「予定通り進まないプロジェクトの進め方(前田考歩)」の名言をまとめていきます。
予定通り進まないプロジェクトの進め方
第1章
プロジェクトとは何か。それは一言でいえば、「未知との戦いの連続」です。
計画とは、あくまで現状認識を揃える地図のようなもの、「方便」なのであり、ただひとつ確かなことは、プロジェクトにおいて、当初立てた計画に固執することは、最も愚かなことだ。
飲食店で「アイスクリーム味のチャーハンをください」なんてオーダーをする人はいないのですが、ことプロジェクトという特別な空間においては、人はこれに似たことをやってしまう。
依頼する側の仕事とは、要望、要求、要件の整理です。仕様を決め、設計をするのは、ものづくりのプロたる、依頼を受ける側の領分です。
第2章
毎週毎週、起きたことを的確に総括して、次の局面に対する打ち手を考える。プロジェクトの成功とは、意外と単純かつ地道なところにその秘訣があります。
第3章
どれだけ事前に情報を収集しても、どうしても越えられない、壁のようなものが、プロジェクトにはあります。
それこそ、そのプロジェクトにおいて、どこが急所であり、その急所をどのようにクリアしたら、全体として成功だといえるのかという「基準」なのです。
大事なのは、その課題が、自分にとって読み切れる局面なのかどうかを判断する力です。
プロジェクトの成功とは、あらゆるプロジェクト活動が終結したあとに、事後的にのみ確認されるということです。もっとシンプルに言えば「やってみないとわからない」
プロジェクトが、その初期条件によって縛られるのは、これほど無益なことはありません。
やってみないとわからない世界だからこそ、やった上での結果から、次の目的地を更新することが可能であるし、そうするべきなのです。
第4章
序盤は自分の決めた手で押し通すというよりも、状況や環境の変化に対応して打ち手を見つけていくという心構えで進めていくとよいでしょう。
第6章
緊急時に必ずあるのは、「これは緊急時じゃなくあってほしい」という願望だ。
終章
勝利条件の違いがそのプロジェクトの進め方と、プロジェクトに向かう態度・心理を決定的に異なるものにする。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
「アマゾン Kindle Unlimited」対象作品(2020年7月26日現在)