2020年12月以降もコロナ禍の感染者数は増え続けている。個人的にはこれから2月ぐらい迄の間に2倍以上になる可能性は高いと予想している。
今回はこの件について考えていく。
コロナ禍の感染者数はまだまだ増える?
コロナ禍の感染者数増加で、医療崩壊を含むいろいろなことが言われている。そのため感染者数を減らすことばかりがアピールされている。
もちろん減らす努力をするのは当たり前だが、現実問題としてまだまだ増える可能性の方が高いと予想する。
インフルエンザのピークと重ね合わせると、2月頃には今の倍になっていても特に驚かない。
今は「これ以上感染者数が増えれば医療崩壊だ」という所で止まっているが、考えるべきは「倍になっても医療崩壊しないにはどうすればいいか」ではないだろうか?
もちろん国や政府が積極的に動くのが好ましい。しかし現状を一番把握しているのは医療関係の人達だろう。
そのため医療関係の人は「このままでは医療崩壊」をアピールするだけでなく、具体的に「医療崩壊しないための方法」を提案しないといけない。
お金かもしれない。人員かもしれない。国民の医者や看護師に対する対応かもしれない。どれをどのようにすればいいのかは、医療関係の人達しか分からない。
お金の問題にしても、どのように配分すればいいのかは非常に難しい。
医院に対して一律に行えばいいのか?
コロナ禍患者の受け入れ数によって行えばいいのか?
赤字の医院に対して積極的に行えばいいのか?
期間はどの程度を目安にすればいいのだろうか?
さらに問題は医院に予算を配分しても、末端のメンバーまで行き渡るとは思えない。「医療関係者を助けろ」という声は多いが、具体的には難しいのが現実だろう。
「指定感染症」の分類を変えるという案をよく聞くが、この決断をするのは限りない困難と責任がつきまとう。
これを行えば現状における医療現場の負担は減るだろう。しかし感染者数は増加傾向になる可能性が高い。
そうなると「どうなってるんだ!」と批判する人が増大するのが目に見えるようだ。
少し話は変わるが、分類変更は高速道路の最高速度問題に似ているように感じる。最高速度を100キロから120キロに変えれば、確実に全体の流れは良くなるだろう。
しかしこれによって事故が増える可能性は必ずしも否定できない。
「これで事故が増えたらどうするんだ!」
「死亡者数が増えても責任が負えるのか!」
「効率だけを求めて、人の命をないがしろにしてもいいのか!」
という感じの「人命最優先」的なコメントに反論するのは難しい。反論すると人格を否定されかねない。
多くの人の発言は正しい。しかしほとんどの人の発言は綺麗事だとも感じている。
ただ綺麗事=正論であることが多いため、お互いの妥協点が見つからず、ただ延々と不毛な議論が続いている。
結論として、コロナ禍に対する100点の方法は存在しない。60点でもいいので、出来る限りのより良き案を多くの人が選択することを望んでいる。
最後まで読んで頂きありがとうございました。