シャーロック・ホームズの名言まとめました

シャーロック・ホームズの復活

空屋の冒険

再会

「いやあ、失敬失敬、ワトスン。びっくりさせたようで、まったくすまない。まさかきみがこれほど驚くとは思わなかったんだ」

ライヘンバッハの滝に落ちて死んだと思っていたホームズが、ワトスンの目の前に現れた。
また得意の「驚かし」をしたため、ワトスンは気を失ってしまった。

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仕事

「仕事こそが悲しみへのまたとない解毒薬だよ、ワトスン。そしてその仕事が今夜、ぼくらふたりを待っている──首尾よく解決に導ければ、そのこと自体がこの地上に生きたひとりの男の人生に、生きたあかしを与えてくれるというほどの大仕事なんだ」

ワトスンと再会したホームズは、早速本来の仕事にかかっていた。
そして久しぶりのコンビ復活となる。

自画自賛

「”歳月もわが限りなき変幻自在の才をむしばまず、度重ねてもそれが錆びつくことなし”ってところかな」

ある状況を作ったことに対して、自画自賛のホームズ。
そしてワトスンは、あい変わらず驚いてくれるのだった。

探究の継続

「シャーロック・ホームズ氏もいま一度、わがロンドンの複雑な暮らしが生みだすあまたの興味ぶかい小事件を前に、心おきなくそれらの探究にふけることができるというわけだよ」

ホームズを狙っていた大物を、捕まえることに成功したホームズ。
やっと暗殺からの危険を回避して、安心して昔のように事件に取り組めるのだった。

ノーウッドの建築業者

専門家の意見

「犯罪研究の専門家としての立場から言わせてもらうと、かのモリアーティー教授が亡きひととなって以来、このロンドンという街も、まったくつまらない土地になってしまったよ」

不謹慎な話だが、本音でもあるのだろう。
探偵を仕事としているホームズとしては、犯罪が無くなっても困りますからね。

はっきりしている点

「しかしぼくから見ると、この事件にはまだはっきりしない点がないでもないんだ」
「それがね、レストレード君、ぼくに言わせれば、ちとはっきりしすぎてるのさ」

何がはっきりしていないのか、理解できないレストレード警部。
それに対してホームズは、はっきりしすぎている点をあげるのだった。

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失敗

「なにもかもうまくいかなかったよ、ワトスン──どの点をとっても、まずいことこのうえなしだ。レストレードの前では強がってみせてたが、今度ばかりは、正直なところ、やっこさんのほうが正しくて、こっちがまちがってるんじゃないかって気がしてきた。ぼくの勘はこぞっていっぽうをさしてるんだが、事実はこぞって逆の方向をさしてる」

初めに感じた直感と、出てくる事実が合わないことに悩むホームズ。
しかしこの違和感こそが、大切な時がある。

理由

「言っとくけどね、レストレード君、ぼくのやることには何事によらず、必ずれっきとした理由があるのさ。さっき、そっちの旗色がいくらかよさそうだったとき、少々ぼくをからかってくれたのは覚えてるだろう。だからいまは、ぼくがすこしばかり勿体をつけたって、文句をたれるのは我慢してもらわないとね」

新たな証拠が見つかって得意になっているレストレード警部に対して、ホームズは逆の意見を持っていた。
そしてある仕掛けを実行するのだった。

踊る人形

驚かせる効果

「じつはね、ワトスン。推論のひとつひとつがそれ以前のものにもとづいていて、しかもそれぞれがごく単純なものである場合、ひとつながりの推論を組みたてるというのは、けっしてむずかしいことじゃない。そのうえで、そうやって組みたてた連鎖のうちから、まんなかの部分をことごとく吹っ飛ばして、出発点になった推論および結論にあたる部分だけを提示してみせれば、だれでも──まあいくらか虚仮おどしの気味はあるにしろ──確実に聞き手をあっと言わせるだけの効果を生みだせる」

いつものようにワトスンの行動を言い当てたホームズ。
その相手を驚かせる効果的な方法について話している。

種明かし

「ほら、言ったとおりだろう。どんな難問もいったんきみに種明かししてしまうと、たちまち、児戯に等しいということになっちまうんだ」

いつものように種明かしをしたホームズは、いつものようにワトスンに言われていた。
これはもはや、お決まりの展開となる。

人間の考え出したもの

「人間の考えだしたものなら、ほかの人間が仕組みを見破ることだってありうるさ」

暗号を作った犯人に対して、ホームズが語ったこと。
正確には、「人間の考えた仕組みなら、自分に分からないことはない」だろうか?

