「シャーロック・ホームズの復活」の名言まとめました

「シャーロック・ホームズの復活(コナン・ドイル)」より名言をまとめていきます。

ホームズシリーズの6作目であり、短編集の第3弾になります。
全13作が収められており、タイトルは次のようになります。

  • 空屋の冒険
  • ノーウッドの建築業者
  • 踊る人形
  • ひとりきりの自転車乗り
  • プライアリー・スクール
  • ブラック・ピーター
  • 恐喝王ミルヴァートン
  • 六つのナポレオン像
  • 三人の学生
  • 金縁の鼻眼鏡
  • スリークォーターの失踪
  • アビー荘園
  • 第二の血痕

今回もホームズとワトスンの名コンビによる推理を楽しんでください。

ノーウッドの建築業者

専門家

犯罪研究の専門家としての立場から言わせてもらうと、かのモリアーティ教授が亡きひととなって以来、このロンドンという街も、まったくつまらない土地になってしまったよ。

ホームズの嘆きになります。探偵という仕事柄、犯罪が無くなれば仕事がなくなる。
またホームズは、つまらない犯罪に興味を持たない。
複雑な犯罪が無くなるのは、市民には良いことですけどね。

本心?

これはなんともありが───いや、おもしろいことになってきた。

ホームズが依頼人に、思わず口走ってしまった言葉になります。
依頼人は今にも無実の罪で捕まるのを恐れているのだから、もっといろいろな言葉がある。
「ありがたい」を言い直して、「おもしろい」もどうですかね?

直感

ぼくにはあれがすべて嘘っぱちだとわかってるんだ。直感がそう語っている。

嘘だとは分かっているが、事実が分かっていない状態。
また裁判を考慮すると、知っているだけではダメで証拠が必要。
たまに直感をバカにする人がいる。
しかし直感とは、長年の経験からくる考えなので正しいことが多い。
もちろん「思いつき」とは、まったく別ものです。

理由

言っとくけどね、レストレード君、ぼくのやることには何事によらず、必ずれっきとした理由があるのさ。

理解に苦しむような行動をしている時、ホームズが語った言葉になります。
いつも理由を言わないホームズ。
秘密主義と言うよりは、人を驚かせたい気持ちの方が強そう。

仕事と報酬

そう、それはまったく望まない。仕事そのものがぼくには報酬なんだから。

事件を解明したホームズが、自分の名前を出ないようにお願いした時に話した言葉になる。
結果として世間に知られているホームズだが、名誉欲はほとんどなく自己満足さえ得られれば十分なタイプ。
探偵という名の職人ですね。

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踊る人形

考えだしたもの

人間の考えだしたものなら、ほかの人間が仕組みを見破ることだってありうるさ。

暗号を前にして、ホームズが語った言葉になります。
暗号解読には自信を持っているホームズ。
条件さえ整えば解けない暗号は無い、と考えている。
負けず嫌いとも言えそうですね。

プライアリー・スクール

怠慢

もっと早くぼくに相談を持ちこまれなかったのは、なんとしても怠慢でしたな。

事件発生から時間が経過し、解明が難しくなってから来た依頼人に対して、ホームズが語った言葉になります。
初期捜査の重要性を理解しているホームズ。
また自分が担当している事件は、必ず解決するのが前提になっている。
「解けないかも?」の状態で依頼されても困りますね。

派生

ある犯罪に手を染めたものは、その犯罪から派生したべつの犯罪にたいしても、道義的責任を負うものである。

犯罪者に対して追求した、ホームズの言葉になります。
犯罪を許さないホームズの、厳しい姿勢が伺えます。
例えば、このような場合だろう。通行人からバックを盗んだ。
追いかけてきた相手が、途中で車に跳ねられ死亡した。
これはバックを盗んだ犯人の責任である。
確かに盗みが無ければ、この交通事故も起きないので正しい考え方です。
しかし残念ながら、現在の法律では違うだろう。
おそらく法律では車の運転手に責任が及ぶ。
こうなると、「法律とは何だろう?」と考えてしまう。

冗談?

