「銀河英雄伝説(田中芳樹)」の名言まとめました

9巻 回天篇

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歴史

歴史とは、人類全体が共有する記憶のことだ、と思うんだよ、ユリアン。
思いだすのもいやなことがあるだろうけど、無視したり忘れたりしてはいけないのじゃないかな。

ヤンがユリアンに対して、歴史について話したこと。
人類の歴史が戦いの歴史である以上、目を覆いたくなるようなことがたくさんある。
しかし隠すのではなく、知ることは大切だと考える。
現代は無理に暗部を隠そうとして、より悪い方向に向かっている気がする。

暗殺と戦死

もう一度言ってみろ。
暗殺された人間は、戦死した人間より格が下だとでもいうのか。

酔った人物より、自分がヤンの後を引き継いだことを非難されるユリアン。
黙って聞いていたが、ヤンが侮辱される発言を聞いた時に激昂して叫んだこと。
ユリアンは誰より自分自身を責め、そして人から言われるのも当然とすら考える。
しかし尊敬するヤンについては、何一つ侮辱を許さない。
もう信仰に近い感じだが、人のために怒れるのは大切なこと。

師匠と弟子

ヤン・ウェンリーの語調を借りれば、こういうことになるかな。歴史はどう語るか。
ユリアン・ミンツはヤン・ウェンリーの弟子だった。
ヤン・ウェンリーはユリアン・ミンツの師だった。
さて、どちらになるものやら。

シェーンコップがユリアンについて語ったこと。
有名な師である場合、最初は必ず前者になる。
しかし歴史では逆転することもある。
親子でも一緒ですけどね。

祭りと宿題

ヤン提督の生前はお祭りの準備にいそがしかった。
死後は、残っていた宿題をかたづけるのに骨をおった。

過去と現在についてアッテンボローが語ったこと。
感覚的に権利が義務になったという感じだろうか。
勝っているからやる気が出るのも事実だが、やる気を出させていたのも事実となる。
企業でも前者と後者では、全てにおいて全く変わってくる。

欲望

人間は、自分より欲望の強い人間を理解することはできても、自分より欲望の弱い人間を理解することは至難であるから。

これは欲望の弱いもしくは少ない人なら、よく分かるのではないだろうか。
本当にいらないのに「遠慮してる」と思われて、強引に後押しされる。
パーティーなどでも楽しく無いだけなのに、強引に楽しませようと後押しされる。
こういう人は必要かもしれないが、個人的には迷惑なだけ。

伝記

偉人だの英雄だのの伝記を、子供たちに教えるなんて、愚劣なことだ。
善良な人間に、異常者をみならえというも同じだからね。

偉人や英雄の伝記について、ヤンが語ったこと。
普通じゃないから偉人や英雄と呼ばれるようになる。
目標にするのはいいが、見習うのは違うかもしれませんね。

熱狂する群衆

熱狂する群衆のなかで理性を堅持しえる者は、絶対的少数派である。

1人では出来ないことも、熱狂した中に入ると人が変わったようになる。
まるで同じ行動を取らないといけないかのよう。
ただ個人的な意見をいえば、熱狂に流されることが出来る人をうらやましいとも感じる。
熱狂の中にいると、それが大きければ大きいほど、逆に気持ちが冷めていってしまうので。

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中道

ヤン・ウェンリー元帥、卿は中道に倒れて、あるいは幸福だったのではないか。
平和な世の武人など、鎖につながれた番犬にすぎぬ。
怠惰と無為のなかで、ゆっくりと腐敗していくだけではないか。

明確な敵がいなくなった後、旧同盟領を統治するロイエンタールが心の中に描いたこと。
戦いが無くなった後には、今までとは別の能力と感性が必要になる。
乱世に活躍した人が、平時では害になることも多い。
逆に乱世では無能だった人が、平時では活躍することもある。
この2つのは上手く噛み合わないため、いつの世も悲劇は無くならない。

反逆者

反逆者になるのは、いっこうにかまわん。
だが、反逆者にしたてあげられるのは、ごめんこうむりたいものだな。

第三者の謀略により、反逆者にしたてあげられたロイエンタール。
完全な無罪での釈明は、心情的に出来なかった。
よく言えば「誇り高い」が、悪くすれば「自尊心が強い」として利用される。
弱者ならいくらでも釈明するのだが、なまじっか強者だと出来ないかもしれない。

エヴァンゼリン

あなた、ウォルフ、わたしはロイエンタール元帥を敬愛しています。
それは、あの方があなたの親友でいらっしゃるから。
でも、あの方があなたの敵におなりなら、わたしは無条件で、あの方を憎むことができます。

親友であるロイエンタールとの戦いに向かうミッターマイヤー。
その妻であるエヴァンゼリンが話したこと。
いつもは優しい面だけを見せている人が、このようにいうことに意味がある。
敵であれば憎むということは、敵でなくなれば元に戻るということ。
このような気持ちを持ちたいものです。

酔い

酔っているな、卿は。
酒にではない、血の色をした夢に酔っている。

全ての状況より、戦うことを決めているロイエンタール。
通信で会話するミッターマイヤーは、普段とは違う感情になっていることを指摘する。
「流される」というやつだろうか?
自分の決めたことが凄いことのように感じ、周りが見えなくなることはある。
残念ながら、人に指摘されても分からない。
全てが終わった後、自分自身で気づくしかない。
ただその結果が悪いとは限らないので、自分の決断は優先したい所だが。

負傷

騒ぐな、負傷したのはおれだ、卿ではない。

状況の変化により、負傷してしまうロイエンタール。
見ていた副官が叫んだ時、ロイエンタールは冷静に語りだす。
ロイエンタールの性格が分かる一言です。
機会があれば使ってみたいかな?

口数

それにしても、私も口数が多くなったものだ。

今回の戦いについて、いろいろと部下に語るオーベルシュタイン。
少し話しすぎたと感じ、この言葉で締めくくっている。
普段無口な人や立場のある人がこの言葉を使えば、後は何も言えないですね。
話を終わりにしたい時には、使ってみるのもいいかも。

命令

卿は死ぬな。
卿がいなくなれば、帝国全軍に、用兵の何たるかを身をもって教える者がいなくなる。
予も貴重な戦友を失う。
これは命令だ、死ぬなよ。

キルヒアイス、ロイエンタールを失ったラインハルトが、ミッターマイヤーに話したこと。
ラインハルトにとって、友はキルヒアイスだけ。
そして戦友と呼べるのはミッターマイヤーとロイエンタールだけ。
あとは共に戦った部下になるだろう。
言葉は命令だが、「願い」であることは間違いない。

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