「塀の中の美容室」の名言まとめました

「塀の中の美容室(桜井美奈)」より名言をまとめていきます。

女子刑務所にある美容室。そこに1人いる美容師も受刑者として服役していた。
ここには一般の人も入れるのだった。
刑務所にある美容室に訪れる人達の物語。

約束

もっとも、予定なんてわたしにもわからない。
聞かれても答えようがないから、聞かれない方がありがたかった。

予定を断ってばかりの人の気持ちになる。
誰も約束を破りたい人はいない。
しかし急な予定が多く、約束を守れない人がいる。
その人が悪い訳ではない。
しかしそれを受け入れる人が少ないのも、残念ながら事実になる。

訴えれない理由

無茶苦茶だ。しかるべきところへ駆け込めば問題になるはずだ。
だが、そのあとここで働き続けられるかはまた別の話。

ブラック企業に働いてる人が、訴えることが出来ない理由になる。
訴えるのは簡単である。問題として取り上げてももらえる。
しかしその結果、得られるものが有るかといえば分からないのが実情になる。
また残っている人達からは、冷たい視線で見られることも多い。
辞めても大丈夫な実力を持ち、離れることがもっとも確実なのだが...

涙の意味

大丈夫です。涙なんて、あくびやクシャミと同じですから。生理現象の一つですよ。
泣くことに理由を求めないようにしたからかもしれませんね。

突然、涙を流し始めたお客さんに対して、美容師が話したことになる。
理由を考えても、良い答えが出ることは少ないですからね。

子供の残酷さ

純粋な子どもは、ときとして大人以上に残酷になる。

これはよく言われることだが、残酷さの質が違うと考えている。
大人の残酷は、残酷なのを知っている行動になる。
子供の残酷は、残酷さを理解しないまま行動をしていることになる。
知らないのだから、その残酷は際限の無いものとなる。

二世帯家族

息子も、お嫁さんも、アタシも、各々頑張っていた。
その頑張る方向が、みんなバラバラだったに過ぎなかった。

以前は二世帯で住んていて、現在は別々に住んでいる人の言葉になる。
誰もが仲良く暮らしたいと考えている。
しかし育ってきた環境や性格から、違うのは事実となる。
また頑張ってしまうから、周りが許せなくなる。
誰が悪いのではなく、ただ合わなかっただけとなる。

服役

ちゃんと罪と向き合って、自分で歩いていく場所を見つける人もいる。

罪をつぐなって、改心する人がいるのは事実です。
しかしここでも書かれているように「人も」であって、そうでない人もいる。
過去に服役していたからといって、差別するのは違うかもしれない。
しかし無条件で信じろというのは、無理な相談というものである。

大切なもの

大切だったものまで、捨てることはないと思います。

何かを切り替える時、全てを捨ててしまうことがある。
しかし変わるからといって、今までの全てを否定することはない。
むしろ本当に大切なものを捨てたら、変われないのかもしれない。

頑張る

だから私は、「頑張る」。そう言うしかないでしょ、と思った。

テストの点数が悪かった娘が、母親に責められていた。
何を言っても母親は受け付けてくれない時、最後に娘が話したことになる。
「なんで?」「どうして?」を多用して、相手を追い詰める人がいる。
本人は頭がいいつもりかもしれないが、正直こんなことは誰でも出来る。
相手より優位な立場なら、バカでも出来る。
もし相手に「頑張る」と言わしたら、むしろ自分の言い方の間違いに気づかないといけない。

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未来

選ばなかった未来ばかり想像してしまう。

あの時こうしていれば? とは誰もが思うこと。
しかしこの考えでは、絶対に何も変わらない。
悩みがある時は、過去でも未来でもなく、今だけを見ないといけない。

感想

この作品は本屋でジャケ買いしたのですが、正解でした。
塀の中の美容室という特殊設定ですが、それほどの起伏はありません。
ここに来る人達の日常を扱っているだけですが、それだけに読ませるものがあります。
ただ美容師が受刑者なので、どうしてもその辺りが難しい所ですが...
旅の友として読むのが似合うような作品です。

塀の中の美容室 (双葉文庫)
桜井 美奈
双葉社 (2018-09-13)
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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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