銀河英雄伝説ヤン・ウェンリーの名言まとめました

2巻 野望篇

「もし私が銃を持っていて、撃ったとしてだ、命中すると思うか?」
「じゃ、持っていてもしかたがない」

銃を持たずに外出しようとしたヤンに対して、ユリアンが注意した。
その時にヤンが返した言葉になる。
能力を見極めている姿勢でもあるが、単に面倒くさいと考えているような...

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用心

「用心しても、だめなときはだめさ」

個人的にいくら用心しても、限界があることを悟っているヤンが話したこと。
ただ自分以外のシステムに関しては、出来る限りの万全は考えている。

式典

「あの二時間で、一生分の忍耐心を費いはたしたような気がするよ」

同盟と帝国で大規模な捕虜交換が行われた。それに出席していたヤンが話したこと。
必要かもしれないが、なぜ人は形式が好きなのか...

苦労

「世の中の半分以上は、兵士を多く死なせる司令官ほど苦労をしていると考えるのさ」

より少ない被害で、より平和的な方法で勝利することを、いつも考えているヤン。
しかし世間は「激戦を勝利した!」などの、直接的な苦労を評価することを不満としている。

副官

「君がいてくれないと困る。私はものおぼえが悪いし、メカにも弱いし、有能な副官が必要なんだ」

ある事件により、副官のグリーンヒル大尉の処遇が問題視されていた。
それに対してヤンは、本人には関係ないこととして引き続き副官を依頼する。

選択

「私はベストよりベターを選びたいんだ。いまの同盟軍の権力がだめだってことはたしかにわかっている。だけど、救国軍事会議とやらのスローガンを君も見たろう。あの連中は、いまの連中よりひどいじゃないか」

同盟領内で「救国軍事会議」と名乗る組織によるクーデターが発生した。
その対応を考えているヤンに対してシェーンコップが別の意見を出したが、ヤンはこのような考え方により却下する。

独裁者

「独裁者ヤン・ウェンリーか。どう考えても柄じゃないね」

シェーンコップは今回のクーデターを利用することにより、ヤン自身が最高権力者になれる道を話し出す。
しかしヤンには能力以前に、性格的なものが欠落している。

目的地

「最終的にはハイネセンへ」

今回のクーデターを軍事的には、ヤンが率いる一艦隊のみで処理しないといけない。
地方反乱の鎮圧と首都ハイネセンの奪回がそれにあたり、目的地を明確化している。
目標と目的の明確化は、トップにおける最低限の仕事である。

未来

「未来のヤン・ウェンリーがいるかもしれないさ。平和な時代なら、まだ私は無名のままさ。歴史学者の卵で、まだひよこにすらなっていないだろう」

クーデター鎮圧に同行しているユリアンが、敵に対して低い評価をしていた。
それに対してヤンは未来の可能性について話していく。
経験や実績などは、機会があって初めて出来ていく。

同姓同名

「ヤン・ウェンリーとかいう奴は、ずいぶんと偉い奴らしいな。あんたと同姓同名で、たいへんな差だ」

鏡を見ているヤンが、自分自身に対して皮肉ったこと。
世間ではヤンの評価は頂点に達しているが、本人は浮かれるどころか冷めきっている。

作戦

「やった! わかったぞ!」
「そうさ、勝つんだ。ヤン・ウェンリーは勝算のない戦いはしない、そうだろ?」
「喜んでくれ、作戦が決まったぞ。どうやら勝てそうだ」

敵艦隊の情報を得て勝利を確信したヤンは、喜びのあまりユリアンと踊ってしまう。
それを見ていた幕僚がいたので、最後の言葉は少しすました感じになる。

戦い前

「もうすぐ戦いが始まる。ろくでもない戦いだが、それだけに勝たなくては意味がない。勝つための計算はしてあるから、無理をせず、気楽にやってくれ。かかっているものは、たかだか国家の存亡だ。個人の自由と権利に比べれば、たいした価値のあるものじゃない...それでは、みんな、そろそろ始めるとしようか」

クーデーターの組織から派遣されている、艦隊との戦いを前にしてヤンが語ったこと。
本来なら味方同士であり、また国家というものに価値を見ていないヤンだった。

身の安全

「人間は誰でも身の安全をはかるものだ。この私だって、もっと責任の軽い立場にいれば、形勢の有利なほうに味方しよう、と思ったかもしれない。まして他人なら、なおさらのことさ」

日和見主義的な人に対して批判する幕僚に対して、ヤンが話したこと。
この程度のことで排除していたら、トップには立てない?

信念

「信念で勝てるのなら、これほど楽なことはない。誰だって勝ちたいんだから」

「必勝の信念」などの考え方を、全否定するヤン。少なくとも、人に求めるものではない。

腐敗

「政治の腐敗とは、政治家が賄賂をとることじゃない。それは個人の腐敗であるにすぎない。政治家が賄賂をとってもそれを批判することができない状態を、政治の腐敗というんだ」

救国軍事会議のメンバーに対して、政治の腐敗を説いている。
個人の腐敗なら対処すればいいだけだが、対処すら出来なければ力による争いに発展する。

正義

「人それぞれの正義さ」

救国軍事会議のメンバーと、「正義」が噛み合わないことに対してヤンが語ったこと。
正義など、人の数だけ存在する曖昧なもの...

民主主義

「今日は危なかった」
「トリューニヒトと会ったとき、嫌悪感がますばかりだったが、ふと思ったんだ。こんな男に正当な権力を与える民主主義とはなんなのか、こんな男を支持しつづける民衆とはなんなのか、とね」
「我に返って、ぞっとした。昔のルドルフ・フォン・ゴールデンバウムや、この前クーデターを起こした連中は、そう思いつづけて、あげくにこれを救うのは自分しかいないと確信したにちがいない。まったく、逆説的だが、ルドルフを悪逆な専制者にしたのは、全人類に対する彼の責任感と使命感なんだ」

少し長いが、ヤンが自国の民主主義に感じていることになる。
帝国の専制ではなく、同盟の民主主義を支持しているヤンとしてはやりきれない。

注意

「なにをあわてている。世の中には、あわてたり叫んだりするにたるようなものは、なにひとつないぞ」

あわてているユリアンに対して、ヤンが語ったこと。
しかし報告を聞いたヤンは、同じようにあわててしまう...

おだて

「私はおだてに弱いんでね」

帝国から亡命してきたメルカッツ提督を、受け入れることにしたヤン。
自分を頼りにしてきてくれたためだが、もちろんこれは冗談だろう。

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