「メモの魔力(前田裕二)」の名言をまとめていきます。
メモの魔力
序章
「魔法の杖なんてない」と言われる世知辛い社会において、メモこそが自分の人生を大きく変革した「魔法の杖」であると直感している。
自分のことがわかっていると、明確な価値観や死生観に沿って、正しい方向に向かってオールを漕いでいくことができます。
第一章
なぜここまで狂ったようにメモをとるのか。
この残酷なまでに時間が限られている人生という旅の中で、「より本質的なことに少しでも多くの時間を割くため」です。
メモは、情報伝達ではなく、知的生産に使ってこそ初めて本領が発揮される。
メモは果たして、どれくらいとればいいのか。結論から感覚値で述べると、「すごくたくさん」です。
量が質を生むというのは、いつの時代も、どのジャンルにおいても、大体の場合において誰も覆すことのできない真理です。
メモの本質は「振り返り」にあります。
「ファクト」を「抽象化」して、それをどういう風に自分に「転用」してアクションするのか? そこまで導き出して初めて、メモとしての意味が出てくるのです。
第二章
何かを一言で表すのには、相当な抽象化能力が必要になります。
一言で的確に表現されているレビューや言説を見たとき、それが短く端的であるほど、裏側にある膨大な抽象化思考量を想像して、畏怖の念を覚えます。
この情報の時代に、あらゆる原液の前を素通りしてしまうことは、とても機会損失が大きなことだと思います。
どれだけ海外に行こうが、宇宙に行こうが、解きたくてたまらない具体的な課題が自分の中にないと、特に抽象化するモチベーションはあまり湧かないでしょう。
危機感を覚えず、思考を深めなければ、ここでせっかく生まれた意識の芽は、その後自分を成長させることのないまま、また、人に伝わることのないまま、ただ忘れ去られていくでしょう。
第三章
最終的には「自分は何をやりたいのか?」という問いに行き着きます。
自分を知り、自分の望みを知らないまま、どんなビジネス書を読んでも、どんなセミナーに行っても、まず何も変わらないでしょう。
人生を組織に委ねることで生きていけた時代も、終焉を迎えつつあります。
「個」として戦う上で必要な基本姿勢やスキルを身につけていないと、気づけば時代に取り残されてしまう。
経験していないこと、知らないことは、「やりたい」と思うことさえできないのです。
人生の軸が定まっていることは大きいです。
自分を深く知っていれば、自分にまつわる意思決定の場面において、ほとんど迷わなくなります。
第四章
ただぼんやりと思うのではなく、逃げずに言語化する。そして、きちんと目に見えるくらいはっきりと映像化する。それが夢をかなえるための、効果的な方法なのかなと思います。
第五章
勝負は、書くか書かないか。もはやこれは、テクニックの問題ではなく、自分の人生とどれだけ真剣に向き合うかという、「生き方」の問題なのです。
心からモチベーションが湧く努力の対象を見つけて、結果を出す。
まずは卑近な、自分の心から欲する欲望に目を向けてみましょう。
終章
ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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