「高校生ワーキングプア」の名言まとめました

「高校生ワーキングプア(NHKスペシャル取材班)」より名言をまとめていきます。

貧困に苦しんでいる世帯がある。
しかもその貧困は外からは分かりにくく、そして本人たちは隠そうとする。
その現状に切り込んだ一冊。

スポンサーリンク

貧困

個人個人が貧困を覆い隠そうとするだけでなく、社会そのものが貧困を見えにくくする装置となってしまっている。

自分が貧乏なことを知られたい人はいない。
そこから無理してでも普通に見られようとする。
結果、その努力分だけ出費もあり、また余裕も無くなってしまう。
ここで取り上げられる貧困は絶対的な貧困ではなく、相対的な貧困になる。
社会である以上、相対的な貧困は100%存在する。
何を持って相対的な貧困と考えるのは、常に難しい問題となる。

働くこと

働かなければ、学べない。それどころか、食べていくこともできない。

高校生がアルバイトをしなければ、学費どころか食費も困っている現状になる。
この取材に出てくる人の大半はシングルマザーである。
事故や病気などの不慮によるものなら同情するが、個人的な感情による別れとすれば、どこまで配慮しなければならないかは分からない。
もちろん暴力などがあったなら別だが、その点も結婚時に考えるのは普通では無いだろうか?
その判断に失敗したに過ぎない。
このように考える人もいるので、国の支援にも否定的な人がいるのは事実となる。
現在の状況だけを書いていると、本質が見えなくなる。

SOS

自らを犠牲にしながら働く高校生たちは、学校でもアルバイト先でも、SOSを発することはなかった。

生徒から信頼できる大人だと思ってもらえないと、子どもたちの本音は分からない。
しかし、今の高校の現場は、教師が忙し過ぎて、本来あるべき姿から逆行してきているのではないか。

貧困を知られたくは無いので、話すことはためらうだろう。
そして話すとしたらよほど信頼しているか、もしくは助けてくれそうな人だけになる。
結局これが現実になる。
貧困は話せない、のではなく、話しても仕方がないと思っている。
そして事実、何も変わらない。
大きな目で見れば、日本に住んでいる人の優しさと余裕が足りない。

世間の声

借金までして、大学へ行く必要があるのか。

奨学金に対する、世間の反応の一つとなる。
個人的には、この言葉に賛成の立場を取っている。
実際、私自身も奨学金を選ばず、大学には行かなかったが後悔は全くしていない。
正確に言えば大学に行かなくてもいいように、工業高校を選んだ。
貧困はいいことではないが、貧困ならより頭を使う必要がある。
なるべくお金がかからない方法のスタートを、切るべきだと考えている。
大企業や特定の仕事を選ばなければ、必ずしも学歴は必要ではない。

奨学金

夢、ちりばめてる感じするけど。笑っている場合じゃないんですよ。
これを借りるってことは。

奨学金のパンフレットを見た女子高生が話したこと。
いかに都合のいいことを書いても、奨学金は借金である。
借金である以上、借りる方に選択権が有る。
そこから考えると、この発言の気持は分かるが、方向性は間違っている。
嫌なら借りなければいい。
この当たり前のことを他人のせいにすると、大きな方向性を間違ってしまう。
お金を借りて大学に行くことは、チャレンジすることである。
そして残念ながらチャレンジにリスクは付き物となる。
そのバランスを考えることが何よりも大切になる。
「大学に行った方が有利になる」程度の気持ちなら、借りない方をおすすめする。

アルバイト

働かないと生活できない。
でも働いて学業に支障が出てしまったら、なんのための高校生活なんですかね。

アルバイトによる疲労から、成績が落ちてしまった学生の話になる。
これはアルバイト先がブラックなことによる批判となる。
高校生側に立てば気持ちは分かる。
しかしアルバイト先の立場になれば、考え方も変わる。
「テスト前に休むようなら、根本的に雇わない」という選択肢もある。
これは経営者の自由となる。
アルバイトに応募してくれたので採用しているだけであり、強制的に連れてきた訳ではない。
初めと話が違うなら、辞めればいいだけになる。
常に働く側の言い分ばかり話題になるのは、何か違うと考えている。

現実

子どもの貧困について、「国や自治体の支援が必要だ」という主張に対して、「貧しいのは、頑張らない自分の責任だ」という、いわゆる自己責任論が未だに根強く残っている。

経済的な問題は、自分が頑張れば、どうにかなるっていうことでもない。

世間の声と本人の声になる。
国や自治体の責任にするのは簡単だが、おそらく言っている方も出来るとは考えていない。
もし考えているなら、具体的な方法論を展開するべきだ。
もしくは自分たちで具体的な支援策を行うべきである。
言うだけなら誰にでも出来る。

感想

貧困の現状について、調査はきちんとしている。内容も信頼できると考える。
しかし残念ながら、それだけになっている。
「みんなに考えてほしいと訴えているだけ」
「国や自治体が支援すべき、と正論を書いているだけ」
これにより状況が変わるとは思えない。
もう少し改善策があれば良かったと言うのが本音となる。
ただ状況を知りたい人には、分かりやすい一冊です。

↓アマゾンへ
高校生ワーキングプア:「見えない貧困」の真実

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

スポンサーリンク
関連記事&スポンサーリンク
スポンサーリンク