「論点思考(内田和成)」の名言まとめました

「論点思考(内田和成)」の名言をまとめていきます。

論点思考

第1章 あなたは正しい問いを解いているか

あなたがいま解いている問題、これから解こうとしている問題は正しいのだろうか。

学校のテスト問題と違い、社会では問題自体が正しいとは限らない。
コストダウンは間違いではないが、最優先事項とは限らない。

クライアントから最初に与えられた依頼(論点)をまず疑ってみる。

例えば、リストラをしたいと依頼を受けても、それは目的ではなく手段に過ぎない。
相手の本心を考えれば、別の解決方法がある可能性は高い。

第2章 論点候補を拾いだす──戦略思考の出発点

ベテランは「本当の論点はなにか」を考える。初心者はインプットと構造化を繰り返す。

ベテランは相手の本心を考え、初心者は相手の言ったことを実行する方法を考える。
コンサルタントと御用聞きの差となる。

「絞り込む」「捨てる」という考え方がとても大切だ。

問題点はいろいろあるが多すぎて全ては出来ず、結局なにもしないことは多い。
最優先事項を決め、他を後回しにすることは非常に大切。

論点すべてを満足させる答えがないことは明確であるのに、それに気づいていないか、気づかないふりをしている。
それこそ、問題かもしれない。

全てが上手くいく可能性はゼロではないが、そんなことが出来ればとっくにしている。
だから実行は困難であり、批判は簡単である。

世の中には、論点をきちんと設定せずに「問題」だと思われているものが多い。
きちんと論点を設定しないうちに問題解決を図ろうとしているから解くことができない。

例えば、ブラック企業の問題にしても、実は明確な論点は設定されていない。
労働時間なのか、休日日数なのか、パワハラなのか、給料の低さなのか?
国は「労働時間」を論点にしたが、返って混乱しているようにも見えてしまう。

あなたが問題解決を図ろうとするときは、えてして、誰の論点を解いているのかを忘れてしまう。

経営者の論点と、部長の論点と、社員の論点は全然違う。
経営者の論点を考えた結果、社員の問題を大きくし経営悪化しては何かが間違っている。

第3章 当たり・筋の善し悪しで絞り込む

事業会社のビジネスパーソンなら、仕事の依頼主の関心がうすいところを疑ってみるべきだ。

得てして関係する分野に注目し、関係ない分野は意識的に無視する傾向にある。
トータルで考えるなら、力を入れていない分野に論点がある可能性が高い。

(網羅思考)を続けていると、いくら経験を重ねても、いつまでたっても当たりのつけ方を学ぶことはできない。
したがって論点の当たりをつける際には、仮説思考を使うことが重要である。

全てに対応するのは時間も手間もかかるが、あまり考えなくても進めることが出来る。
逆に仮説を立て論点を絞り込むと、最初に多くを考えて効率も上がる。
なぜビッグデータが活用できないのかは明白。

解けない問題にチャレンジするのは無意味である。
大事なことは、難問をクリアすることではない。仕事で成果を出すことが大事だ。

勉強やスポーツと違い、経営において結果の出ないチャレンジは無意味となる。
長期的な何かを目指すのならともかく、短期的には簡単に結果の出る方が好ましい。

第4章 全体像を確認し、論点を確定する

現場感覚がないままに聞いた話やメンバーが集めた資料や情報だけで白黒つけようとしていると判断を間違うときがある。

机上の理論という言葉があり、理論は正しくても実行が難しいことは多い。
理論を現実的なものにするためには、現場感覚が必要になる。
ただ現場感覚がある人でも、明確な理論を立てれるとは限らない。

仕事でも私生活と同じように、相手の発言の真意、意図、バックグラウンドを考えるべきだ。

私生活において言葉と真意が違うことは多いが、仕事になると同じと錯覚してしまう。
同じ人のため、仕事でも一致してるとは限らない。

第5章 論点思考の流れをつかむ

業界全体が厳しいのは事実だが、あなたの会社が特に負けているのは、戦略に問題があるからだ。

自分や企業の状態が悪くなると、業界や世間の問題にしてしまうことがある。
しかしそんな状態でも、上手くいっている人や企業は多く存在する。
単に嘆きたいなら自由だが、改善したいなら明確な戦略を持つべきだ。

どの作業をどのくらいやって、なんの答えが出せるのかという感覚がない人には、正しい問いと仮説はもてない。

作業的なことは他人に任せた方がいいと言われるが、内容を知らないとおかしなことになる。
内容を知った上で任せた方がいいことを任せるのが好ましい。

第6章 論点思考を高めるために

二つ上から見ようとすると、自分の立場を離れて考えることができる。

自分の立場で考えると、自分の視点が中心になってしまう。
一つ上で考えても、自分との関係性を無視できない。
そのため二つ上から見ることで、自分ではなく俯瞰的な視点を持つことが出来る。

違う論点を考えることができれば、それを解決するための解決策も考えやすい。

最優先の論点と考えていても、その論点が正しいとは限らない。
他の論点を視野に入れることで比較も可能であり、また複合的な視点を持つことも出来る。

引き出しにストックするのは大事だが、ストックすることに一生懸命になりすぎると疲れる。

情報収集は手段に過ぎず、あくまで情報をどのように使うかが問題になる。
それなのに得てして、情報収集自体が目的化してしまうのはなぜですかね?

リーダーともなれば、相手の力量に応じて、論点を分解したり、作業レベルまで指示したりと使い分ける必要がある。

経営者と作業員ではすべき論点は異なるし、もちろん理解力も異なる。
指導する立場なら、相手に伝わらなければ意味がない。

間違ったことや時間がかかったことはすべて将来への栄養となる。

正しく指導することは必要だが、全てを指導して相手に考える必要が無くなると進歩しない。
多少の失敗なら許容する姿勢で、相手に考える余地を残したい。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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