湯川学(ガリレオ)の名言・台詞まとめ

湯川学(ガリレオ、東野圭吾作品)の名言・台詞をまとめていきます。

 

探偵ガリレオ

第一章 燃える

「別に大きく変わることはないね。学生の質が年々低下していく現象にも、もう慣れた」

 

「とりあえずコーヒーでもいれよう。ただしインスタントだがね」

 

「僕としては、今のところ何の意見もない。プラズマかもしれないし、そうじゃないかもしれない。何しろデータが何一つないんだから、仮説の立てようがないよ」

 

「幽霊の正体は、いつも案外つまらないということさ」

 

「子供は論理的じゃないからな。論理的でない相手と付き合うのは、精神的に疲れる」

 

「論理的な女性も多い。少なくとも、非論理的な男と同じぐらいは存在する」

 

「人間が必ずしも、筋の通った行動に出るとはかぎらないからな。むしろその逆のほうが多い」

 

第二章 転写る

「どんなものでも、簡単には作れないということをいいたいのさ」

 

「科学文明がいくら発達しても、それを使う人間の心が進化していないと、こういうことになる」

 

「学者たちは純粋なだけさ。純粋でなければ、劇的なインスピレーションは訪れない」

 

 

「残念だが、科学者は実験をして確認しなければ、自分の説を迂闊には口に出したくないものなのさ」

 

「少しも不思議じゃない。当然の結果さ。前に君にもいったはずだ。世間で騒がれる不思議な現象のいくつかは流体の悪戯だとね」

 

「科学者だって、冗談をいう時はあるんだよ」

 

第三章 壊死る

「たまには無駄な出費も悪くないか。お互い、壊すような家庭もないしな」

 

「つまり、一般の人には糞の役にも立たない研究だ」

 

「考え出すより、見つけ出すという部分のほうが多いんだがね。そういう意味では、科学者は常に開拓者といえる。研究室にこもって考え事ばかりしているのが科学者だと思ったら、大きな誤解だぜ」

 

第四章 爆ぜる

「数式を並べて問題を解くことだけが科学じゃない」

 

「事件を解決したいなら、僕のいうとおりにしてくれ」

 

第五章 離脱る

「人間の思い込みというのは厄介なものだ。シャボン玉の中に空気が入っていることは知っているのに、目に見えないがために、その存在を忘れてしまう。そんなふうにして、いろいろなものを人生の中で見落とさなきゃいいがね」

 

「科学者はどんな時でも、たかをくくったりしない。あるのなら提示してくれ」

 

「特殊性に目をくらまされず、客観的事実にだけ注目すれば、また別の解答も見えてくるんじゃないかな」

 

「さあね。僕はデータが揃うまでは結論を出さない主義なんだ」
「そのデータが正しいのかどうかを、まず検証しなくちゃな」

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容疑者Xの献身

「ゲームの根幹にけちをつけてどうするんだ。それに駒は戦利品じゃない。駒は兵士だ。奪うということは命を取るということだ。死んだ兵士を使うことなんてできないだろ」

 

「将棋を考えた人の柔軟さには敬意を表するよ。あれはおそらく、駒を奪うという行為に敵の兵士を殺すのではなく降伏させる、という意味を込めているんだろうな」

 

「触って危険なものを無造作に置いておくことはないが、それは触る人間が最低限の理科をマスターしているという条件つきだ」

 

「その呼び方はやめてくれ。大体、好きで協力したわけじゃない。この男の非論理的思考を見るに見かねて口出ししてしまっただけだ」

 

「謝る必要はないだろ。命令には従いつつ、自分なりに意見はある、というのは正常な姿だと思うぜ。そういう人間がいないと、なかなか合理化は進まない」

 

「ふつうの人間なら、アリバイ工作に用意した半券の保管場所にまで気を配らない」

 

「天才なんて言葉を迂闊には使いたくないけど、彼には相応しかったんじゃないかな」

 

「それはまあ、大学というところはいろいろとあるからね」

 

「こっちは不必要なことはしない主義なんだ。何しろ、物理学科志望だからな。数学者が作り上げた定理を使わせてもらうだけだ。証明は君たちに任せる」

 

「証明済みだからな。証明されたことは知っておいて損はない」

 

「興味というほどのことはない。何となく気になっただけさ。鉄壁のアリバイとかっていう話は嫌いじゃない」

 

「人に解けない問題を作るのと、その問題を解くのとでは、どちらが難しいか。ただし、解答は必ず存在する。どうだ、面白いと思わないか」

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「人間観察は僕の趣味でね。なかなか面白い」

 

「君にいっておくが、今回にかぎっては、全面協力というわけにはいかない。僕は個人的な理由で事件を追っている。僕には期待しないでくれ」

 

12

「いつの世も科学者というのは、人から怪しく思われる存在だからね」

 

「君は僕を買い被っている。僕はまだ何も掴んじゃいない。ただ想像を巡らせているだけだ」

 

「同じことさ。殺人のほうが彼にはやさしいはずだ」

 

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「考察というのは、考えて察した内容のことだ。実験して予想通りの結果が得られたのでよかったというんじゃあ、単なる感想なんだ」

 

「僕は、反応はどうだったかと訊いているんだ。答えを訊いているんじゃない」

 

「話しても意味がないからだ。君にとっても何の役にも立たない」

 

「思い込みはいつだって敵だ。見えるものも見えなくしてしまうからな」

 

「ありえない。そんなことができるはずがない……」

 

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「僕や君が時計から解放されることは不可能だ。お互い、社会という時計の歯車に成り下がっている。歯車がなくなれば時計は狂いだす。どんなに自分一人で勝手に回っていたいと思っても、周りがそれを許さない」

 

「複雑さ。だけど、見方を少し変えるだけで、驚くほど簡単な問題になる」

「凡人が隠蔽工作を複雑にやろうとすると、その複雑さゆえに墓穴を掘る。ところが天才はそんなことはしない。極めて単純な、だけど常人には思いつかない、常人なら絶対に選ばない方法を選ぶことで、問題を一気に複雑化させる」

 

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「警察としては、なんていう曖昧な表現は使わないでくれ。君は信じたのか、と訊いているんだ。捜査方針なんかどうでもいい」

 

「君たちのしていることは、彼の証明方法をなぞっているだけだ。君たちがすべきことは、ほかに答えがないかどうかを探ることなんだ」

 

「君に話しておきたいことがある。ただし、友達に話すのであって、刑事に話すのではない。だから僕から聞いたことは、絶対に誰にもしゃべらないでもらいたい。君の上司にも、仲間にも、家族にもだ。約束できるか」

 

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「ただ僕は、あなたに知っておいてもらいたいことがあったのです」
「それは、あなたは真実を何も知らない、ということです」

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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