「機龍警察狼眼殺手」の名言まとめました

「機龍警察狼眼殺手(月村了衛)」より名言をまとめていきます。

日中合同プロジェクト「クイアコン」に関わる一大疑獄。
捜査を進めて行くのだが、関係者が次々に殺されていく。
謎は深まるばかりだが、暗殺者が判明することにより思わぬ方向に。
シリーズ5作目です。

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潔白

君が潔白であろうとなかろうと関係ない。疑惑があるというだけで、将来の道は閉ざされる。

不条理な話だが、残念ながら事実でもある。
「火の無い所に煙は立たぬ」と言うが、それが絶対の真実ではない。
しかしそんなことを理解してくれるほど、世間は優しくない。

偶然

偶然を信じるな。

捜査における偶然についてである。一見、ただの偶然に見えることがある。
しかしそれが、必然であることも多い。特にそれが悪事の場合、偶然の方が少ない?

無駄

無駄だと分かっててもやるのが刑事ってもんだろうが。
それに仮説を否定するんなら、別の仮説を考えてからにしろ。

とにかく、やりもせずに文句や不平不満を並べる人がいる。
しかもこういう人って、自分の意見が無いことがほとんど。
文句のために、文句を言っている感じ。それでいて、自分の立場を主張する。
役立たずの典型ですね。

可能性

断定はできないが、その可能性から目を背けるわけにもいくまい。

可能性は低いがゼロではない状態。これは非常に悩ましい。
これに時間を割くことは、無駄が多くなる可能性が高い。
しかし無視すると、予想外のミスにつながることがある。
それでいて平行して進めていくと、全てがダメになることもある。
指揮官として、決断力の見せ所なのだが。

公務員

あんたらかて公務員やもんな。けどな、公務員ほど、どないでもなるもんはないんやで。

大物の容疑者が語ったこと。残念ながら公務員は、上に逆らえないことがほとんど。
一つ逆らえば、自分の将来に直結するのだから理解は出来る。
そしてもし自分が公務員なら、おそらく逆らえない。

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表向き

そんな表向きの話などどうでもいい。

読んで字のごとく。これが言える立場になり、言ってみたかったのでピックアップしました。

最新技術

計画を推進する側は、軍事利用なんてまるで考えてもいないと半分は本気で言い張るだろうがね。
そいつらが何を言おうが、そんな技術があるんなら、使わない国も軍隊もない。

最新の技術は、残念ながら軍事利用される。
言い方を変えれば、軍事利用されるために最新技術は生まれる。
だからこそ莫大な資金が投入される。そして、歴史は繰り返す。

現代社会

現代社会は恐ろしい速度で変容している。
その変容の先に、どういう世界が待ち受けているのか、もはや想像すら追いつかない。
それでも我々は、少しでもその世界がよいものとなるよう、今、そう今この瞬間にだ、全力を尽くさねばならないと思っている。

捜査会議時における決意となる。未来がどのようになるかは、誰も分からない。
もしかしたら、ろくでもない世界になっているかもしれない。
しかしそれでも、今出来ることをするしかない。将来を考え過ぎると、今を忘れてしまう。

厄介な荷物

知るということは厄介な荷物を背負い込むことでもある。
「知らない」という一点で君達の最低限のアリバイは担保されているんだ。

知らないことで助かっていることは多数ある。知ることによって、苦しむことも多数ある。
知識は万能ではない。難しいことを知らない人生の方が幸せかもしれない。

死神

「死神」には運も不運もない。
「死神」に出会った者が不運なだけだ。

「死神」と呼ばれる人物についてになる。特に意味はない。
ゴロが良かったのでピックアップしました。

見落とし

自分は何かを見落としていた。あるいは、思い込みに目を眩まされていた。

知っているけど、分からないことや気づかないことはある。
常識にとらわれて、見えていても無視することがある。
それに気づくかは、わずかの差に過ぎない。しかしそれに気づくことは、限りなく難しい。

原則

考えていては負ける。一瞬の迷いが命取りとなる。それが絶対の原則だ。

実戦において、頭で考えていたら遅いだろう。
戦いにおいて迷いが生じたら、負けは確定になる。
しかし人である以上、考えや迷いは当たり前のこと。
戦いに勝つためには、人であることを止める必要があるのだろうか。

世界

おかしいのは世界のすべてです。

多くの人が、自分の周りの不条理に怒りを覚える。
しかし歴史的、そして世界的のどこに、不条理の無い場所が合っただろうか?
世界の、そして人の全てがおかしいのかもしれない。

感想

緻密な作品でした。そして緻密過ぎる...と感じる作品でもありました。
本作はシリーズ5作目なのだが、私はこの話だけを読みました。
そのため物語に入るのに、かなり苦労しました。
とくに警察内部の話がほとんどなので、物語を追いかけるだけでも大変。
「機龍警察シリーズ」はロボット兵器で戦うみたいだが、今回は登場しない設定である。
そのため、本来ロボット兵器が登場することは読み終わった後、他の人のレビューを見て初めて知った。
純粋に緻密な刑事物を読みたいなら、本作から始めてもいいだろう。
しかしシリーズとして楽しみたいなら、1作目から読むことをおすすめします。

機龍警察 狼眼殺手 (ハヤカワ・ミステリワールド)
月村 了衛
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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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