「僕は君たちに武器を配りたい(瀧本哲史)」の名言まとめ

「僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版(瀧本哲史)」の名言をまとめていきます。

 

僕は君たちに武器を配りたい

はじめに

大切なのは、不労所得を得ることではない。
投資家的に考える、ということなのだ。

 

第1章

勉強(努力)と収入は比例しない。
残念ながら、それが今の日本の現実なのだ。

 

スペシャリティになるために必要なのは、これまでの枠組みの中で努力するのではなく、
まず最初に資本主義の仕組みをよく理解して、

 

どんな要素がコモディティとスペシャリティを分けるのか、それを熟知することだ。

 

その理解がなければ、どれだけハイスペックなモノやサービスを生産していても、
コモディティの枠に入れられ、一生低い賃金に留まることになるだろう。

 

第2章

労働者の賃金が下がったのは、
産業界が「派遣」という働き方を導入したのが本質的な原因ではなく、
「技術革新が進んだこと」が本当の理由だ。

 

第3章

学生は、卒業後すぐに起業するのではなく、
一度就職して、社会の仕組みを理解したうえで、

 

コモディティ化から抜け出すための出口(エグジット)を考えながら仕事しなければいけない。

 

 

寿退職を狙うとはつまり、夫に自分の人生のすべてをかけるということである。
他人に自分の人生のリスクを100%委ねることほど、危険なことはない。

 

現在の日本で、将来にわたって安定した職場というのは本当にあるのだろうか。
はっきり言えば「そんなものはない」というのが私の結論である。

 

投資の世界では「高すぎる株は買ってはいけない」というのが常識である。
会社選びも同じだ。

 

就職・転職希望者には、
自分が就職を検討している会社が「高すぎる状態」になっていないか、
よく考えてみることをお勧めしたい。

 

生産性の低い40代、50代社員が幸せそうにしている会社には入るな!

 

企業を見極めるポイントは「お客さんを大切にしているか」。
顧客を大事にする会社は従業員も大切にする。

 

第4章

「付加価値を生む差異があっという間に差異でなくなり、
コモディティ化した人材の値段がどんどん安くなっている時代」には、
(トレーダーとエキスパートは)時代遅れの人々にならざるを得ない。

 

第5章

全産業の「コモディティ化」が進む世の中で、
唯一の富を生み出す時代のキーワードは、「差異」である。

 

「差異」とは、デザインやブランドや会社や商品が持つ「ストーリー」と言いかえてもいい。

 

ある分野ではコモディティ化して価値を失ってしまった技術でも、
まったく別の分野に応用することで新しい価値を生み出す可能性がある。

 

第6章

今現在、凋落しつつある大手企業の周辺には、たくさんのビジネスチャンスが眠っている。

 

第7章

世の中に傑出した人物などほとんどいない。
たとえいたところで、その人物が自分の配下になってくれるかどうかは別の問題だ。

 

世のほとんどの人は凡人なのだから、
その凡人をうまく使うスキルを学ぶことが大切なのである。

 

日本人の多くは、謙虚ですばらしい人格を持ったリーダーを好むが、
そういう人は実際にリーダーにはなれないのである。

 

歴史に名を残すレベルの企業を作ったようなリーダーというのは、
みなある種の「狂気の人」であることが多いのだ。

 

第8章

サラリーマンとは、リスクをとっていないのではなく、
実は他の人にリスクを預けっぱなしで管理されている存在なのである。

 

社会経済全般の動向を知るために日経を読むことは不可欠なことだ。
だがそこでほかの人々と同じように考えてはいけない。

 

「投資」とは、お金を投資することだと一般的に思われているが、
本質的な「投資」とは、自分の労働力や時間、人間関係を投資することでもあるのだ。

 

第9章

あなたが「この会社は将来必ず大きくなる」とトレンドを読んで入社したとしても、
自分が一従業員として安い給料で雇われている限りは、意味がない。

 

社会に出てから本当に意味を持つのは、インターネットにも紙の本にも書いていない、
自らが動いて夢中になりながら手に入れた知識だけだ。

 

自分自身の人生は、自分以外の誰にも生きることはできない。

 

たとえ自分でリスクをとって失敗したとしても、
他人の言いなりになって知らぬ間にリスクを背負わされて生きるよりは、
100倍マシな人生だと私は考える。

 

人生は短い。
愚痴をこぼして社長や上司の悪口を言うヒマがあるのなら、
ほかにもっと生産性の高いことがあるはずだ。

 

もし、それがないのであれば、そういう自分の人生を見直すために自分の時間を使うべきだ。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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