ぼくは貧乏人でして。

ホームズが金持ちの依頼人から、小切手を入手した時の言葉になります。
この前後のことはネタバレになるので、細かいことは省略する。
名誉欲も金銭欲も少ないホームズ。
事件の内容さえ面白ければ、依頼料は安く設定している。
しかし意外と金持ちからは、高額の依頼料を貰っている。
ちょっとした冗談も添えて。

ブラック・ピーター

ぼくはずいぶんたくさんの犯罪調査を手がけてきたが、それでも、宙を飛ぶ生き物がやったという犯罪には、ついぞお目にかかったことがないよ。
犯人が二本脚で動く生き物であるかぎり、必ずやなんらかの痕跡を残しているはずなんだ。

犯人の痕跡が見つからないと語る刑事に対して、ホームズが語った言葉になります。
ホームズの捜査に対する絶対の自信を感じますね。
ここまで言い切ると失敗が許されないので、自分ならなるべく言わないようにしてますけど。

可能性

いつの場合も、べつの可能性というものを考慮に入れて、それへの備えをしておく。
これぞ犯罪捜査の常道であり、その第一歩であるんだがね。

有力な証拠を見つけて突き進んでいる刑事に対して、ホームズが語った言葉になります。
人は何かを信じると、他を忘れてしまう。
また信じてる情報を補完する物は信じ、そうでないものは疑う、という思考に陥ってしまう。
思考は柔軟に。

恐喝王ミルヴァートン

勝負と犯罪

やむをえないんだよ、ワトスン。
いちかばちかの勝負なんだから、使える手はぜんぶつかわなくちゃ。

かねてからぼくは、自分が犯罪者だったらどれだけ優秀な犯罪者になったろう、なんて考えてきたんだ。
その意味では、今夜は千載一遇の好機なのさ。

ホームズが事件解決のため、犯罪を行うことを決めた時に語った言葉になります。
良いか悪いかは別にして、ホームズの正義は法とは異なる。
そして意外と犯罪自体を楽しみにしている。研究者としての内面が見えるのは面白いですね。

スリークォーターの失踪

表沙汰

そこに犯罪がからんでいるのでないかぎり、それを表沙汰にするのもぼくは好みません。

ホームズが犯人?に語りかけている言葉になります。
犯罪は許さないが、人には優しい一面を見せるホームズ。
必要なしと考えれば、世間に真実を伝えないこともある。
こんな点もホームズ人気の一つなのでしょうね。

アビー荘園

悪い癖

ぼくみたいに特殊な知識と特別な能力を持ったものの悪い癖で、目前にごく単純な説明がある場合にも、ほかにもっと複雑な説明はないか、探してみたくなるものなんだろう。

一見、何も不思議なところがない状況に対して、ホームズが刑事に語ったことになります。
これはなかなか難しい。
普通なら、普通の状況はそのままの意味であることが多い。
これは小説のため、ホームズが考えることが正しいことが多い。
「単純に考えながらも、複雑なことも考慮する」というのが正しいのかな?

自由

今後、法がだれかほかの犠牲者を見つけだすことでもないかぎり、きみはこのぼくからは永遠に自由だ。

ある犯罪者に対してホームズが語った言葉になります。
事実を突き止め、犯罪者を捕まえたホームズ。
しかし真実は、この犯罪者に対して情状酌量の余地がある。
そんな時にホームズが出した答えがこれになる。
もし後で世間に、このことが知れれば問題になる。
それでもこのようにしているのは、ホームズの気質だろう。
「正しさと正義は異なる」と考えるのは、個人的には賛成ですけどね

感想

全13編、合計600ページ弱のボーリュームは読み応え十分でした。
事件内容もバラエティーにとんでおり、面白かった。
また自分の正義により犯人を見逃したり、犯罪に走ったりしたのはホームズの意外な一面と言えるだろう。
何より、ライヘンバッハで亡くなったと思われていたホームズが復活したのはファンとして一番の朗報だ。
この後のシリーズも楽しみです。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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