「君の膵臓をたべたい」山内桜良(やまうちさくら)の名言・台詞まとめ

「君の膵臓をたべたい」山内桜良(やまうちさくら)の名言・台詞をまとめていきます。

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君の膵臓をたべたい

「昨日テレビでみたんだぁ」
「昔の人はどこか悪いところがあると、他の動物のその部分を食べたんだって」

 

「だから私は、君の膵臓を食べたい」

 

「他に誰をあたれって? 流石の私も家族は食べられる気しないなぁ」
「だから、結局【秘密を知ってるクラスメイト】くんにしか頼めないよ」

 

「なんだあ、【秘密を知ってるクラスメイト】くんも」
「私にちゃんと興味持ってくれてるんだねえ」

 

「(先生と同じ年に?) うわははっ、それはないですよー」

 

「私も君も、もしかしたら明日死ぬかもしれないのにさ」
「そういう意味では私も君も変わんないよ、きっと」

 

「一日の価値は全部一緒なんだから」
「何をしたかの差なんかで私の今日の価値は変わらない」

 

「どうしてもっていうなら【秘密を知ってるクラスメイト】くんに」
「残り少ない私の人生の手助けをさせてあげてもいいよ」

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「(病院には事後治療に?) ああそうなんだ。私は膵臓の検査にね」
「診てもらわないと死んじゃうから」

 

「どういうことって? 私の『共病文庫』だよ。読んだでしょ?」
「膵臓の病気って分かってから日記みたいにつけてるの」

 

「(冗談?) どんだけ悪趣味な奴だって思われてんの、私」
「そんなのブラックジョークにもなんないよ?」

 

「書いてあるのは本当」
「私は膵臓が使えなくなって、あとちょっとで死にます、うん」

 

「私、火葬は嫌なんだよね」
この世界から本当にいなくなっちゃうみたいじゃん」

 

「(食事制限はない?) 基本的にはね」
「でも、それもここ十年くらいで医学が進化したおかげらしいよ」

 

「人間の力って凄いよね」
「病気には罹(かか)ったけど、生活は全然脅かされてないもん」

 

「その進化を治す方向に使えって思うよね」

 

「(これから?) 未来って意味?」
「私には持ち合わせがないよ」

 

「(君が困る?) いや、私も君以外の前では言わないよ」
「普通はひくでしょ?」

 

「でも、君は凄いよ」
「もうすぐ死ぬっていうクラスメイトと普通に話せるんだもん」

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「私だったら無理かもしれない」
「君が凄いから私は言いたいこと言ってるの」

 

「あれは本当に私が好きで払ったんだからいいよ」
「まあコーヒーくらいは奢られてあげよう」

 

「(人に興味がない?) 私は、興味あるよ」
「私は、君のことに興味があるって言ってるの」

 

「私は興味がない人を遊びに誘ったりしない」
「馬鹿にしないで」

 

「(彼氏?) いたけどね、ついこの前別れちゃった」
「彼はね、友達としては凄くいい人なんだけど、恋人になったら駄目だったな」

 

「神様が最初からタグ付けしといてくれればいいのにね」
「この人は友達専用、この人は恋人でもいいよって」

 

「(なぜ嘘を?) 別に。いたずらが好きなだけだよ?」

 

「誤魔化さなくてもいいでしょー」
「大事なのは中身の本当のことって昨日言ったくせに」

 

「うん、私は興味あるよ」
「だけど普通に生きてる皆はさ、生きるとか死ぬとかにあんまり興味ないでしょってこと」

 

「死に直面してよかったことといえば、それだね」
「毎日、生きてるって思って生きるようになった」

 

「(どうした?) いやさ、思ったより素敵だったからこっちが照れちゃったよ」
「(素敵な子?) 違うよ、好きになった理由が、だよ」

 

「今までいた彼氏は三人かな」
「言っとくけど全部本気だったよ」

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「よく中学生の頃の恋愛は遊びだなんて言う人がいるけど」
「そんなのは自分の恋心に責任も持てない馬鹿野郎だよ」

 

「あの子、感傷的だからさ、言ったらきっと私と会う度に泣いちゃうもん」
「そんな時間、楽しくないでしょ?」

 

「私は私のために、ギリギリまで周りには隠す」
「もう決めたの」

 

「(本当に死ぬの?) 死ぬよ」

 

「【仲良し】くんにしか話さないよ」
「君は、きっとただ一人、私に真実と日常を与えてくれる人なんじゃないかな」

 

「お医者さんは、真実だけしか与えてくれない」
「家族は、私の発言一つ一つに過剰反応して、日常を取り繕うのに必死になってる」

 

