シャーロック・ホームズの名言まとめました

シャーロック・ホームズの冒険(1/2)

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ボヘミアの醜聞

「そりゃそうだろうさ。きみはたしかに見てはいる。だが観察はしない」
「見るのと観察するのとでは、大ちがいなんだ」

ワトソンに対して、自分との違いを話すホームズ。
例えば、すずめは誰でも知っているが、すずめの外見的特徴を話せる人は少ない。
これと同じこと。

「このときちらっと目にはいっただけだが、たしかにきれいな女だったよ」
「あれならば男が焦がれ死にしても無理はない、そんな美貌だった」

今回のターゲットとなる美女、アイリーン・アドラーを見たホームズの感想になる。
ホームズが外見を褒めるのは珍しい。

「いや、これよりもぼくにとって、もっと価値のあるものを陛下はお持ちです」
「この写真です」

捜査についてはアイリーン・アドラーに、してやられたホームズ。
くやしがるどころか、報酬としてアイリーンの写真を要求する。
そして以後アイリーンのみ、「あの女性」なる敬称をつけるのだった。

赤毛組合

「近ごろぼくは、なまじ説明なんかするのはまちがってるって、そうさとりだしたところなんだ。諺にも言うじゃないか──”なべて未知なるものこそ偉大なれ”って」
「なのにぼくはばか正直が過ぎて、おかげでせっかくのささやかな評判も、いずれうたかたの露と消えることになるだろう」

依頼人に対して外見的推理を披露したところ、依頼人は説明を求めてきた。
気軽に話したホームズだが、あまりにも簡単なことだったので相手は落胆してしまう。
それに対するホームズだったが、今後も同じことが繰り返されることになる。

「ここの建物の配置だが、これをよく覚えておこう」
「ロンドンという街について、正確な知識を持っておくというのが、ぼくの趣味のひとつなのさ」

探偵という仕事上、土地勘を大切に考えるホームズ。それは趣味、それとも仕事?

「まあ退屈しのぎにはなったがね。おやおや、その退屈が早くもぶりかえしてきたぞ!」
「思うにぼくの一生というものは、平々凡々たる生きかたからのがれようとする闘いの、そのはてしなき連続じゃないのかな」
「その闘いでぼくを助けてくれるのが、こうしたささやかな事件なのさ」

事件解決後、ワトスンに退屈が嫌いなことを話すホームズ。
被害者が聞けば怒りそうですね。

花婿の正体

「人生というのは、およそひとの心が思いつけるようなどんなものよりも、はるかに不思議なものだね」
「実際には日常のごくありふれた事柄でしかないものにも、われわれの想像ではとても追いつかない部分がある」

ふいにホームズがワトスンに語ったこと。
いろいろな事件に関わり、人より多くの不思議を体験しているホームズでも、知らないことの方が圧倒的に多い。

「いや、ご心配なく。物事を知るというのがぼくの仕事ですから」
「たぶん、ほかのだれもが見落とすようなことでも、仔細に見てとるという訓練ができているんでしょう」
「でなければ、あなただって、わざわざぼくの助言をもとめにいらしたりはしないはずです」

依頼人の女性に対して、得意の外見的推理を指摘するホームズ。いつもの「つかみ」ですね。

「見えなかったんじゃなくて、気づかなかったんだよ、ワトスン」
「どこを見るべきかを知らないから、大事なところをみんな見落としてしまう」

依頼人の観察に対して、ワトスンにホームズが語ったこと。
見えていても自分に興味が無ければ、見えていないと一緒。

「かりに話したところで信じないだろうね。ペルシアの古い諺にもあるとおりさ」
「”虎子を得んとするものに災いあり、女より幻想を奪わんとするものにも災いあり”って」
「ハーフィズの言葉には、ホラティウスのそれにも劣らぬ含蓄があるし、おまけにこの詩人は世間をよく知っているよ」

依頼人には結論を話さないと決めたホームズ。
話すことによる問題より、話さないことの問題の方が小さいと判断する。

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ボスコム谷の惨劇

「ところが、その状況証拠なるものこそ曲者なのさ」
「それはひとつところをまっすぐ指し示しているかに見える」
「しかるに、視点をほんのすこしずらしてみると、そのおなじ証拠が、まったくおなじ揺るぎのなさで、それとは正反対のなにかを指し示しているとわかるんだ」

明らかな状況に納得するワトスンに対して、ホームズが反論したことになる。
小説の定番ですが、現実ではどうですかね?

「結構です。ですが、あなたを裁くのはぼくの役目ではありません」

犯人を特定し、相手から自白も受けたが、警察には連絡しなかったホームズ。
悪を憎むホームズだが、自分の正義と法律を天秤にかけた時、正義を優先することもある。

五つのオレンジの種

「ぼくの友達といえば、きみしかいないよ。べつに客を呼んだりすることもないしね」

雨の強い日に呼び鈴が鳴った時、ワトスンに対してホームズが話したこと。
事実かもしれないが、サラッといいますね。

「そこで、まず真っ先に考えるべきは、あなたの身にひしひしと迫っている危険を取り除くこと」
「謎を解いたり、悪人どもを懲らしめたりするのは、二の次、三の次です」

事件の解決より、依頼人の安全を第一に考えるホームズ。
ホームズにとって一番大切なのは、解決ではなく予防ということが分かる。

「今回の事件では、これまでの出来事の結果がどうなるか、それはまだつかめていない」
「それは推理によってのみ到達できるものだからね」
「五官に頼って解決をもとめる連中が、ことごとく行きづまったような難問でも、書斎にいるだけで解けることはあるんだ」

突然訪れた緊急で、また異常な事件に対して、方向性を見つけることが出来ないホームズ。
まず分かっている情報から、何かを導き出そうとしている。

「ぼくはプライドを傷つけられたよ、ワトスン」
「もちろん、けちな感情ではあるんだが、それでもプライドが傷ついたことはまちがいない」
「こうなれば、もはやぼく自身の問題だ。ほうっておくわけにはいかない」
「今後はこの命あるかぎり、いつかぜったいにこの悪党一味をこの手で捕えてみせる」

せっかく依頼を受けていたが、捜査を始める前に相手に先手を打たれたホームズ。
プライドが傷つき、そして報酬に関係なく、相手を捕まえることを宣言する。

「飢え死にしそうだよ。食べることなんか忘れてた。朝からなにも食べていない」

朝から捜査に没頭し、夜まで何も食べていないホームズ。
この集中力や行動力が、事件を解決に導いていく。

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