「武器としての交渉思考(瀧本哲史)」の名言まとめ

「武器としての交渉思考(瀧本哲史)」の名言をまとめていきます。

 

武器としての交渉思考

ガイダンス

私はひとつの大きな時代の変化を感じました。
あらゆる組織における「王様と家来モデル」の崩壊です。

 

イノベーティブな発見が生まれるのは、
若いスタッフが自由に研究を行っているところばかりです。

 

私の授業では「正解」は教えない。

 

「誰でもできること」に価値はありません。

 

そして、「誰でもできること」しかできない人材は、
いまの時代、確実に買い叩かれる運命にあります。

 

全員が完全に自由になると、他者の自由と衝突するために、かえって不自由になってしまう。

 

若い世代の人間は、自分たちの頭で考え、自分たち自身の手で、
合意に基づく「新しい仕組みやルール」を作っていかなければならない。

 

そのために、交渉の仕方を学ぶ必要があるのです。

 

本当に世の中を動かそうと思うのであれば、
いまの社会で権力や財力を握っている人たちを味方につけて、
彼らの協力を取りつけることが絶対に必要となってくる。

 

1時間目

交渉には、「ロマン」と「ソロバン」という2つの側面がある。

 

すべての現実の変革は「初めにロマンありき」で始まる。

 

お金がないと、まずは生きるために目先のことしか考えられなくなってしまうのは、
今も昔も変わらない。

 

「お金儲け」というのは、資本主義社会において、
自分たちのやっている事業が人々に支持されているかどうかの大きな指標となる。

 

人は漠然としたものにはお金を払いません。
一方で、具体的に「メリット」が実感できる提案には、お金を払ってくれます。

 

「面白いことをやっていれば、お金はあとからついてくる」というセリフをよく聞きますが、
そう考える人は、自分自身のロマンばかりに目がいって、他人のソロバンを軽視しています。

 

夢や理念といったものが、問題の本質から目を逸らさせてしまうことがよくある。

 

2時間目

相手がどういう考え方をするか知らないと、そもそも交渉が成り立たない。

 

デモでいくら自分たちの要望を主張したところで、
企業側にそれを受け入れるだけの合理的な理由がない。

 

相手側にいかにメリットのある提案ができるか。
それをくれぐれも交渉では考えるようにしてください。

 

3時間目

交渉のおいていちばん初めにやらなければならないのは、
できるかぎりたくさんの選択肢を持つこと。

 

4時間目

継続的に市場で勝ち続けるためには、
「あまり暴利を貪らない」ということがじつは重要です。

 

沈黙に耐える、というのはなかなか厳しい努力が必要なのですが、
譲歩の引き出し合いを戦っているときには忍耐が大切です。

 

5時間目

合理的ではない相手と交渉するときには相手の価値観に合わせなければならない。

 

6時間目

言葉こそ最大の武器である。

 

残念ながら、他力本願でいるかぎり、
少なくとも自分にとっての現実は、ずっと変えることができません。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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