「友達もきっと、知ったらそうなると思う」

 

「君だけが真実を知りながら、私と日常をやってくれてるから」
「私は君と遊ぶのが楽しいよ」

 

「…恋人を作る気があるって言ったら、どうにかしてくれるの?」

 

「私の発言に全て意味があると思ったら大間違いだよ」

 

「自分自身を見つめるくらいなら、私を見つめてよ」

 

「これで私達も一緒に鍋つつく仲だねえ」
「(同じ釜の飯?) それ以上だよ。私、彼氏ともモツ鍋つついたことないもん」

 

「元々予約してた部屋がいっぱいになってて」
「予約してたとこより大分いい部屋を用意してくれるみたいなんだけど」

 

「一緒の部屋なんだけど、いいよね?」

 

「恋人じゃないから、いけないことみたいで楽しいんじゃない」

 

「私が、本当は死ぬのがめちゃくちゃ怖いって言ったら、どうする?」

「普通の理由で普通に断んないでよ!」
「それじゃあ本当に誘われて嫌みたいじゃない!」

 

「そんなこと言いながら君は結局、私と遊ぶのに付き合ってくれるもんね」

 

「(誰もいない空間?) 今のは家に挨拶したの」
「私を育ててくれた大切な場所だよ」

 

「君は私を別に好きじゃないでしょ?」
「何があってもさ、私を彼女にする気はきっとないよね」

 

「(ない?) よかった、安心した」

 

「違うよ。偶然じゃない。」
「私達は、皆、自分で選んでここに来たの」

 

「君と私がクラスが一緒だったのも、あの日病院にいたのも、偶然じゃない」
「運命なんかでもない」

 

「君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が、私達を会わせたの」
「私達は、自分の意思で出会ったんだよ」

 

「皆は【仲良し】君の人間性を知らないから、そういう風に思っちゃうのさ」
「お互いの勘違いをなくすためにも、君は皆と仲良くするべきだと思うな」

 

「教えたら人間関係、面白くないでしょ」
「人間は相手が自分にとって何者か分からないから、友情も恋愛も面白いんだよ」

 

「【 ?????】くんがすっごくいい人だって、皆に教えてあげたい」

 

「ねえ、桜がどうして春に咲くか知ってる?」
「桜は散ってから、実はその三ヶ月くらい後には次の花の芽をつけるんだよ」

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「だけど、その芽は一度眠るの」
「暖かくなってくるのを待って、それから一気に咲く」

 

「つまり、桜は咲くべき時を待ってるんだよ」
「素敵じゃない?」

 

「もしかしたら君は普通に教えてくれるのかもしれないけど」
「訊くってことが私の中で整理できてなくて」

 

「だから運に委ねようと思って」

 

「生きるってのはね」
「きっと誰かと心を通わせること。そのものを指して、生きるって呼ぶんだよ」

 

「人が生きることには意味があるんだよ」
「自分で選んで、君も私も、今ここで生きてるみたいに」

 

「…んーん、なーんにもによー」
「ただ、君のくれる真実と日常を味わいたいだけ」

 

「教えてあげようか? 何かあったのか」
「なーんにもないよ。ただ、君のことを考えてたの」

 

「私に生きててほしいの?」

 

「いやぁ、君がまさか私をそこまで必要としてるなんて、思いもよらなかったよ」

 

「人間冥利に尽きるね」
「ひきこもりの君が初めて必要としてる人間なんじゃないの、私」

 

「大丈夫、死ぬ時はちゃんと君に教えるから」
「死んだらちゃんと膵臓を食べてね」

 

病気になったって分かってから色んなことを考えたんだけど。
その一つとして、病気になった自分の運命を恨まないって決めたっていうのがある。(共病文庫)

 

だから、闘病じゃなくて共病文庫っていう名前にした。(共病文庫)

 

日記の方にも書いたけどさ、私は実はあれよりずっと前から君が気になってた。
どうしてか分かる? 君がよく言ってたことだよ。(共病文庫)

 

正解は、私も思ってたから。
君と私は、きっと反対側にいる人間なんだって。(共病文庫)

 

私達の関係をそんなありふれた名前で呼ぶのは嫌なの。
恋とか、友情とか。そういうのではないよね、私達は。(共病文庫)

 

私が君みたいだったら、もっと誰にも迷惑をかけず、
悲しみを君や家族にふりまいたりすることなく、(共病文庫)

 

自分のためだけに、自分だけの魅力を持って、
自分の責任で生きられたんじゃないかって。(共病文庫)

 

ありがとう。
17年、私は君に必要とされるのを待っていたのかもしれない。
桜が、春を待っているみたいに。(共病文庫)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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