シャーロック・ホームズの名言まとめました

シャーロック・ホームズの冒険(2/2)

くちびるのねじれた男

「ねえ、ワトスン、きみは沈黙というすばらしい資質に恵まれているね」
「だからこそきみは、かけがえのない旅の道連れなんだ」
「実際、ぼくにとっては、話したいときに話し相手になってくれるだれかがいてくれる、これほどありがたいことはない」

急な依頼でも受けてくれるワトスンに対して、ホームズが語ったこと。
話したい時に話せるというのは、話したくない時に話さなくていいとのセットになる。

「じつはこの事件、うわべはばかばかしいほど単純に見えるが、そのくせ、どこから手をつけたらいいのか、さっぱりわからないときている」
「いってみれば、糸口は山ほどありそうなのに、どれもしっかりつかめない、といったところかな」

単純であり、また情報が多いために、返って混乱しているホームズ。
それをまとめるのにワトスンと話すのは、最良の手段となる。

「これでもぼくはいろんな経験をしてきましたから、女性の直観のほうが、分析的推理による結論よりも値打ちがある場合もある、それを知らないわけではありません」

まだ結論に達していないホームズに対して、依頼人の女性は自分の考えを話しだした。
それは論理的なものではなかったが、それゆえに真実をついている可能性も示唆していた。

青い柘榴(ざくろ)石

「シャーロック・ホームズというものだが、他人の知らないことを知るというのがぼくの商売なんでね」

ある人物に対してホームズが話したこと。少し冗談っぽい感じですね。

「いまはクリスマス──ひとを許す季節だ」
「ひょんなことから、すこぶる珍しくて風変わりな事件が、ぼくらの手にころがりこんできた」
「だから、その解決それ自体がひとつの報酬なのさ」

ある犯罪を解決したホームズだが、犯人を警察には突き出さなかった。
善意ばかりではないが、自身の正義と合えば、必ずしも法の番人ではないホームズだった。

まだらの紐

「はは、なかなか愉快なご仁だね」
「あともうすこしここで辛抱していてくれれば、ぼくも体の大きさでは及ばないまでも、腕力ではたいしてひけをとらないことを証明してやれたんだが」

ホームズを脅迫に来た人物は、暖炉の火かき棒を二つ折りに曲げてから帰っていった。
それに対してホームズは、曲がっている火かき棒を元に戻しながら話したのだった。

「隠微も隠微、忌まわしさもじゅうぶん、まさにお釣りがくるくらいさ」
「医者が悪の道に走ると、最悪の犯罪者になる傾向がある」
「なにしろ度胸もあり、知識にも事欠かないからね」

医者が犯人と考え、警戒しているホームズ。
確かにいつも生命と向き合っているため、良くも悪くもあっていますね。

「暴力を用いれば、畢竟(ひっきょう)、それがおのれにはねかえってくる」
「他人のために穴を掘るものは、自らその墓穴に落ちる。因果応報さ」

ある人物の状況に対してホームズが語ったこと。全てがそうあればいいのだけれど。

技師の親指

「経験を得たさ。間接的ながら、それがいずれ役に立ってくれるときがくる」
「今回の経験を言葉にして語るだけで、これから先一生、座談に長けたひととして評判を得られるだろうからね」

結果として依頼人はケガをした上に、何一つ得るものが無かった。
そんな依頼人に対してホームズが語ったことだが、ようは考え方次第ですね。

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独身の貴族

「これはどうも、あまりありがたくない社交的なご招待と見たね」
「そういう場所に出ると、退屈させられるか、心にもない嘘を強いられるかするだけなんだ」

高級そうな手紙が来ていたのでイヤな予感がするホームズだったが、予想外の相手だったため、好奇心が上回る。
しかしホームズの性格がよく分かる言葉ですね。

「いやね、ワトスン、気どって言うわけじゃないが、依頼人の身分なんてのはこのぼくにとって、事件への興味ほど重みもないんだ」

依頼人の身分にはまったく興味を持たないホームズ。
実際、高貴な依頼人の案件も平気で断るし、また報酬が低くても興味があれば引き受ける。

「かたじけなくもあのお殿様、ぼくの頭をご自分の頭と同列に扱ってくれたよ」

ホームズの言い方が気に入らず、少し怒り気味で帰った依頼人。
しかし不満を持っているのは、ホームズも同じだった。

「たしかになにもないと見えるかもしれない。それでもやはり、きわめて重要なんだ」

レストレード警部が持ってきたメモを見た時、ホームズが話したこと。
ホームズがよく言っているように、見えていても観察できていない。

緑柱石の宝冠

「問題があなたや警察の当初考えたのよりも、はるかに底の深いものであると、まだお気づきにならないのはなぜでしょう」
「あなたには、事件は単純なものと見える。ぼくにはそれがきわめて複雑なものと見える」

依頼人が単純な考えに固執し、また冷静さを欠いていることに対して苛立ちを隠せない。
こういう場合、少し辛辣な表現を使うホームズだった。

「残念ながら、ありうるありえないの問題ではない。事実なのです」

ある事実を信じない依頼人に対して、ホームズが話したこと。
事実は残念ながら、残酷な要素も含んでいる。

橅(ぶな)の木屋敷の怪

「ぼくはいつだってそうなんだ──いつ見ても、なんだかぞっとさせられる」
「これは経験から言うんだけどね、ワトスン、こういう明るく美しい田園のほうが、ロンドンの最低、最悪の裏町なんかより、よほどおそるべき悪の巣窟だと言うべきなんだよ」

田園風景が広がる田舎の恐ろしさを語るホームズ。
日本の小説でも残忍は犯罪は、町より村で起こるイメージですからね。

「いいかいワトスン、きみも医学者として、両親を観察することで子供の性向を診断するということは、たぶん日常的にやっているはずだ」
「なら、逆もまた真なり、とは思わないか?」
「ぼくにはたびたびそういう覚えがある──子供を観察することで、両親の性格をはじめて正しく認識することができた、という覚えがね」

親子の性格の関連性を話すホームズ。
大人は性格を隠すこともあるので、子供から見るという考えもありますね。

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