「他人を攻撃せずにはいられない人(片田珠美)」の名言をまとめていきます。
他人を攻撃せずにはいられない人
第1章
攻撃欲の強い人から身を守るには、まず彼らを知ることから始まる。
「羨望というのは、他人の幸福が我慢できない怒りなのだ」(ラ・ロシュフコー)
相手より優位に立って支配したいという欲望が満たされないと、
こんなふうにネチネチと嫌みを言うしかなくなる。
相手に罪悪感を抱かせるうえで何よりも有効なのは、自分が被害者のふりをすることである。
自分に後ろめたいところ、やましいところがあるほど、
それを他人に投影して攻撃するような人間がいるのだということを知っておけば、
それほど悩まずにすむはずである。
第2章
重苦しい雰囲気は、攻撃欲の強い人がいることを示す重要なサインである。
なぜ、こんなことをするのか?
単に、あなたより自分のほうが優れていることを思い知らせて、
優越感に浸りたいからである。
こういう人が近くにいると、あなた自身が直接ターゲットにされていなくても、
エネルギーが枯渇していくように感じるはずである。
こういう人のやり方を変えさせようとしても、骨折り損のくたびれもうけで、
ただ疲れ果てるだけである。
攻撃欲の強い人は、そのときどきの状況に応じて、社会で一般に「善」
とみなされていることを引き合いに出しながら、周囲を従わせようとする。
第4章
自分自身の考え方や価値観を唯一最良の基準として他人に押しつけたり、
自分の知識や教養をひけらかしてそれを身につけるのが当然という態度で接したりするのも、
攻撃欲の強い人がしばしば用いる手法である。
相手が自分の提案に同意してくれないと、自分が被害者のように装って相手を非難し、
ごり押しするようなこともある。
正義と悪はわれわれの中では表裏一体なのであり、
自分に何かやましいこと、負い目を感じていることがある人ほど、
他人を攻撃してスッとする快感に浸ろうとするのである。
第5章
常に周囲から認められたいと望んでいるような、承認欲求の強い人ほど、
見せかけの幸福をなかなか手放せない。
第6章
重要なのは、相手をやり込めることでも、黙らせることでも、
自分のほうが有能だと誇示することでもない。
攻撃欲の強い人に支配されて振り回されている関係から一刻も早く脱出することこそ
第1目標なのだと、肝に銘じておくべきである。
一般に周囲の人を脅したり、恐怖を与えたりするのは、
自分自身が他者を恐れているからである。
少なくとも、通常のやり方では他人を自分の思い通りに動かすことはできないと
感じているからこそ、恐怖に訴えようとするわけである。
攻撃欲の強い人は実は臆病な意気地なしなのだという視点から眺めることが必要です。
あなたが、攻撃欲の強い人によって壊されたくなければ、
相手が変わってくれるかもしれないなどと決して期待してはならない。
向こうが変わらない以上、できるのはただ一つ、
あなたの考え方を変えることである。
ある人が攻撃欲の強い人だということに気づいたら、
最良の解決策は、できるだけ避けることである。
最後まで読んで頂きありがとうございました。