「非属の才能」の名言まとめました

「非属の才能(山田玲司)」より名言をまとめていきます。

周りや組織に属せない人の中には、他の人とは違う才能が存在する。
非属である本人と周りの人に対する解説書。

才能

才能というものは「どこにも属せない感覚」のなかにこそある。

才能に関する著者の結論だが、正しくもあり、また極端とも感じる。
確かに有名人の多くは、普通とは違うことをしている人は多い。
その点は間違いの無い事実である。
しかし組織に属し引き継いだ人の中にも、才能を開花している人はいる。
「非属の人には、非属の人特有の才能がある」と考えている。

協調と同調

その多くは「協調」などではなく「同調」圧力だろう。

人の意見に対して、同じように考えているのは問題ない。
しかし人の意見に対して、同じように考えてしまうのは問題がある。
そうなると自分の考えが無くなり、また自分の考えに自信が持てなくなる。
ただ自分と違う意見を聞いた時、優れていると判断すれば素直に同調することは必要。

考えないこと

そこで求められることは「考えない」ことであり、「疑問を持たない」ことだ。

学校や組織に置いて、属する場合に必要なことになる。
学校では素直に勉強を受け入れることが正しいとされる。
「なぜ勉強しないといけないのか?」を考え出すと、途端におかしなことになる。
将来のために「考えない」ことを選択するのを間違いとは思わない。
しかし「気にならない」としたら、大いに問題があるだろう。

負け知らず

「負け知らず」は、ときに最大の弱点となるのだ。

順風満帆に来た人は、些細なことで立ち直れないことがある。
周りから見ると「なぜ?」と思うことで、立ち直れないことがある。
負けることが正しいとは思わない。ただ負けを知ることは必要である。
子供が常に勝てるようにレールを敷く親は、大切な経験を奪っている。

失敗

子供の未来は、「親が子供の失敗をどれだけ許せるかで決まる」と考えていいと思う。

失敗にもいろいろあるが、基本的には失敗という経験となる。
そのため失敗するということは、多くの経験を積んでいることになる。
ただ勘違いしがちなのは、この手のことを「何でも自由」と考えること。
放任主義といえば聞こえはいいが、「好き勝手」になってトンデモナイ場合もある。
最悪の場合は「放置」となり、これでは本末転倒である。
「許す」のと「怒らない」は別物であることは知っていたい。

真面目

そんな人ほど「真面目で一生懸命生きている」ように見えるから人生は恐ろしい。

組織の中で新しいアイデアを出し、失敗もあるが多くの人に影響を与える人。
組織の中で言われたことを言われた通りに行う人。
本当の意味では前者の方が会社を良くしようと努力してるはず。
しかし世間的には、後者のほうが真面目という評判を受ける場合が多い。
なぜか「努力」は「忍耐」とセットになっているように感じる。

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王道

つまり、王道は大渋滞しているのだ。

王道とは「メジャーなこと」と捉えて下さい。
メジャーなことは成功すると大きいのは間違いない。
しかしその分、多くの人が失敗するのも間違いのない事実となる。
有名大学しかり、有名企業しかりである。
そういう意味では多くの人が激戦を選んでいることになる。

多数決

公平なやり方に見えても、多数決をすれば多数派が勝つに決まっているからだ。

当たり前ではあるが、当たり前に感じるのは危険である。
多数派とは多くの人が考えている、もしくは知っていること。
極端に言えば「普通のこと」になる。
誰もが普通を嫌うのに、結局は普通に帰結するという矛盾でもある。
当然ですが「多数」と「正解」は同じとは限らないですからね。

変化

変わり者のいない群れは、多数決と同じでいつも同じ思考・行動を繰り返し、環境や時代の変化に対応できず、やがて群れごと淘汰されてしまう。

日本の企業などが分かりやすい。
変化の遅い時代は、同じ思考による統一力が強い力を発揮した。
しかし変化の早い時代では、同じ思考による停滞により、いいようにやられてしまう。
ただ日本人が前者なのではなく、最近はその方式を採用していただけに過ぎない。
戦国時代や幕末を見れば、日本人にもその能力があるのは間違いない。

復活

日本人は、群れから一度はみ出した者を二度と群れに受け入れないことがほとんどだ。
それでは非属の才能の持ち主を孤立させるだけで、群れ自体の利益にも結びつかない。

日常レベルでも、一度グループから外れた人が戻ることは珍しい。
企業においても、一度退職した人が復活することは珍しい。
受け入れる体制が無いのは、自分の立場が脅かされるからだろうか?

想像力

情報が少なければ少ないほど、制約が多ければ多いほど想像力は豊かになると言っていい。

全てが自由であり制限が無くなると、考える必要が無くなってしまう。
知らないからこそ、知りたくなる。
出来ないからこそ、出来る方法を考える。
将棋にしろチェスにしろ、決まった大きさの中で特定の動きしか出来ないので面白くなる。
遠足のお菓子でも、300円以内などと決まっているからこそ面白い。

チャレンジ

新しいことにチャレンジすれば、結果は必ず「失敗」である。

正確に言えば、「まず失敗があり、その後に成功の可能性がある」と考える。
いきなり成功することはほとんどなく、もし成功するならチャレンジとは言えない。
チャレンジする場合、その程度の気持ちで行うのがよい。

他人の意見

新しいことに挑戦する際、心得ておくべきことがもう一つある。
それは、他人の意見を聞き入れてはいけない、ということだ。

人の意見とは一般論であり、成功するのを良しとする。
チャレンジする場合は失敗ありきになり、反対するに決まっている。
しかもその反対は、本人に取っては100%の善意からくる場合が多い。
さらに面倒くさいことに、その意見の通りにしないと怒り出す。
こういう人は知り合いや友達ではあっても、親友では無いのかもしれない。

感想

周りと馴染めないと感じている人なら、勇気をもらえる内容になる。
周りと上手くやっている人には、極端な例や言い訳に感じるかもしれない。
もちろん非属の人の全てに特別な才能が有る訳ではなく、有る必要も無い。
物事は正しいと間違いの二択とは限らない。
非属の人をどのように捉えればいいかを知ることが出来る一冊です。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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