「『あなた』という商品を高く売る方法」の名言まとめました

「『あなた』という商品を高く売る方法(永井孝尚)」より名言をまとめていきます。

あなたは自分の価値を知っているでしょうか?
自分の本当の価値を知らないのは、自分という一番大切なものを安売りしてるのと同じこと。
キャリアアップを目指しても方針が定まらず、結局何もしないで日々を過ごすことになる。
本書では、会社や組織のマーケティングではなく、あくまで自分をキャリアアップさせる具体的な指針が示されている。
「100円のコーラを1000円で売る方法」などでおなじみの著者が非常に分かりやすく解説している良書です。

見落とし

キャリアづくりで見落としがちなのは、自分のことを中心に考えるあまり、「あなたを必要とする相手は誰か? 自分がその人に対して何が出来るのか?」を考えないことだ。

人は自分の長所とか短所は考えるのに、その利点と欠点を真剣には考えない傾向にある。
例えば、就職の面接でも、
「御社の経営思想に共感して」
「私は協調性があります」
とかになり、具体的に何が出来るの? となる。
百歩譲って、新入社員ならまだ許せる。しかし中途採用なら、落とされて当然となる。
転職を考えている人、受けようとしている会社で役に立ちますか?

成功談と失敗談

成功談よりも、なかなか世に出てこない失敗談のほうが参考になることが多い。

世の中は成功談ばかりです。
例え失敗談が書かれていても、成功するための美談的な内容になっている。
しかし会社の多くが数年以内に廃業している現実から、圧倒的に失敗談の方が多いはず。
また具体的な成功談も役に立たない。気持ちは高ぶるかもしれないが役には立たない。
すでに終わっている成功は参考にはなっても、同じことをして成功するはずがない。
真似するのはあくまで思想になる。
失敗談からは自分への諌めを見つけることができる。
しかし成功談からは、気分の高揚以外は得られない。

出発点

自分という商品づくりの出発点は、「他人がやっていない、好きなことをする」ことだ。

圧倒的な実力があれば、人気のあるもので勝負することができる。
芸能界やマンガ家などが分かりやすいでしょう。
しかし、狭い門であることは言うまでもない。
また他人がしていなくても、自分が好きであっても、相手が興味を持たなければ意味がない。
「見つける」こと自体が最も難しい。

バリュープロボジション

「相手が求めていて、自分しか提供できない価値」のことを、「バリュープロボジション」という。

先程の内容を一歩進めている。
好きなことに関しては興味もあり、努力も苦にならない。
その結果、自然に自分しか提供できない価値を生み出すことができる。
問題になるのは、「相手が求めているか?」
理想的は自分の発信により、興味を生み出すこと。

ライバル

ポイントは、ライバルとの戦いを避け「戦わずして勝つ」ことを目指しつつも、「ライバルは意識しろ」ということだ。

「他人がしていないこと」と言っても、誰もしていないことはないでしょう。
また人気が出ると、マネする人も出てくる。
その時に相手を意識しないと、簡単に飲み込まれてしまう。
常に相手が出てくることを意識して、また情報をめぐらして、差別化出来る体制を整えておく必要がある。

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労力

同じ労力をかけるならば、苦手なことを克服するよりも、自分の強みの才能を伸ばして、ダントツの強みに育てることに集中すべきなのだ。

学校のテストなら80点から100点を取るよりも、50点から70点を取るほうが簡単です。
しかし社会においては平均点を上げても、せいぜい便利屋として利用される程度だけ。
価値があるとは言えない。
変化は少なくても80点から90点にアップするほうが、圧倒的に価値がある。
相手が望むことなら、例え1点でも得意なことを伸ばすべきです。

考え方

やれるだけやってみて、「やっぱりダメ」と思ってから仕事を替えても決して遅くない。

できないと思うから、「やらない」もしくは「辞める」という選択をすると現状維持もしくはマイナスです。
それに対して、「とりあえずやってみる」を選択すると、成功するも良し、失敗しても何かを得ることができる。
ただ注意したいのは、これにより精神的な大ダメージを受ける可能性があるなら、逃げるのも正解の一つとなる。

強みの確認チェック

あなたはその仕事が好きか?
その強みを必要な人がいるか?
その強みは誰も提供できないか?
その強みは真似するのが難しいか?