ひとりきりの自転車乗り

愛と身勝手

「きみはそれを愛と呼ぶか、このわたしに言わせれば、身勝手というものじゃないのかな?」

ある人物の行動を非難したホームズ。ホームズにとっての第一は、常に依頼人の安全になる。

プライアリー・スクール

怠慢

「もっと早くぼくに相談を持ちこまれなかったのは、なんとしても怠慢でしたな。おかげで捜査には途方もないハンディキャップがついてしまった」

依頼人の相談するタイミングが遅いことに、不満を漏らすホームズ。
初期捜査の重要性を知っているためだった。

ありえない

「ありえないとは言い得て妙だね。たしかにありえないんだ、ぼくの話したとおりなら。したがって、この推論はどこかまちがっているに相違ない」

あり得ない推論を立てたホームズ。ワトスンに指摘されるが、間違っているのを理解する大切さも知っているホームズだった。

道義的責任

「ぼくはかように考えます──ある犯罪に手を染めたものは、その犯罪から派生したべつの犯罪にたいしても、道義的責任を負うものである、と」

犯人に対して、事件とは関係あるが犯人自身は関係していない犯罪に対して、道義的責任を問いかけるホームズ。
違法ではなく、あくまえで道義的責任となる。

興味ぶかいもの

「これはぼくがこのたび北部地方でお目にかかった、二番めに興味ぶかいものです」
「ぼくは貧乏人でして」

ある製品を見た時、二番目に興味深いと話したホームズ。
一番目を効かれた時に答えたのは、手帳に挟まれている小切手だった。

ブラック・ピーター

痕跡

「いいかいホプキンズ、ぼくはずいぶんたくさんの犯罪調査を手がけてきたが、それでも、宙を飛ぶ生き物がやったという犯罪には、ついぞお目にかかったことがないよ。犯人が二本脚で動く生き物であるかぎり、必ずやなんらかの痕跡を残しているはずなんだ」

犯人の痕跡がないという警部に対して、ホームズが冗談を含めて話したこと。
ホームズには分かることでも、警部には分からなかっただけとなる。

可能性

「いつの場合も、べつの可能性というものを考慮に入れて、それへの備えをしておく。これぞ犯罪捜査の常道であり、その第一歩でもあるんだがね」

ある一つの解釈に固執する警部に対して、ホームズが不満を話している。
確定していない段階で、決めつけてしまうと間違った方向に進む可能性がある。

恐喝王ミルヴァートン

結婚

「ねえワトスン、ぼくが結婚しようとしてる男に見えるかい?」
「やむをえないんだよ、ワトスン。いちかばちかの勝負なんだから、使える手はぜんぶ使わなくちゃ」

ワトスンに結婚する予定を話すホームズ。
しかしそれは捜査のために、相手をその気にさせているだけだった...

泥棒

「こっちの目的にかなうんだよ。ねえワトスン、ぼくは今夜ミルヴァートンの屋敷に押し入るつもりなんだ」

結婚詐欺の次は、泥棒までするつもりのホームズ。
ホームズの職業倫理や法令遵守は、道義的な物を優先するのだった。

三人の学生

幸運

「おみごと! どうやら幸運がきみに味方したようだ」

初めは受ける予定の無かった依頼だが、内容を聞いていくうちに興味が湧いてきたホームズ。
ここで言う幸運とは、「ホームズが捜査をする気になった」こと自体になる。

金縁の鼻眼鏡

推理

「なに、ぼくの推理なんて、いたって単純なものだよ。そもそも、眼鏡以上に推理の助けになってくれるものなんて、見つけるのがむずかしいくらいなんだが、この眼鏡なんか、その点ではとくにきわだっている」

