「仕事の問題地図」の名言まとめました

「仕事の問題地図(沢渡あまね)」より名言をまとめていきます。

仕事が予定通りに進まない。そして、予定通りに終わらない。
だれもが抱える悩みではないでしょうか?
その原因と対策について、多数の例を交えて分かりやすく解説している。
前作「職場の問題地図」に続く第2段。

予定

なぜか、仕事が予定どおりに終わらない!

多くの人が同じことを考えているのでは?
本当に「なぜ?」と思うぐらい、予定通りに終わらない。
しかし、この原因は明白です。決して能力の問題ではない。
トラブルが多いからでもない。それは、予定の立て方が悪いから。
反論する人もいるかもしれないが、これは間違いありません。
人より仕事が遅いのは、能力や方法の問題かもしれない。
しかし、予定は自分に合わせて立てるもの。
その予定が守れないのは、やはり予定の立て方が悪いのです。

生きもの?

仕事は生きものである。私たちもまた生きものである。

仕事に予定外が起こるのは普通のこと。
私たち自身にも、予定外が起こるのは普通のこと。
その予定外のことも予定して、仕事は考えないといけない。

やるべきこと

やるべきことがわかっていない。

何か当たり前のことだが、少し考えたい。
若手の仕事にありがちだが、仕事全体を考えずに作業をしていることが多い。
とにかく目の前の作業で手一杯になり、次のことを考えていない。
何より、終わりのイメージが出来ていない。
つながりも終わりも考えていないのだから、出来も悪いし、納期も守れない。
しかし、それを非難はしない。はじめは誰だってそうである。
徐々に覚えていって貰えば十分だ。
ただ、ベテランでも意外とこのような人は多い。

事前確認

計画段階で「抜け」「漏れ」や意識違いを明確にしておけば、軌道修正も早くできますね。
これが、無計画のまま進んで、後で発覚した日にゃ...

多くの人が途中の資料を見せたがらない。
おそらくミスを見つけられるのが嫌だからだと思うが、これは違う。
「ミスを見つけてくれてありがとう」、である。
途中のミスなどミスではない。
「チェック途中なので...」、とでも言えば問題ない。
途中のミスは笑い話になる。しかし最後のミスは責任問題になる。

未知と既知

そのテーマは、自組織(あなたのチーム)にとって「未知」か「既知」か?
この判断は、とても重要です。

「初めてか、それとも経験済みか?」ということ。
初めてなら手探りでの作業のため、ミスもあるでしょう。
しかし経験済みなら、前回の反省を踏まえて順調に進むはず。
もちろん、経験していても問題は発生する。しかしそれは、別の問題のはず。
もし同じ問題としたら、何かが間違っている。

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管理職

管理職とは、人間の弱いところを認識したうえで、それをカバーする役割や仕組みを作る人のことです。

管理職は命令だけをすれば、いいわけではない。このように調整と管理を行うのが仕事です。
少し話は変わるが、立場が上の人を「偉いさん」ということがある。
あくまで上司は立場であって、偉いわけでは無いんですけどね。

報連相

「ウチの社員は、報連相のスキルが低い」と嘆く経営者や管理職がいます。
ですが、これ、スキルの問題ではありませんよね。
意識の問題。さらには、仕組みの問題です。

誰もが報告、連絡、相談が必要なことは分かっている。
しかし出来ていないことが多い。
「なぜか?」
理由は簡単。「しにくい」からです。
報告に言っても面倒くさがられる。連絡しても忘れられる。
相談しても役に立つことを言ってくれない。それでいて、文句だけは言われる。
上司が役に立つ、もしくは頼りになると思われていたら、いやでも報連相してくれる。
まずは自分を変えるところから始まる。

一体感

成果が出ていない職場に大きく欠けているもの───それは、一体感です。

ちょっと体育会系みたいで好きではないが、一体感は大切です。
ただ気をつけたいのは「仲良し」とは違うこと。
あくまで、「方向性」と考えたい。

教育

ろくな教育を施さずに、高い成果だけを求める。それ、ムシが良すぎやしませんか?

大学生にしろ高校生にしろ、新入社員は役に立たない。
簡単な雑務ならともかく、実戦には役に立たない。
そこは時間をかけて教えていく必要がある。
そして、教え方も考えなければいけない。
昔みたいに、「見て覚えろ」などは通じない。

自分の仕事

自分の仕事が、止めても問題ないものだとは思われたくない。

多くの人が状況を聞かれた時に、「忙しい!」と答える。
それでいて、休憩ばかりしている人もいる。
追加の仕事をもらわないように、防衛本能が働いている。
日本的な光景である。そして、日本の企業の効率が悪い象徴でもある。

よく見ること

生真面目な日本のビジネスパーソン、自分から「助けて」とはなかなか言えないようです。
で、とりあえず自分1人でがんばっちゃう。
でもって、問題が大きくなり、いよいよ自分1人の手に負えなくなってからリーダーに助けを求める。

よく見る光景です。
自分も同じ状況になったことはあるし、他の人でも同じ状況をよく見ます。
分かってはいるけど、僅かな可能性に賭けてがんばってしまう。
なんとかならないですかね?

余裕

計画を作る際、空白の時間をあらかじめ設けておきましょう。

当たり前のことだが、意外としていない人が多い。
3日で出来そうだから、3日の納期をもらう人が多い。
一見普通だが、明らかに間違っている。
相手に3日全ての時間を拘束する権利はない。他の仕事も持っているのだから、調整が必要。
自信をもって納期交渉に望みたい。

言ったモン負け

ウチには「言ったモン負け」って言葉があってね。
余計な提案をすると、その人がやる羽目になるから、黙っておいたほうがいいよ。

これも良く聞く話です。もちろん提案したのだから、自分が担当になるのは良い。
問題は、仕事の量が変わらずにやらされること。
会社を想って提案したのに、苦しいだけの結果になることが多い。
本当に日本の会社は優しくない。

特殊

うちのやり方は特殊ですから。

提案を受け入れない人の決まり文句です。
確かに他の会社で成果が出ていても、自分の会社で成果が出るかはわからない。
特殊性もあるだろう。
しかし些細な点は異なっても、コアとなる部分は同じことが多い。
そのため、組織に柔軟性があれば成果が出る。
「あらゆる会社は特殊である」

説得と納得

人は、説得しようとすると抵抗する。しかし、納得すると自ら動く。

社内のシステムが変わると、多くの人が反発する。
「面倒くさい」「前の方がよかった」など文句が多い。
しかし新しいシステムの良さが分かってくると、前までを忘れて途端に褒めだしてくる。
この傾向は知識のない年配者に多い。

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成功と失敗

成功談は疑心を呼びます。失敗談は共感と信頼を呼びます。

失敗を隠して成功だけを語る人は、胡散臭い。
失敗を隠さずに成功を語る人は、人間っぽい。
どちらがいいかは、語るまでも無いでしょう。

感想

今は会社員を離れているが、昔を思い出してしまった。
書かれている内容が、昔見た光景ばかりだからです。
どこの会社も同じ状況で苦しみ、同じように改善出来ていない。
これだけ情報が溢れていても、改善することが出来ない。
その理由は、「方法」に頼りすぎているからかもしれない。
本書では方法はもちろんだが、人の持つ気分的なものに鋭く切り込んでいる。
私も方法より気持ちの切り替えが先だと考えているので、その点は非常に評価する。
とりあえず仕事が予定通りに進まない人に、おすすめの一冊です。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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