月収15万円からの株入門(藤川里絵)

株初心者のための入門書。
資産がなくても株式投資は可能です。
株を始めようと考えている人、株を初めたけど上手くいかない人には最適な一冊。

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上がり下がり

10倍に上がる可能性があるならば、当然10分の1になる可能性もあるわけです。

ごくごく当たり前のことです。株式投資はリスクとリターンがセット。
負ける可能性を考慮して、投資は始める必要がある。

取引

株は勘では負けるということ。
ただし、きちんと知識を身につければ、誰でも利益が取れるということです。

これは半分正しくて、半分嘘です。
もちろん適当にするよりも、知識と根拠を持って投資をした方が結果はついて来るでしょう。
しかし誰でも利益が取れるなら、プロは常にプラスになります。
しかし、当然そんなことはありません。投資は自己責任で。

タイトル

派手なタイトルをうたった投資法は、概ね「その人だからできた」「その相場だから通用した」ということがほとんど。
誰でも再現できるかというと、おそらくたいていの人は失敗すると思います。

本やセミナーのタイトルについて。
ほとんどの場合、方法が正しかったのではなく、その人が偶然その方法で成功しただけ。
少し違うが、宝くじでも何人かは必ず当たっている。
株は知識や方法もあるが、確率の比重も高い。
本やセミナーを受講しても、成功しにくい理由がこれ。
もちろん、派手なタイトルではなくても同じだが。

文系脳

株で利益を出すために必要なのは、理系脳より文系脳です。

著者が文系であり数字が苦手な関係から、このように考えているのだろう。
しかしこれには、かなり疑問がある。まるで、理系脳ではダメのよう?
もちろん文系脳で、数字ではない文章から情報を読み取るのは有効だろう。
しかし、数字から読み取るのも有効だ。
これは個性や特性であって、株取引における優劣ではない。

魅力

株にはそのリスクがあるので、怖いともいえるし、魅力的ともいえます。

株取引によりお金が減ることを恐れている人に対して、後押しするような言葉ですね。
迷っている人なら、株取引を初めてしまいそう。
ただ、この言葉で始めた人の大半は負けるでしょう。

四季報

四季報で全銘柄に目を通すことで今まで自分の興味の範ちゅうになかったすばらしい銘柄に出会うことがあります。

多くの人が銘柄を選ぶ時、ランキングでのスクリーニングを利用します。
しかしこれでは、目に入る銘柄が限られます。
その点、あの分厚い四季報を1ページごと見ていくと、いろいろな発見がある。
私もしたことがあるので、これは賛成です。
ただ当然、多くが目に入るので迷いも増えますが。

保有期間

最初から保有期間を決めてしまうのはナンセンスです。

よく短期投資派とか、長期投資派といいます。
しかし株は年数が経過すれば上がる、という訳ではない。
理想的には最高点で売るのが好ましい。
それがいつなのかは分からないので、保有期間を最初に決めることに意味はない。

自分の心

株で勝つか負けるかは、知識やテクニックよりも自分の心をいかにコントロールできるかです。

とりあえず知識があれば誰でも勝てる、という前言は無視します。
人の心は揺れやすい。とくに、お金が絡むと揺れやすい。
勝ちに有頂天になり、負けには落ち込む。そして判断がおかしくなる。
こうなれば、勝つ見込みは限りなくゼロですね。

損切り

損切りしたときの後悔より、しなかったときの後悔の方がずっと大きい。

損切りについては、永遠のテーマの一つですね。
「した方がいい」という人もいれば、「しない方がいい」という人もいる。
これについては、どちらのスタイルで行くか個人で決めるしかない。

投資資金

投資に使うお金はなくなってもいいお金ではなく、増やすために使うお金です。

投資資金は余剰資金を利用する、という考えを著者は否定しています。
投資はお金を増やすためにするのだから、現金は1ヶ月分あれば十分であり、他は全て投資に回すべき、と訴えています。
もっともらしいですが、これは危険な考え方ですね。
これでは来年必要な、子供の学費も投資に使えになってしまう。
この方は成功したからそれでもいいが、ちょっと極端すぎ。

増減

モノを増やさないコツは、何か一つ買ったら何か一つ捨てるというのが鉄則ですが、株もそれと同じです。

株の銘柄は必要以上に増やさず、増やすなら一つ売ってから増やしなさいと書かれている。
最近は優待のために多数持つのが推奨されることもあるが、多く持ちすぎるとそれぞれが分からなくなってしまう。
優待で有名な桐谷さんは、トータルでは大損していることをお忘れなく。

感想

非常に分かりやすい内容でした。
株を始めようと考えている人の入門書には向いています。
逆に知識がある人には、あまり目新しいことは書いていないので向かないでしょう。
ただ全体的に分かりやすい文章のため、誰もが利益が上がりそうに錯覚してしまう。
株取引は大半は負ける世界ですので、始める時は慎重に。
初心者には間違いなくおすすめ出来ます。
ある程度の方でも、初心を思い出したいなら価値があるでしょう。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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