銀河英雄伝説ヤン・ウェンリーの名言まとめました

6巻 飛翔篇

仕事

「仕事をせずに金銭をもらうと思えば忸怩たるものがある。しかし、もはや人殺しをせずに金銭がもらえると考えれば、むしろ人間としての正しいありかたを回復しえたと言うべきで、あるいはけっこうめでたいことかもしれぬ」

ヤンが退役後に書いたと思われるメモになる。
仕事をしないでいられる収入源を得たいが、それが一番難しいですね。

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給料

「ああ、気にしないでください、大佐、誰しも給料に対しては相応の忠誠心をしめさなくてはなりませんからね。私もそうでした。あれは紙でなくじつは鎖でできていて人をしばるのですよ」

ヤンが自分を監視している帝国軍の大佐に話したこと。
本心だが、専制国家の軍人には伝わりにくい?

規律

「レンネンカンプという人は規律の信徒であるらしい。規律に反するものは善でも認めないし、規律どおりであれば悪でも肯定するんだろう」
「嫌いじゃない、気にくわないだけだ」

自由惑星同盟を実質的に監視している帝国のレンネンカンプについて、ヤンが評したこと。
「気にくわない」に全てが含まれていますね。

堕落

「吾々は敵の堕落を歓迎し、それどころか促進すらしなくてはならない。情けない話じゃないか。政治とか軍事とかが悪魔の管轄に属することだとよくわかるよ。で、それを見て神は楽しむんだろうな」

常駐している帝国軍に対して、ヤンが考えていること。
争いを無くすには規律正しい帝国軍が好ましいが、以前を取り返すには堕落した帝国軍が好ましい。
まったく自由を求めるには、争いを必要とするのだろうか?

労働

「これ以上、働いてたまるか。私は頭を使った。身体はべつの誰かに使ってほしいね」

これからの展望や方策を、提案し推し進めるヤン。
しかし実際の行動の全ては、別の人が行っていた...

信念

「信念とは、あやまちや愚行を正当化するための化粧であるにすぎない。化粧が厚いほど、その下の顔はみにくい」
「信念のために人を殺すのは、金銭のために人を殺すより下等なことである。なぜなら、金銭は万人に共通の価値を有するが、信念の価値は当人にしか通用しないからである」

信念について、ヤンの考え方になる。信念に限らず、「正しさ」や「正義」も同じですね。

「ほしいと思うのは、身体がそれを求めているからだ。だからほしいものをすなおに食べたり飲んだりするのが、いちばん健康にいいんだよ」

食に対するヤンの考え方だが、これは明らかに言い訳ですね。
「身体に悪いものほど美味しい」とは、よく言われることで...

冗談?

「世のなかには達眼の士がいるものだ。ちゃんとわかっている。そのとおり、私はなまけ心で寝ているのじゃなくて、人類の未来に思いをはせているのだ」

ヤンの行動にあらゆる意味を求めている人に対して、ヤンが同調している。
もちろんこの後には、ユリアンの逆襲が待っている...

戦争

「戦争の90%までは、後世の人々があきれるような愚かな理由でおこった。残る10%は、当時の人々でさえあきれるような、より愚かな理由でおこった...」

戦争の理由について、ヤンの考え方になる。
戦争の理由など、ほとんどが作られたものですからね。

連行

「心配しなくてもいいよ。何の罪やら見当もつかないが、まさか裁判なしで死刑にもしないだろう。ここは民主主義国家だ。すくなくとも政治家たちはそう言っている」

突然理由も分からず、連行されるヤンが話したこと。
理想と現実は、なかなか噛み合わない...

風聞

「ほう、もしかして私は何らの証拠もなく、風聞によって逮捕されたのですか」

尋問を受けるヤンは、「自身の風聞」について聞かされることになる。
たとえそれが事実であろうと、風聞で逮捕するのは恐ろしいことである。

「法にしたがうのは市民として当然のことだ。だが、国家が自らさだめた法に背いて個人の権利を侵そうとしたとき、それに盲従するのは市民としてはむしろ罪悪だ。なぜなら民主国家の市民には、国家の侵す犯罪や誤謬に対して異議を申したて、批判し、抵抗する権利と義務があるからだよ」

法に対するヤンの考え方になる。
個人的には「国家のために個人が犠牲になるのは間違っている」と解釈している。

救援

「生命のさしいれ、ありがとう」

拘束されていたヤンのピンチを救ったフレデリカに対して、ヤンが話したこと。
自分の生命が危険にさらされていても、感情の起伏があまり変わらないヤンだった。

超過勤務

「超過勤務、ご苦労さま」

同じく救援に駆けつけたシェーンコップに対して、ヤンが話したこと。
この言葉が出るところがヤンらしい?

エゴイズム

「だとすると、私もエゴイズムの使徒になるしかありませんね。必要とあれば私の属していた国家を、二束三文で帝国に売りわたすかもしれませんよ」

同盟の元首を拘束し、自分たちの意志を伝えているヤン。
その気になれば、この程度の駆け引きは行えるヤンだった。

新婚生活

「二ヶ月、たった二ヶ月! 予定どおりならあと五年は働かないで生活できるはずだったのになあ...」

予想以上に自体が急変し、穏やかな新婚生活は幕を降ろした。
これからは激動の時間が始まる。

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