「ビブリア古書堂の事件手帖」の名言まとめました

「ビブリア古書堂の事件手帖(三上延)」より名言をまとめていきます。

鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。
偶然本を売りに来た五浦大輔は、そこできれいな女店主である篠川栞子と出会う。
普段は極度の人見知りだが、本のことになると途端に饒舌になる。
そんな彼女に惹かれて、ビブリア古書堂で働くことになるのだが。
古書にまつわる不思議な謎を、栞子さんが解き明かす物語。

昔の記憶

それでも、今でも思うことがある。
あの時、店に入って彼女と仲良くなることができていたら、一体どうなっていたことかと。
ひょっとすると、俺の人生があの時点でちょっと違うものになっていたかもしれない。

五浦くんが高校時代に栞子さんを見た時の心の声になります。
誰でも、「あの時」という瞬間がある。
ただそれが無いからこそ今があるわけで、何が正しいかは分からない。

古書への想い

わたし、古書が大好きなんです...
人の手から手へ渡った本そのものに、物語があると思うんです...
中に書かれている物語だけではなくて。

栞子さんが古書に対する思いを語っている。言っていることは共感できる。
少し違うが古本屋に入った時の、独特の空気感がとても好き。

無意識

話の聞き役ついでに雇うつもりなのか。
唖然とする俺の顔を、彼女はすがるような上目遣いで見つめた。
潤んだ瞳に頭がくらくらする。その表情は反則だ。

単純な趣味で選びました。
あざとく、このような態度をとる人には少し嫌悪感を感じる。
だが自然にする場合、困ってしまう。断れなさそうで。

失恋

でもよ、誰かに話すだけでも気が楽になるってこともあるぜ...
ほら、「落穂拾い」にもあったろう。
「なにかの役に立つといふことを抜きにして、僕達がお互ひに必要とし合ふ間柄になれたなら、どんなにいいことだろう」ってな。
甘ったるいけど、胸に染みる言葉じゃねえか?
胸にたまってることがあるなら、俺はなんでも聞くぜ。

ホームレスでビブリア古書堂の常連・志田が、失恋した女子高生に話した言葉になります。
お互い読んでいた本から言葉を選んで優しく話しかけている。
このような話し方が出来る人こそ、学歴に関係なく文化的な人と考えている。

卑怯

不意に彼女は顔を上げた。眼鏡の奥の目に強い意思がこもっている。
本にまつわる謎を解こうとしている時の、大きく見開かれた黒い瞳。
彼女は手を伸ばしてきて、俺の手をしっかり握りしめた。
「大庭葉蔵をおびき出すために、わたしに手を貸してくださいませんか? なにが起こるか分かりませんけど、五浦さんの他に頼れる人がいないんです」

五浦くんに対して栞子さんからのお願いになります。
普段は内気だが、本に関係すると途端に積極的になる。
これは言われた場面を想像して、ニヤニヤしてしまうだけの場面。
言われたら、断れないだろう。

コレクション

ぼくはね、本さえあれば他になにも要らないんだ。
家族も、友人も、財産も、名前だって要らない。これがぼくの本心だ。
どんな犠牲を払ってでも、たとえ何年かかってでも、ぼくはこの本が欲しいんだ!

大庭葉蔵と名乗る偽名の人物が、五浦くんに話した言葉になります。
明らかに異常性を感じる。
しかしコレクションに対しては、多かれ少なかれ同じかもしれない。
はじめは「欲しい」から始まり、最後には「自分が持つべき」になる。
それが、「犯罪を犯してでも」に発展しても不思議ではない。
もちろんこのレベルに達する人は少数だろう。
しかし人の持つ「思い込み」の怖さを感じてしまう。

母親から

あんたね、無職の人間なんて昆虫ぐらいの価値しかないのよ?
働かないと人間食べていけないんだから!

一ヶ月で仕事を辞めた五浦くんに対して母親からの言葉になります。
結構ひどいこと言ってます。他人から言われたら、かなりきつい。
(ただこの後、母親からフォローの言葉あり)
昆虫ぐらいの価値は別にして、一ヶ月は少し短いかもしれない。
一般的な会社の試用期間である、三ヶ月ぐらいが一つの目安かな?
この期間は会社が雇うかを決める期間である。
そして本人が、働いていけるかを確認する期間でもある。

感想

作品的にはドラマ化などもされて有名だが、実際に読んだのは最近になる。
もう少し明るいストーリーと考えていたが、全体的にベールで包まれたような湿っぽい感じがした。
それ自体も「古書堂」らしいと言えるので、雰囲気的にはいい感じ。
あくまで本にまつわる物語。
最後は少し緊張感もあるが、全体的には緩やかな空気感を感じる作品です。

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