眼鏡からいろいろな情報を引き出すホームズ。お得意のやつですね。

連鎖の環

「こう見えてもぼくは、推理という連鎖の環をひとつひとつ入念に鋳造し、鍛えあげてきたつもりでして、その鎖の強度については自信があります」

相手に対して推理結果に自信があることを、鎖を例えに話すホームズ。
相手が「冗談」と言ったことで、少し強い口調にもなっている。

スリークォーターの失踪

別の世界

「オーヴァトン君、きみはね、ぼくとはべつの世界に生きてるんです──ずっと甘美で、かつ健康的な世界にね。ぼくの関心は、広く枝分かれして、社会のあらゆる側面に向けられてきたが、幸か不幸か、アマチュア・スポーツという、この国の最良にしてもっとも健全な世界には向けられてこなかった」

依頼人がホームズがあまりにもスポーツ選手に疎いことに驚いている時、ホームズが答えたことになる。
探偵業に関する以外の知識に、全く興味がないホームズだった。

捜索の後

「ひとりの人間が消息を絶ったなら、行方をつきとめるのがぼくの仕事ですが、いったんつきとめてしまったら、ぼくとしてはその件は終わりです。さらに、そこに犯罪がからんでいるのでないかぎり、それを表沙汰にするのもぼくは好みません」

失踪していた人物を見つけたホームズ。
しかしその後は、それぞれが望む解決を優先し、興味本位で表沙汰にすることはないホームズだった。

アビー荘園

推理法

「書くさ、ワトスン、いずれはきっと書く。ただしいまは、ご承知のとおり、かなり忙しい。晩年にはぼくの推理法という芸術を集大成して、一巻の浩瀚(こうかん)な教科書にまとめようと考えてはいるんだが」

ワトスンが書く小説に対して、いつものように不満を述べるホームズ。
それにワトスンが反発した時、ホームズも自分でまとめることを話すのだった。

本能

「たんなる気まぐれとしか思えないものにきみを巻きこんで申し訳ないんだが、しかしねワトスン、ぼくはどうあってもこの事件を、ああやってかたづいた、そのままのかたちでほうっておくことができないんだ」

完璧な話でかたずいたように見えた事件だが、ホームズの本能が間違いに気づいていた。
そしてそれを、そのままにはしておけないホームズだった。

最終場面

「いまがそのときさ。いまこそきみは、このささやかだがじつに注目すべきドラマの最終場面に立ち会おうとしてるんだよ」

ワトスンに対して、最終場面が近づいていることを話すホームズ。
ホームズの言い方は、常にドラマ的な要素を含んでいる。

真実

「まさしく、ぼくの考えていたとおりだ。いまの話が一言一句、真実に相違ないことはわかっている──なぜなら、きみの口からはぼくの知らないことはほとんど出なかったからね」

ある人物に対して事実のみを話すように要請し、内容に納得したホームズだった。

無罪放免

「”民の声は神の声”とは古来言われるとおりだ。きみを無罪放免とする。今後、法がだれかほかの犠牲者を見つけだすことでもないかぎり、きみはこのぼくからは永遠に自由だ」

相手の話を聞き、ワトスンに判決を依頼したホームズ。
それを聞いたホームズは、相手を捕まえないことを宣言するのだった。

第二の血痕

依頼拒否

「お二方は、この英国でもっとも多忙であられる身、しかしこのぼくもまたささやかながら、多くの依頼に追われている身なのです。せっかくですが、この件でご協力はいたしかねますので、これ以上の話し合いは時間の無駄かと愚考します」

立場の高い依頼人が来たが、紛失した書簡の内容は話さなかった。
その時にホームズは信頼関係が成り立たないとして、依頼を拒否するのだった。

女性の行動

「女性の行動の動機ほどはかりがたいものはない」

ある女性の行動に対して、何かを感じているホームズ。
しかしそのホームズにしても、絶対的な自信は持てないのだった。

秘密

「当方にもまた当方なりの外交上の秘密というものがありまして」

国家レベルの紛争の火種になる書簡を取り戻し、奇抜な方法で丸く収めたホームズ。
不思議がる相手に対して、ホームズは軽く返すのだった。

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