銀河英雄伝説ヤン・ウェンリーの名言まとめました

7巻 怒濤篇

歴史

「宇宙はひとつの劇場であり、歴史は作者なき戯曲である」

ヤンが書きたかった歴史書の、一部分の言葉になる。
この言葉より、ヤンが自分すら客観的に見ていたのが分かる。

最高指導者

「最高指導者は文民でなくてはならない。軍人が支配する民主共和制など存在しない。私が指導者なんかになってはいけないんだ」

ヤンが考える指導者の立場になる。しかしこれは難しい問題だ。
多くの民衆が軍人を最高指導者に選んだら、それはどうなるのだろうか?

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任命

「さあてね、両手に贈物をかかえたところにナイフを突き出されたら、よけようがないからね」

同盟が高位を持ってヤンの帰還を願った時、どうするかをヤンが考えたこと。
高位や贈物を提示されるほど、怖いものは無い...

帰還

「イゼルローンに帰るか...」

ヤンの勢力は現在、拠点もなく明確な予定も立たない状態になっている。
その全てを達成するためにイゼルローンへの帰還を考えているが、現在は敵が占拠している。
「帰るか」というのは、絶対の自信から来ているのだろうか?

価値

「鷹と雀では視点がちがう。金貨の一枚は、億万長者にとってとるにたりないが、貧乏人には生死にかかわるさ」

ローエングラム公がイゼルローン回廊を軽視していたことに対する、ヤンの見解になる。
もちろん、上下ではなく違いを示している。

未来

「...だが、いずれ必ず枯れるからといって、種をまかずにいれば草もはえようがない。どうせ空腹になるからといって、食事をしないわけにもいかない」

ヤンのこれから行おうとしている行為が、未来につながるかを懸念するボリス・コーネフに対して、ヤンが語ったこと。
意味や必要性ばかりにこだわると、本当に必要な時には無くなっている...

低能

「何が智将だ。私は救いがたい低能だ」

ある訃報を聞いた時、ヤンが叫んだことになる。
自分の限界を知っているヤンだが、今回は許せなかったようだ。

命令書

「それでは彼らは自分自身の処刑命令書にサインしたことになる。皇帝ラインハルトは彼らの醜行をけっして赦さないだろうよ」

軍人の一部が元首を暗殺し帝国に降伏した時、ヤンが話したこと。
いつの世でも同じことは行われるが、上手くいくこともあるので繰り返されるのだろう...

テロリズム

「陰謀やテロリズムでは、結局のところ歴史の流れを逆行させることはできない。だが、停滞させることはできる。地球教にせよ、アドリアン・ルビンスキーにせよ、そんなことをさせるわけにはいかない」

陰謀やテロがいかに無意味かを、ユリアンに話すヤン。
しかし個人にとっては意味があることが多いのも、問題の一つになる...

軍人

「ユリアン、吾々は軍人だ。そして民主共和政体とは、しばしば銃口から生まれる。軍事力は民主政治を産み落としながら、その功績を誇ることは許されない。それは不公正なことではない。なぜなら民主主義とは力を持った者の自制にこそ真髄があるからだ。強者の自制を法律と機構によって制度化したのが民主主義なのだ。そして軍隊が自制しなければ、誰にも自制の必要などない」

民主主義と軍隊の関係について、ユリアンに話しているヤン。
軍事力は必要だが、軍事力を持つものは軍事力を使う決断をしてはいけない。

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8巻 乱離篇

皇帝

「皇帝ラインハルトは、私と戦うことを欲しているらしいよ。その期待を裏切るような所業をしたら、彼は私を永久に赦さないだろうよ」

ラインハルトは敵を無くしたいのではない、前回直接対決で負けたヤンに勝ちたいのだ。
その点をヤンは正確に把握していたと言えるが、目的だけを達することを考えた冷徹な政治家でないことも露呈している。

宿命

「運命というならまだしも、宿命というのは、じつに嫌なことばだね。二重の意味で人間を侮辱している。ひとつには、状況を分析する思考を停止させ、もうひとつには、人間の自由意志を価値の低いものとみなしてしまう。宿命の対決なんてないんだよ、ユリアン、どんな状況のなかにあっても結局は当人が選択したことだ」

ユリアンが「宿命」という言葉を使った時、ヤンが返したこと。
常に自分の選択であり、自分の責任と考えている。

味方

「半数が味方になってくれたら大したものさ」

ヤンが過去にユリアンに話したこと。ただ残念なことに、批判する声の方が大きい...

未熟

「いや、お前はべつに未熟じゃないよ。いわばまあ半熟だな」

未熟さを自覚しているユリアンが訪ねて来た時、ヤンが返したこと。
特別な意味はなく、気を紛らわしているだけ?

敵将

「さすがに疾風ウォルフだ。あの用兵は奇をてらわないが、凡将のよくするところではない」

敵将の動きに対して、賞賛しているヤン。
ただ敵は双璧のミッターマイヤーのため、当たり前といえば当たり前だが...

部下

「ああ、その指揮官は鉄壁ミュラーにちがいないよ。異名にふさわしく、主君を守ろうとしているのだ。彼を部下に持ったという一事だけで、皇帝ラインハルトの名は後世に伝えられるだろうな」

敵の行動から、指揮官を予想したヤンになる。まったく褒めるのは敵ばかり...

「つまりは、人は人にしたがうのであって、理念や制度にしたがうのではないということかな」

帝国軍のラインハルトと部下の関係について、ヤンが考えたこと。
制度と人のどちらが優先されるべきかは、永遠の課題かもしれない。

脳細胞

「脳細胞がミルク粥になってて、考えごとどころじゃない。とにかく、すこし寝ませてくれ」

長時間の戦闘の後、ヤンが話したこと。意味は良く分からないが、状況はよく分かる。

作戦

「作戦をたてるだけでは勝てない。それを完全に実行する能力が艦隊になくては、どうしようもない」

艦隊運用の名人であるフィッシャーが戦死したため、ヤンが今後の不安を語っている。
「知っている」のと「出来る」のは、まったく次元が違いますからね。

思想

「きらいな奴に好かれようとは思わない。理解したくない人に理解される必要もない」

ヤンの人に対する接し方になる。良く言えば「達観している」と言えるが...

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戦略と戦術

「戦略は正しいから勝つのだが、戦術は勝つから正しいのだ。だから、まっとうな頭脳を持った軍人なら、戦術的勝利によって戦略的劣勢を挽回しようとは思わない。いや、正確には、そういった要素を計算に入れて戦争を始めたりはしないだろうよ」

ヤンの考える戦略と戦術の基本になる。
しかしヤン個人は、常に戦略的マイナスの立場から、戦術のみに特化していたが...

政治と経済

「戦術は戦略に従属し、戦略は政治に、政治は経済に従属するというわけさ」

ヤンの考える社会の流れになる。
そして経済は「人」に従属するため、全ての力は「人」が基本となる。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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