「どんな人がわたしの記事を読み、喜ぶのか、本当に深く考えたことはなかった」を考える

「六年も記者をやっていたのに、どんな人がわたしの記事を読み、喜ぶのか」
「本当に深く考えたことはなかったのではないか」

「王とサーカス(米澤穂信)」の主人公・大刀洗万智の言葉。
この時の状況など、いろいろ考えていく。

スポンサーリンク

状況の説明

6年間に渡る新聞記者を辞め、独立したばかりのジャーナリスト・太刀洗万智。
ネパールに観光地の取材を目的に来ていたが、思いがけない事件に遭遇。

外国だが王族に関する事件のため、本来の取材を止めて本格的に行動を開始する。
会社員時代は仕事として取材をし、記事を書いていた。
しかし独立したことにより、記事を書くということ自体を考える。

そんな時に万智の頭をよぎったのが、今回の言葉となる。

感想と考察

今回は記者のこととして書いているが、全てに当てはまると考えている。

記者は書くことが目的ではなく、それによって何かを訴えている。
工場で物を作るのは目的ではなく、それを使う人がいる。
会社で事務や経理をしている人でも、その結果が誰かに影響を与えている。

四六時中このことを考えてしまうと、大変なことになる。
しかし間違いの無い事実である。

仕事に遅れる人は自分のことしか考えないが、それにより大きな影響が出る。
少し手を抜いた仕事をすると、それは誰かに迷惑を与える。

どんなくだらないと感じる作業でも、必要だから行っている。
単純作業としても、本来くだらない作業など存在しない。

もし視点を自分では無く、これからの影響に向けたとしたら?
おそらく、いや間違いなく何かが変わるだろう。

アマゾンへ
王とサーカス (創元推理文庫)

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

スポンサーリンク

関連記事&スポンサーリンク