インデックスファンドの運用方法では「ドルコスト平均法」が推奨されていることが多い。では「ドルコスト平均法」が正解であり正しいのだろうか?
今回はこの件について考えていく。
ドルコスト平均法は正しいのか?
最初に結論を書いておくが、「ドルコスト平均法」が正しいか間違いかは分からない。
いきなり身も蓋もない結論だが、そうとしか言えないのが事実である。
また投資方法に正しいも間違いも存在しない。あるのは、結果として得をしたか損をしたかだけである。
「ドルコスト平均法」について細かい説明は省くが、簡単にメリットを言えば次になる。
経済は右肩上がりのため損失が出る時期はあっても、定額を定期的に購入していれば将来的にプラスになる。
上がるか下がるかを短期的に判断するのは困難のため、売買時期を考えても返って損失を出す可能性の方が高い。
「ドルコスト平均法」は最適解では無い。あくまで長期的に考えれば損失が出にくく、またプラスになりやすい方法であるに過ぎない。
当たり前だが、最適解は一番安いときに購入し、一番高い時に売ることを続けることである。これを繰り返すのが理想的なのは言うまでもない。
ただこれはプロでも困難のため、素人は考えない方が得をすることが多いのも、現状における事実といえるだろう。
ここまでの考え方から、「ドルコスト平均法」が方法として正しいかを論じるのは無意味である。
必要なのは、まず自分にとっての正解(求めるもの)が何かを知ることとなる。
現状で1000万円以上持っているのに、「ドルコスト平均法」が正しいと考えて毎月10万円ずつ購入することが正しいとは思えない。
もちろん間違いではないが、他に方法があるように考える。
いま現在(2020年12月11日)は、株価が以前よりも高値になっているため、上昇する可能性もあるが、下降する可能性も高いため、投資判断は難しい所だ。
これは余談だが、素人が「ドルコスト平均法」を実行するのは、プロにとって都合がよい。なぜなら、売らずに買うばかりなので上昇傾向になりやすく、また下降リスクが減るからだ。
そういう側面があることも覚えておきたい。
インデックスファンドにおける「ドルコスト平均法」を批判的に書いて来たが、分かりやすく失敗しにくい方法であることも事実である。
20年以上の長期視点に立てるなら、間違いなくおすすめの方法である。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。