居酒屋ぼったくり4(秋川滝美)より言葉と名言の紹介

居酒屋ぼったくり4(秋川滝美)

 東京の下町にある小さな居酒屋。その名も「ぼったくり」

 

 両親から受け継ぐ店を、今日も姉妹が切り盛りする。

 

 今回は美音が要の自宅で、母親と対面?

 

 「こんな居酒屋に行って見たい!」と思わせる作品の第4弾。

 

→シリーズ初めとなる「居酒屋ぼったくり」はこちらより

 

評価

 

 どんな意見も評価も、こうやって他人の思いに余地を残して表せば、
押しつけがましく聞こえないし、喧嘩にもならない。

  お酒にしても料理にしても、正解というものは存在しない。

 

  あるとしたら造り手が考えていることと、それぞれ個人の正解があるだけ。

 

  そのため自分が正しいことをアピールすれば、必ず口論となる。

 

  「どちらも正しい」という考え方も残したい。

 

泣きごと

 

 大変ですねえ...
 でも、ここは会社じゃないんですから、泣きごとぐらい、いくらでもどうぞ。

  美音が要に対して話したこと。

 

  小さな店で常連になると、家では言えないことを言いたくなる。

 

  真剣に聞かなくていいので、普通に聞いて欲しいのは本音だ。

 

  ただ他のお客さんがいる時は、必ずしも自由では無いけれど...

 

正義

 

 うちでは食べて美味しければそれが正義です。

  姿や形よりも、美味しさを重視している。

 

  人にも当てはまればいいけれど、「見かけはやっぱり...」

 

弱音

 

 感情的にまくし立てたんじゃ、相手を心配する気持ちは伝わらねえ。
 家だから、女房相手だから吐いた弱音を、そんな風に叩きつぶしちゃいけねえよ。

  人は弱音を吐きたい時がある。

 

  気持ちが落ちている時、正論や強い励ましは逆効果になる。

 

  そして人は弱音を聞いてくれる人に、心が傾くもの。

 

  もし大切な人なら、弱音は弱音として聞くことが一番良い。

 

貶める言葉

 

 誰かを貶める言葉は、たとえ自分に向けられたものじゃなくても、
気分をささくれ立たせる気がします。

  悪口や叱責は自分に向けられたものでは無くても、気持ちが良いものじゃない。

 

  まして感受性の強い人なら、自分に当てはめてしまうこともある。

 

  誰に対しても、思うのは自由だが、話すのは自由ではない。

 

常連

 

 あたしら常連は、この店の良さなんて知り尽くしている。
 今さらちっとやそっとじゃ評価は変わらない。
 だから、新しいお客がいるときはそっちに気を遣ってくれればいい。

  自分も一人で小さな居酒屋によく行くので、この感覚は助かります。

 

  いくら慣れていても、初めての店は緊張するもの。

 

  その時に相手にされないのは気にならないのだが、店主と常連が話し込んでいて、
 注文するタイミングが見つからない時がある。

 

  話の切れ間を待っているのに5分や10分も続くと、流石にイライラする。

 

  「新規を重視しろ」とは言わないが、気にはかけて欲しいのが本音だ。

 

地味

 

 そこで生活している者にとって、地味というのは落ち着いて暮らしやすいと同義だ。

  生活している所に派手さはいらない。

 

  派手なところには行くのが良い。

 

  いつも派手では疲れてしまう...

 

大学

 

 大学なんて、みんなが行くから行くってところじゃないでしょう。

  まさにその通り。

 

  大学に目的が見つからないなら、行くのが正解とは限らない。

 

知識

 

 大丈夫ですよ、大事なのは何を得たかです。
 どこで得たかとか、どうやって得たか、じゃありません。

  学歴というのは、「そこで何を得たか?」が本来必要となる。

 

  しかし残念ながら学歴というのは、「どこの出身か?」で決まってしまう。

 

  だた物事には基準が必要なので、必ずしも間違いとは考えていない。

 

  ただ優秀な人が有名大学以外にもいることは覚えておきたい。

 

感想

 

  今回も安定の面白さです。

 

  ただ今回は食べ物の出てこない回があったり、料理に関係のない相談など、
 必ずしも「ぼったくり」である必要のないところもあったのは事実だ。

 

  変化という意味では有りだが、出来れば料理に関係する流れが多い方が良い。

 

  ただ「ぼったくり」を中心とした、商店街の物語としたら有りですけどね。

 

 

居酒屋ぼったくり〈4〉
秋川 滝美
アルファポリス
売り上げランキング: 78,849

 

 

→「居酒屋ぼったくり5」へ

 

 

 

 

スポンサーリンク

関連ページ

Ank : a mirroring ape
AX(アックス)
R帝国
居酒屋ぼったくり
居酒屋ぼったくり2
居酒屋ぼったくり3
居酒屋ぼったくり5
意識のリボン
いなくなれ、群青
海の見える理髪店
王とサーカス
億男
おらおらでひとりいぐも
海賊とよばれた男(上)
海賊とよばれた男(下)
カエルの楽園
かがみの孤城
かくしごと
風の歌を聴け
風よ僕らに海の歌を
彼方の友へ
きっと嫌われてしまうのに
君の膵臓をたべたい
きょうの日は、さようなら
機龍警察狼眼殺手
銀河鉄道の父
銀翼のイカロス
崩れる脳を抱きしめて
珈琲店タレーランの事件簿
珈琲店タレーランの事件簿2
珈琲店タレーランの事件簿3
珈琲店タレーランの事件簿4
珈琲店タレーランの事件簿5
婚活中毒
サイレンス
鹿の王(上)
鹿の王(下)
さよなら僕らのスツールハウス
さよなら妖精
真実の10メートル手前
1973年のピンボール
その白さえ嘘だとしても
断層の森で見る夢は
小さいそれがいるところ根室本線狩勝の事件簿
ちょっと今から仕事やめてくる
ツバキ文具店
貘の耳たぶ
羊と鋼の森
羊をめぐる冒険(上)
羊をめぐる冒険(下)
ビブリア古書堂の事件手帖
ビブリア古書堂の事件手帖2
ビブリア古書堂の事件手帖3
ビブリア古書堂の事件手帖4
ビブリア古書堂の事件手帖5
ビブリア古書堂の事件手帖6
ビブリア古書堂の事件手帖7
ぼくは愛を証明しようと思う
ぼくのメジャースプーン
また同じ夢を見ていた
緑の窓口
メガネと放蕩娘
山女日記
よるのばけもの
羅生門・鼻
忘れられた巨人

トップページ 分類リスト プロフィール お問い合わせ 管理人サイト