「バカボンのパパと読む『老子』」の名言まとめました

「バカボンのパパと読む「老子」(ドリアン助川)」より名言をまとめていきます。

中国の思想書として有名な「老子」
その難解な内容を、バカボンのパパ流の言葉で分かりやすく解説。
老子の入門書として、おすすめの一冊です。

TAO

話してどうだとわかるようなものは、永遠不滅のTAOではないのだ。

本書は原文、日本語解説、バカボンのパパ流の解説の三種類が載っている。
ここで取り上げるのは、全てバカボンのパパ流の解説の一部分です。
原文とは多少異なるため、あくまでイメージとして読んで下さい。
老子の基本となる「道(TAO)」について。
「無為自然」などいろいろあるが、そんな単純な解釈だけではないですよね。
分からないからこそ、「TAO」なのかもしれない。

天地

天や地は人間に対してちっとも優しくないのだ。
あらゆるものはわらで作ったウナギイヌのように扱われる。

ここの解釈は非常に難しい。
自然の脅威を表しているように見える。
しかしここでは、「自然を制御することは出来ない」と理解したい。
逆らっても立ち向かっても、上手く制御することは出来ない。
そのため無理に制御せず、受け入れるようして対応するのが好ましい。

成功

仕事で成功したら、さっさとその場を去るのだ。それが天の道理なのだ。

成功してすぐに手を引くのでは、少しおかしなことになる。
あくまで、「固執しない」と考えたい。
利益を独占しない。
出来るだけ早く後継者を見つける。
なるべく口出ししない。
トップからは落ちるのではなく、降りるのが好ましい。

神秘の徳

ものを作って育てても、それを自分のものだと言いはらず、いろいろと力を注いでやっても頼りにしたりせず、大統領になってもみんなを支配しようとしない。
そんなことができるかな。もしもできたら、これが奥深い神秘の徳なのだ。

いろいろ書いているが、「世話をしても、世話を期待しない」と理解している。
多くの人は、「世話をされても、世話をしない」
もしくは、「世話をされたいから、世話をする」
どれがいいかは分かるが、実際にしているのはどれですか?

王様

一番いい王様は、みんなはその王様がいることを知っているだけなのだ。
次にいい王様は、みんなに好かれて誉められる人なのだ。
その次の王様は、みんなから怖がられる。
で、その次の王様は、みんなからバカにされるのだ。

王様というくくりなので、現代には合わないかもしれない。
しかしイメージとして、理解できるだろう。
「知っているだけ」とは、不満もなく日々の生活を送れること。
意識させずにバランスを取るほど、難しいことはない。

正しさ

自分のことを正しいなんて言い張らないから、逆に、何が良くて何が悪いのかはっきりわかるのだ。

自分が見ている世界がすべてだと思っている人はものごとの本質が見えてないのだ。

自分の意見が正しいと信じている人がいる。当然、自分と違う意見は間違っていると考える。
ここに議論の余地は存在しない。
「正しいものは正しい、間違っているものは間違っている」
もしかしたら、その人が見ている世界では正しいのかもしれない。
しかしそんな正しさを主張されても、迷惑以外の何物でもない。

正義の価値

TAOがみんなから離れてしまうと、徳というものをみんなが口にするようになる。
徳がなくなると仁愛がどうのこうのと言われ、仁愛さえなくなると正義が大手を振ってまかり通る時代になるのだ。

正義が随分下に見られている。
また正義の下に、さらに礼儀があると続きで記されているのは面白い。
確かに正義が大手を振ると、ロクなことがない。
正義と正しさは違う。その正しさは、正義を訴えている人の正しさとなる。
その多くは、周りの正義と異なることが多い。
正義を主張する人に、優しい人は少ない。

間違い

自分の意見が間違っていると思ったら、それを改めてもいいのだ。
ぶれるからこそまっすぐ進むこともあるのだ。ぶれない人は怖いのだ。

これは本文の解説ではなく、注釈的に書かれている言葉になる。
いかなる人でも間違う時がある。
また今は正しくても、後日間違っていることもある。
それは、気づいたら直せば良いこと。
被害が大きくなる前に、方向転換すれば良いこと。
それなのに、自分の間違いを認めない人がいる。
その意味のない強さが、あらゆる問題を生み出していく。

よけいなこと

よけいなことをするようでは、みんなの上に立てないのだ。

どこからがよけいなことかは難しいが、状況をつかんでいない人の考えは、周りの迷惑だけを生み出すことが多い。
上に立つものの役目は、大きな流れを調整するだけでいい。
必要以上に方法などを指示していたら、大切な流れすら乱れてしまう。

小さいこと

この世の難しいことは必ず易しいところから起こり、この世の大きなことは必ずちっちゃなことから起こるからなのだ。

問題が小さなうちに解決しておけば、簡単に終わることは多い。
しかし少しの手間を省いたために、後で大問題になることがある。
そんなことは誰もが分かっているが、なかなか出来ないのも事実。
少し違うが、夏休みの宿題も毎日少しずつすれば簡単なのに。

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言葉

本当に信じられる言葉は世間的に美しくないのだ。
うっとりするような美しい言葉には真実がないのだ。

必ずしも事実ではないが、美辞麗句には裏があることが多い。
もちろんそんなことは誰もが知っている。それでも人は同じように騙されていく。

感想

タイトルだけ見ると内容が薄いように感じるが、正式な原文と日本語訳もあるため、しっかりした内容になっている。
その上、バカボンのパパ流の解説があるため分かりやすい。
「老子」は有名だが、正式なものは難しいので敬遠している人も多いはず。
「老子」の入門書として、おすすめの一冊です。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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