。
どうしてか分かる? 君がよく言ってたことだよ。(桜良、共病文庫)

 

正解は、私も思ってたから。
君と私は、きっと反対側にいる人間なんだって。(桜良、共病文庫)

 

私達の関係をそんなありふれた名前で呼ぶのは嫌なの。
恋とか、友情とか。そういうのではないよね、私達は。(桜良、共病文庫)

 

私が君みたいだったら、もっと誰にも迷惑をかけず、
悲しみを君や家族にふりまいたりすることなく、(桜良、共病文庫)

 

自分のためだけに、自分だけの魅力を持って、
自分の責任で生きられたんじゃないかって。(桜良、共病文庫)

 

ありがとう。
17年、私は君に必要とされるのを待っていたのかもしれない。
桜が、春を待っているみたいに。(桜良、共病文庫)

 

「ごめんなさい…お門違い、だとは、分かってるんです…」
「だけど…ごめんなさい…」(僕)

 

「…もう、泣いて、いいですか」(僕)

 

僕こそが、今、確信した。
僕は、彼女に出会うために生きてきた。(僕)

 

10

僕らはきっと、二人でいるために生きてきたって、信じてる。
僕らは、自分だけじゃ足りなかったんだ。(僕)

 

だからお互いを補うために生きてきた。
最近は、そういう風に思う。(僕)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

アマゾンリンク
君の膵臓をたべたい (Kindle)

 

→住野よるのインデックス