「東大教授が教える独学勉強法(柳川範之)」の名言をまとめていきます。
東大教授が教える独学勉強法
第1章
私たちは何のために勉強をするのでしょうか。
それは生きていくための知恵を身につけるためだと思います。
これからは、自分の頭で考え、自分自身で判断する力をつけるための勉強が求められる時代になるのです。
学問に限らず、世の中のほとんどのことについて、何が正解なのかよくわかっていない。
重要なのは、正解のない問題にぶつかったときに、自分なりの答えを出そうとして考えていくこと。
正解か不正解かがはっきりしている勉強に慣れきってしまうと、いきなり社会に出て、正解のない問題に直面して戸惑ってしまうことになります。
これからの時代に人間が生き残ろうとしたら、コンピューターにできない能力を磨いていかなければなりません。それが、応用力であり、独創力である。
第2章
「とりあえずやってみる」というのが、独学をはじめるうえでの大きなポイントです。あまり慎重になりすぎると、なかなか独学に踏み出すことができません。
勉強とは人生の方向転換をするための手段なのです。
第3章
自分のタイプではない努力をしてもなかなか結果に結びついていきません。
まずは、何でも疑ってかかるクセをつけてみる。本格的に勉強をしようと思ったら、それが勉強するために必要な基本的な姿勢です。
第4章
本に書かれていることで正しくないことはたくさんあります。本というのは、あくまで読者が自分で考えていくための材料でしかありません。
入門書や概説書にしても、学ぶ本というのは、1回読んだだけでは、まず内容がわからないと思っていたほうがいいと思います。「わかる」というのは、非常に難しいことです。
第5章
反論しながら読むという力は、学者に限らず、これからの時代には欠かせない能力だ。
勉強している過程で「自分はわかっていないのかもしれない」と感じる瞬間をどれだけ経験したかというのが、実はわかるということ。
やさしく書くというのは、本質的なことを理解していないとなかなか難しい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。