銀河英雄伝説ヤン・ウェンリーの名言まとめました

4巻 策謀篇

緊急

「緊急だったら重大に決まっているだろう」

ユリアンが全将兵が見るように連絡の合った放送について報告している時、ヤンが返したことになる。
それは嫌いなトリューニヒトの演説だったので、ほとんど八つ当たりではあるが...

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分裂

「分裂した敵の一方と手を結ぶ。マキャベリズムとしてはそれでいいんだ。ただ、それをやるには、時機もあれば実力も必要だが、今度の場合、どちらの条件も欠いているからな」

同盟政府が下した決断は、分裂した帝国の一方と手を結ぶものだった。
しかしそれはヤンの指摘通り、意味の無いものだった。

組織

「組織のなかにいる者が、自分自身のつごうだけで身を処することができたらさぞいいだろうと思うよ。私だって、政府の首脳部には、言いたいことが山ほどあるんだ。とくに腹だたしいのは、勝手に彼らが決めたことを、無理に押しつけてくることさ」

帝国から亡命してきたメルカッツ提督について、ヤンの考えとは別の人事が行われた。
それに対してヤンが自分を含めた不満を語っている。本当に組織というやつは...

自由

「思うのは自由だが、言うのは必ずしも自由じゃないのさ」

シェーンコップにそそのかされた時、ヤンが返したことになる。
相手を「バカ」と思うのは自由だが、「バカ」と言うのは自由では無いですからね。

必要

「必要がないなんて、そんなことがあるわけないだろう」
「必要がなくなったから傍に置かないとか、必要だから傍にいさせるとか、そういうものじゃなくて...必要がなくても傍にいさせる、いや、必要というのは役に立つとか立たないとかいう次元のものじゃなくてだね...」

ヤンはユリアンに下された異動について、本人に連絡した。
怒りを覚えるユリアンに対して、ヤンは常識的な話で説得しようとしたが、成功したとはいえない。
それに対して副官のグリーンヒル大尉に問われた時、ヤンは答えたのだが支離滅裂となる。

法則

「誰でも、帝国軍はイゼルローン回廊から侵入してくるものと考えている。そんな規則や法則があるわけでもないのにな」

ユリアンに対して、帝国軍の侵入ルートを話しているヤン。
それは考えたくもないような、今までの常識をくつがえすものだった。

国家

「現在の状況は古来から固定しているものと吾々は誤解しがちだ。だけど、考えてもごらん。銀河帝国なんて代物は500年前には存在しなかった。自由惑星同盟の歴史はその半分の長さだし、フェザーンにいたっては一世紀そこそこの歳月を経ただけだ」

国家についてヤンがユリアンに語ったこと。
日本も約150年前までは鎖国をしていたし、ほんの70~80年前まで戦争をよくしていた。
平和すら固定していると誤解している...

歴史

「そういう観点も歴史にはあるということさ」

帝国軍が「善」であり、同盟軍が「悪」として歴史が書かれる可能性があることを、ヤンはユリアンに語っている。
お互いに自分が「善」であり、相手が「悪」であると考えていることが救われない...

ノアの洪水

「ユリアン、ノアの洪水の伝説を知っているだろう? あのときノア一族以外の人類を抹殺したのは、悪魔ではなく神だ。これにかぎらず、一神教の神話伝説は、悪魔ではなく神こそが、恐怖と暴力によって人類を支配しようとする事実を証明している、と言ってもいいほどさ」

ユリアンに対して、「正しさ」や「正義」の考え方について話すヤン。
正しさや正義が優しさにつながるとは限らない。

国家

「どれほど非現実的な人間でも、本気で不老不死を信じたりはしないのに、こと国家となると、永遠にして不滅のものだと思いこんでいるあほうな奴らがけっこう多いのは不思議なことだと思わないか」
「国家なんてものは単なる道具にすぎないんだ。そのことさえ忘れなければ、たぶん正気をたもてるだろう」

国家の意味について、ユリアンに話すヤン。
国家のためなら「何をしても良い」と考えている人がいるのは事実ですね。

「酒は人類の友だぞ。友人を見捨てられるか」

ユリアンが酒量が増えていることを注意してきた時、ヤンが返したこと。
好きで飲んでいるのはいいが、「飲まずにはいられない」になると困りもの。

不安

「いや、困るんだ。感心すればいいのか、私より上というていどなら大したことはない、と不安がればいいのか...」

ユリアンの技術について聞いた時、「自分より上」と言われたヤンが返したこと。
これは正直として、美点なんですかね?

人生

「いいか、ユリアン、誰の人生でもない、お前の人生だ。まず自分自身のために生きることを考えるんだ」

フェザーンに旅立つユリアンに対して、ヤンが語ったこと。
ユリアンに対しては常識人的な発言をする。

主観と客観

「君が思いこむのは自由だが、主観的な自信が客観的な結果をみちびき出すとはかぎらないよ」

ヤンを高く評価するシェーンコップに対して、ヤンは自身のことを冷静に判断する。
「大言壮語する」感覚をヤンは持っていない。

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