「10代から身につけたいギリギリな自分を助ける方法(井上祐紀)」の名言をまとめていきます。
10代から身につけたいギリギリな自分を助ける方法
Chapter 1
学校に行かない。
実はこれ、そんなに特別なことではありません。たとえば中学生なら、日本で約12万人が学校に行っていないんです。
まずは、自分の「しんどさ」に気づくことから始めましょう。
あなたたちはみな、「守られるべき存在」だから。
「がまんするべき存在」なんかではないからです。
悩みごとは、つらさや苦しさが大きくなるほどひとりで解決するのが難しくなっていきます。
だから、「学校に行けない」と感じてしまうほどのつらさを感じているのなら、だれかと「つながる(=相談する)」ことが必要です。
悩みごとがあると、毎日つらいことしかないように思えてきます。でもよく考えてみると、「いやじゃないとき」もあるものです。
実はこの状態こそ、悩みを抱える前の「もともとの自分」です。
Chapter 2
いやなことの「理由探し」は、つらいときに決してしてはいけないことなんです。なぜなら理由探しは、「今起こっていること」を認めたうえで始まるものだからです。
ひとりで過ごすことは、とても自由です。さらに、まわりを気にして自分を抑える必要がないので、いつでも自分らしくいることができます。
「疲れ」も「不機嫌」も「イライラ」も「落ち込み」も、すべてあなたの大切な一部です。「よい」「悪い」などと分類する必要はないし、そもそも分類することなどできません。
だれかのしたことが暴力に当たるかどうかは、「された側が痛みを感じたかどうか」によって決まります。やった側の意図は、まったく関係ありません。
Chapter 3
私たちは、「よい部分も、いまひとつな部分もある自分」以外のものにはなれません。
私は暴力を受けてはいけない人間だ。
本来、私たちはこの言葉に100パーセント同意できるはずです。でも暴力をふるわれると、この気持ちがゆらいできてしまうことがあります。
暴力の効果は、被害者に「自分が悪いんだから仕方がない」と思わせてしまうほど大きいんです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
10代から身につけたい ギリギリな自分を助ける方法 (Kindle)