「十二人の死にたい子どもたち(沖方丁)」の名言まとめました

「十二人の死にたい子どもたち(沖方丁)」より名言をまとめていきます。

十二人の死にたい子どもたち

決行

自分一人で決行することなど少女にはとても無理だった。

自分一人では自殺を実行できないため、参加した少女の気持ち。
自殺が良いか悪いかについては、ここでは考えない。
ここで問題にしたいのは、誰かの誘いにより自殺を実行する事実になる。
受け取り方はいろいろあるが、人の弱みにつけ込んだ殺人の一面も持つ。

目撃

私は何も知らない。私は何も言わない。絶対に黙っていなければならない。

あるものを目撃した少女の独白になる。
単にごろがいいのでピックアップしました。

納得

何かが引っかかっているなら言葉にした方がいいよ。
世の中、納得できないことだらけだけど、少なくともこの場所ではなるべくすっきり納得したいじゃない。

議論をしてる時、違和感を感じる時がある。
質問したいと考えながらも、出来ないことは多い。
結果として納得できず、いつまでも引きずってしまう。
聞いたり質問するのは難しいけど、出来るだけ納得したいものです。

反対意見

たとえ反対意見が出たとしても、その発言が予想の範疇で、シンジロウが用意した思考のレールに乗っている限り、それは賛同に等しいことを、彼は経験的に知っていた。

反対意見について、少年・シンジロウが考えていること。
反対意見にも2種類あると考える。
1つは、自分の意見を否定し、別の意見を提案する場合。
もう1つは、自分の意見を否定し、疑問点を指摘する場合になる。
後者の場合は対応する答えさえ用意すれば、賛同に変えることは容易となる。

大人たちの能力

僕らが罪を犯したという疑いを世間から持たれずにすむかどうかは、僕らがこの世を去った後、ここに来るはずの大人たちの能力に期待するしかない。

12人のメンバーとは別に、13人目の死体が見つかった。
その死体を12人が殺害したという可能性について、話したことになる。
世の中の真実とは事実ではなく、世の中がどう捉えたかによる。
訴えることも大切だが、期待するしかないというのも事実となる。

存在

かといって彼女を責める気もなかった。
そういう人間がこの場にいるということを許容してやればいい。
要は、無視していればいいのだ。

自分にとって気に入らない考え方の少女について、対応する方法になる。
良いか悪いかは別にして、口論をしても結論が出ることは少ない。
許容や無視というのも、戦略の一つとなる。

理由

ある人にとっては正当な理由でも、別の人にとっては反対すべき理由である可能性があるからよ。

正当や正義について、絶対ではなく主観的なものだと考える。
ある人にとって良いことは、多くの場合に別の人にとって悪いことになる。
誰かが1番になるということは、他の人は1番になれないということ。
数学などと異なり、世の中の正解のほとんどは多数決の結果に過ぎない。

奪う人

そういう乱暴な言葉は、いつだって誰かから選択を奪う人が使うものよ。

ここでは具体的な乱暴な言葉が何なのかは省略する。
何かを提案した時、次のように反論する人がいる。
「それは正しいのか?」、もしくは「失敗しないのか?」
物事に100%はあり得ないし、ミスがゼロということもほとんど無い。
その点から大丈夫と話した場合、少しのことで指摘される結果となる。
別の提案ではなく、このような指摘は「乱暴な言葉」と言って間違いない。

建前

差別はいけないとか、みんな仲良くすべきだといった下らない建前は、人間の正直な嫌悪感というものの前では、いつだって無力なのだから。

個人的に建前や正論を否定する気はない。
その手の理想と呼べる状況は、常に目指したいのも事実である。
出来る出来ないに関わらず、本気で言ってるなら賛成したい。
しかし多くの人が、自分の都合で言ってるような気がしてならない。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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