「銀河英雄伝説」ラインハルト(7~9巻)の名言・台詞まとめ

「銀河英雄伝説」ラインハルト・フォン・ローエングラム(7~9巻)の名言・台詞をまとめていきます。

 

7巻 怒濤篇

第一章 黄金獅子旗の下に

「去年のワインのまずさをなげくより、今年植える葡萄の種について研究しよう」
「そのほうが効率的だ」

 

「それにしても、ヤン・ウェンリーひとりを容れることもできない民主政治とは」
なんと偏狭なものではないか」

 

「次官の職責は尚書につぐものだ」

 

「卿の才幹がシルヴァーベルヒをしのぐものであれば」
「彼ではなく卿を尚書に任じたであろう」

 

「卿は恭謙にして自分自身を知る」
「それでよし」

 

「ビッテンフェルトの言やよし。予は考えすぎた」
「大義名分の最大にして至高なるものは、宇宙の統一である」

 

「予に居城など必要ない」
「予のあるところがすなわち銀河帝国の王城だ」

 

「当分は戦艦ブリュンヒルトが玉座の置きどころとなろう」

 

第三章 「神々の黄昏」ふたたび

「フロイライン・マリーンドルフは、ものごとの道理をよくわきまえている」
密告などを予が喜ぶものと思っている輩には、よい教訓になったろう」

 

「フロイライン・マリーンドルフは、人の心を映す銀の鏡を持っているようだな」

 

第六章 マル・アデッタ星域の会戦

「比類なく聡明なフロイラインでも錯覚することがあるとみえる」
「もしヤン・ウェンリーに敗北することがなければ、予は不老不死でいられるのだろうか」

 

「卿の進言は誤っていない」
だが、歴戦の老提督がおそらくは死を賭しての挑戦、受けねば非礼にあたろう」

 

他にも理由がないわけではないが、予と予の軍隊にとってはそれで充分のはずだ」

 

「あれはあれでよい。ビッテンフェルトが自重に度をすごすようなことがあれば」
黒色槍騎兵の長所をかえって殺ぐことになろう」

 

「他人に何がわかる……」

 

「お前は予などよりずっと気宇が大きいな」
「予には銀河系だけで充分だ」
「他の星雲はお前が征服するといい」

 

第七章 冬バラ園の勅令

「不満か。卿の忠誠心は貴重だが、度をすぎればそれが予をルドルフにするぞ」

 

「卿らのためにさく時間は、予には貴重すぎる」
「ひとつだけ聞いておこう」

 

卿らがことをおこなったとき、卿らの羞恥心はどの方角をむいていたのか」

 

「……フロイラインの予言したとおりだった」
「腐肉を食う輩は、自分の嗜好で他人を量るものらしいな」

 

「……奴らが下水の汚泥とすれば、マル・アデッタで死んだ老人はまさに新雪だったな」

 

「不死鳥は灰のなかからこそよみがえる」
「生焼けでは再生をえることはできぬ」

 

「あの老人は、そのことを知っていたのだ」
「奴らを処断して、ヴァルハラであの老人にわびさせよう」

 

「りっぱな男たちだ」
「そのような男たちが中堅以下の地位にとどまっているようだからこそ、
同盟は滅びたのだ」

 

「その者たちに危害を加えてはならぬ」
「さしあたり従順な者たちだけを登用して政務を担当させよ」

 

第九章 祭りの前

「ミッターマイヤー、そのくらいにしておけ」
「卿の口は大軍を叱咤するためにあるもの」
「他人を非難するのは似合わぬ」

 

「ここに宣言する」
「予はヤン・ウェンリーを予の前にひざまずかせぬかぎり」
「オーディンはおろかフェザーンへも帰らぬことを……」

 

「……予は呪われた生まれつきかもしれない」
「平和よりも戦いを好むのだ」

 

「流血によってしか人生をいろどりえなくなっている」
「あるいは他にやりようがあるのかもしれないのにな」

 

8巻 乱離篇

第一章 風は回廊へ

「ハイネセンが真に同盟人の敬慕に値する男なら、予の処置を是とするだろう」
巨大な像など、まともな人間に耐えられるものではない」

 

「ヤン・ウェンリーがいかに希謀を誇ろうとも」
「この期におよんで軍事上の選択肢はふたつしかありえない」

 

「進んで戦うか、退いて守るか、だ」
「彼がどう選択し、どう予をしとめようとするか、大いに興味がある」

 

「名将の器量が他の条件に規制されるとは気の毒なことだな」

 

「フロイライン、予が休息するとしたら」
「ヤン・ウェンリーに対する負債を、まず完済せねばならぬ」

 

「彼を屈伏させ、宇宙の統一をはたしてから、予にとってはすべてがはじまるのだ」

 

第三章 常勝と不敗と

「ヤン・ウェンリーも戦いを欲するか」

 

「ちがうな。勝利か死か、ではない」
「勝利か、より完全な勝利か、だ」

 