本書で書かれている、強みの検証方法です。
改めて聞かれると、全て「はい」と応えるのは難しい。
しかし自分が難しいと考えるのは、相手も難しいと考える。
全てに「はい」といえるものを見つけたいですね。

リスク管理

本来のリスク管理とは、リスクを避けるのではなく、リスクを受け入れてコントロールすることだ。

何もしないから安全というわけではない。
例えば、包丁について考えてみる。
使い方を知らなくて、包丁を使うのは危険である。
それに対して、安全な方法を学んでいる方がリスクを下げることが出来る。
このように知っている、もしくは実践している方がリスク管理できる。
小さなミスで済むことなら、どんどんチャレンジしていきたい。

継続の意味

物事で上達するコツは、続けることだ。
内発的動機付けで、仕事が好きになり、継続すれば、あなたの強みの種は育っていく。

内発的動機付けとは、「自ら興味を持ち、積極的に行動すること」と考えて下さい。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉がある。
人は嫌いなことを続けるのは困難です。
強みを考える時、必ず「好きなこと」を選ぶ必要がある。

優れた物語

必要なのは、ゴールを一つにするための、わかりやすくて魅力的な「優れた物語」だ。
「正確さ」はあるに越したことはないが必須ではない。

負けそうな戦いより、勝ちそうな戦いの方がやる気がでる。
無駄に思える仕事より、みんなに褒めてもらえる仕事の方がやる気がでる。
このように、気持ち一つで力がでやすくなる。
大切なのは、本当に「勝ちそう」とか「褒めてもらえる」かは問題ではないということ。
「負けそう」でも「勝てる」と思わせる人を「名将」と呼ぶ。

自分のストーリー

自分自身のストーリーをつくり、そのストーリーを自分で信じ込むことで、仕事にブレがなくなり、首尾一貫して目標に向って進めるようになる。

自分の正しさを信じている人と信じていない人、どちらの言葉に力がこもるでしょうか?
答えるまでもないですよね。
自分の正しさを信じるあまり、人の話を聞かずに失敗する人はいる。
しかし、自信なげに話す人よりはマシと言えるでしょう。
自分を信じ、戦略を信じ、人の良いところを吸い上げることが出来れば最強ですけどね。

リーンスタートアップ

リーンスタートアップで重要なのは、完全な戦略や計画をつくろうとしないことだ。
時間ばかりかかるからだ。
むしろ大まかで簡単な仮説をつくったら、すぐに簡単な実験をする。
その結果で仮説を見直す。

リーンスタートアップとは、まず簡単なテストを行い、その結果に応じて事業を拡大していく方式と考えて下さい。
日本人は失敗を嫌います。特に大きな事業に対しては失敗を嫌います。
それなのに初めから大きな投資を行い、結果を求めようする。
それは外見だけの印象で、結婚相手を決めるようなもの。
本来なら最初に話をし、気が合いそうなら付き合い始める。
その後、何回もデートを重ね、将来を共に歩めると判断して結婚を決意する。
もちろん、その後もいろいろなトラブルの解決が必要になるでしょう。
このように事業も、最初は「打診」から始めるべき。
その反応を確認しながら調整を行い、よりよい方向に進める。
事業を拡大した後のメンテナンスも、当然発生すると考える。
日本の企業は成功している時のメンテナンスに弱点を感じる。

失敗

人間はそもそも完璧ではないし、世の中も複雑なので、失敗しないなんてあり得ない。
むしろ失敗を前提に考え、「失敗からの学び」を活かしていくことが必要だ。

人間だれしも失敗はしたくないものです。
しかし、成功だけしていくことは困難です。
その結果、「何もしない」という意味のない守りに入ってしまう。
何もまったく新しいことをする必要はない。
今していることに関係する新しい分野で十分だろう。
失敗したときの対処が出来ていれば、失敗は怖くない。
分かっているリスクはリスクとは言わない。
失敗が許される、成功した時の効果が期待できることは、どんどんチャレンジしていきたい。

変化

自らが変わろうとせずに現状維持を目標とした時点で、待っているのはゆるやかな衰退だ。
自分の価値を高めるためには、変わり続けるしかない。

自営業者やフリーランスはもちろん、会社員も同様です。
いま出来ていることは、そのうち誰でも出来るようになる。
それは歴史が証明している。特に会社員の人は注意が必要だろう。
40歳を越えて新たなチャレンジをする人は少ない。
どんどん価値がなくなっていく自分を見つめ直しましょう。

感想

いろいろな自己啓発本やマーケティング関連、特に著者の他の作品を読んでいる人にとって目新しいことは少ない。
しかし知っているけど,していないことは多いはず。
本書を読むことで、忘れている自分への見方を思い出すことになる。
今回も分かりやすい内容と例が多く、素直に頭に入ってくる。
何度も定期的に読んで、自分を見直すことが出来る良書です。

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「あなた」という商品を高く売る方法

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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