第四章 万華鏡

「これだ、これでなくてはな」

 

「予はこれまで戦うにあたって、受け身となってよき結果を報われたことは一度もなかった」
「それを忘れたとき、軍神は予の怠惰を罰したもうた」

 

「今回、いまだ勝利をえられぬゆえんである」

 

「ヤン・ウェンリーは狭隘な回廊の地形を利し、わが軍に縦隊列を強いて」
「わが軍の多数に対抗している」

 

「予はそれに対し、巧緻をもって報おうとしたが、これは誤りであった」

 

「正面から力をもって彼の抵抗を撃砕し、彼をふたたび起つあたわざらしめることこそ」
「予と予の軍隊の赴くべき道であろう」

 

第五章 魔術師、還らず

「宇宙の支配者に対してそうも歯に衣を着せない人間は」
「生者ではあなただけだな、フロイライン」

 

「あなたの勇気と率直さは賞賛に値するが」
「予がいつもそれを喜ぶと思ってもらってはこまる」

 

「キルヒアイスが諌めにきたのだ」
「キルヒアイスが言ったのだ、これ以上ヤン・ウェンリーと争うのはおよしください、と」

 

「あいつは死んでまでおれに意見する……」

 

第七章 失意の凱旋

「あなたから凶報を聞いたことは幾度もあるが、今回はきわめつけだ」
それほど予を失望させる権利が、あなたにあるのか?」

 

誰も彼も、敵も味方も、皆、予をおいて行ってしまう!」
なぜ予のために生きつづけないのか!」

 

「予には敵が必要なのだ」

 

「予はあの男に、予以外の者に斃される権利などを与えたおぼえはない」
「あの男はバーミリオンでもイゼルローン回廊でも、予を勝たせなかった」

 

「予の貴重な将帥を幾人も斃した」
「そのあげくに、予以外の者の手にかかったというのか!」

 

「ひとりの貴族が死んで一万人の平民が救われるなら」
「それが予にとっての正義というものだ」

 

「餓死するのがいやなら働け」
「平民たちは500年間そうしてきたのだからな」

 

「もし予が死んで血族なきときは、予の臣下でも他の何者でもよい」
「実力ある者が自らを帝位にでも王位にでもつけばよかろう」

 

「もともと予はそう思っていた」

 

「予が全宇宙を征服したからといって」
「予の子孫が実力も名望もなくそれを継承すべき理由はあるまい」

 

第八章 遷都令

「キルヒアイスの墓がオーディンにある」

 

「予が予のつごうで政庁と大本営を遷したからといって」
「故人の眠る場所をほしいままに動かすわけにはいくまい」

 

「予はいずれオーディンに還る」
「だが、その時期はまだ予の掌中にはない」

 

「還る日までに、すませておかねばならぬことが数多くあるはずだから」

 

9巻 回天篇

第二章 夏の終わりのバラ

「フロイライン」
「帰らないでほしい。ここにいてくれ」

 

「今夜は、ひとりでいることに耐えられそうにないのだ」
「たのむ、予をひとりにしないでくれ」

 

第三章 鳴動

「陰気で消極的なビッテンフェルト、女気なしのロイエンタール、饒舌なアイゼナッハ」
「浮気者のミッターマイヤー、無教養で粗野なメックリンガー、いたけだかなミュラー」
「皆、彼ららしくない」

 

「人それぞれ個性というものがある」

 

「ロイエンタールが法を犯したとか、相手をだましたとかいうならともかく」
「色恋ざたで一方だけを被告席に着かせるわけにもいくまい」

 

第五章 ウルヴァシー事件

「無用の心配をするな、エミール」
「予はいますこし見栄えのする場所で死ぬように決めている」

 

「皇帝の墓所はウルヴァシーなどというのは、ひびきがよくない」

 

「撃つがいい。ラインハルト・フォン・ローエングラムはただひとりで」
それを殺す者もひとりしか歴史には残らないのだからな」

 

「そのひとりに誰がなる?」

 

「予は、卿を、死後に元帥にするがごときを望まぬ」
「いくら遅れてもかまわぬ、後から必ず来いよ」

 

第六章 叛逆は英雄の特権

「……ルッツはよく予を見すてずにいてくれたものだ」
「それどころか、生命を擲って予を救ってくれた」

 

「予は愚かだった」
「小人の権利を守って、有能な忠臣に不満と不安をいだかせていたとはな」

 

第七章 剣に生き……

「だが、ロイエンタールを討って、それでおれの心は安らぎをえるのだろうか」

 

第九章 終わりなき鎮魂曲

「おれ自身が戦ってこそ、ロイエンタールを満足させてやれたのだろうか……」

 

「卿は死ぬな」
「卿がいなくなれば、帝国全軍に、用兵の何たるかを身をもって教える者がいなくなる」

 

「予も貴重な戦友を失う」
「これは命令だ、死ぬなよ」

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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