ビブリア古書堂の事件手帖2より言葉と名言の紹介

ビブリア古書堂の事件手帖2(三上延)

 ビブリア古書堂の女性オーナー篠川栞子による古書にまつわる物語。

 

 鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂には、
今日も不思議な謎が持ちこまれる。

 

 足の怪我による入院生活から開放され、ビブリア古書堂に
戻ってきた栞子さん。

 

 五浦くんと一緒に働きだし、二人の距離は縮まるのだろうか...

 

 大人気シリーズ第2弾になります。

 

→シリーズ初めとなる「ビブリア古書堂の事件手帖」はこちらより

困った?

 

 喜ぶよりも目のやり場に困った。
 見えてますと指摘することもできない。

  五浦くんが前かがみの栞子さんを見た(見えてしまった)時の心の声。

 

  男なら多くの人が同じような場面に出会ったことがあるだろう。

 

  あれは結構困ってしまう。

 

  わざと見たいわけではないし、もちろん見たくないわけでもないし葛藤との戦い。

 

  これに勝つのは難しい...

 

怒ってる客

 

 謝らせてくれない客が、一番腹を立ててるもんさ。肝に銘じときな。

  長年、定食屋を営んでいた五浦くんの祖母の言葉になります。

 

  まさに、その通り。

 

  謝らせるのは自分が優越感を得たいだけ。

 

  本当に怒った時は、「顔も見たくない」が本音。

 

  また少し違うが、本当に商品を買う気のある人は厳しいことも聞いてくる。

 

  冷やかしのときは柔らかく聞いてくる。

 

  購入する時は、真剣になるのが当たり前。

 

  このように商売をするなら、謝る必要がなくてラッキーと思ったり、
 面倒くさいから対応しない行動は厳禁といえる。

 

天然

 

 だ、大丈夫ですよ...ほら、五浦さんはまだ働き始めたばかりですし...
 少しずつ憶えていけばいいんです。今は全然ダメでも!

  本人にその気はなくても、グサッとくる言葉はある。

 

  これなんか、まさに典型的。

 

  もちろんこの程度なら、時間が解決してくれる

 

  ただ人間関係が出来ていないときや、一度ではなく何度も続くと危険かも。

 

  言葉は簡単に関係を壊してしまう。

 

  発言には注意したいですね。

 

誰かの秘密

 

 ...分からないように隠してあるものを、見つけるのは難しいんじゃないですか。
 未熟かどうかじゃなくて...もともと誰かの秘密って、そう簡単に分かるようには
なっていないんじゃないですか。

  ネタバレになるので、細かいことは伏せておく。

 

  栞子さんが依頼されていた鑑定の中で、価値を見落としていたことに対し
 五浦くんが話した言葉になります。

 

  誰かが隠す場合、普通なら見つからない方法で行う。

 

  それを見つけることは本来困難です。

 

  しかし手がかりを残さないと本人にも分からないので、そこが難しいところ。

 

  小説なら先に答えがありますが、普通なら見つけることは困難かも...

 

話したくないこと

 

 話したくないことは、話さなくていいです。
 でも思い出したくないっていうのは、忘れられないってことじゃないですか...
 もし、そういうことを話したくなったら...
 その、いつでも聞きますから。

  栞子さんが話しを拒絶した時、五浦くんが話した言葉になります。

 

  少し言い回しは難しいが、言ってることはよく分かる。

 

  忘れたいことなど、そう簡単に忘れることは出来ない。

 

  何かを忘れるためにはマイナスではなく、忘れる程のプラス要素が必要だろう。

 

会いたくなる人

 

 ...最後の時に、もう一度会いたくなるような親がいるなんて、羨ましいです。

  栞子さんが五浦くんに語りかけた言葉になります。

 

  なぜこの言葉が出てきたのかは、ネタバレになりますので伏せておく。

 

  自分の最後を自覚した時、会いたくなるのは誰でしょうか?

 

持っていいる本

 

 持っている本を見れば、持ち主の人となりはだいたい分かる、というのが
母の口癖でした。
 一種のプロファイリングみたいなもので...
 信じられないぐらいよく当たるんです。
 あそこまでできる人は他にいないと思います。

  栞子さんが自分の母のことを語った言葉になります。

 

  たしかに今でこそネットなどで情報を得ることができる。

 

  しかし一昔前までは、紙の資料が全てと言っていい状態。

 

  個人が持っている本や雑誌の全てを見ることができたら、
 確かにその人の性格が分かってもおかしくない。

 

  そして今考えているのは、なにも本だけに限らないこと。

 

  同じように服装から分かるかもしれないし、仕草から分かるかもしれない。

 

  そう考えると、少し怖い気もする...

 

頭のいい人...

 

 私の母は、とても頭のいい人でしたけど...
 無邪気に残酷な真似をしてしまうようなところがありました。
 まるで遊んでいるみたいに、後ろ暗い売り買いでも平気でやってしまうんです。

  栞子さんが自分の母の性格を語っている言葉になります。

 

  自分の母親を、このように言うことには抵抗がある。

 

  優しいとまでは言えなくても「無邪気に残酷」という表現を使うのは
 異常と言えるだろう。

 

  何より栞子さんを苦しめる理由とは?

 

詮索

 

 このところ、俺はよく考えていた。
 誰かのことを深く知ろうと思ったら、詮索めいたこともせざるを
得ないんじゃないか。
 なにもせずにただ見守っていたら、今ある関係もなくなってしまうかもしれない。

  言葉を濁した栞子さんに対して、五浦くんが考えたこと。

 

  確かにその通りかもしれない。

 

  しかしタイミングを間違えると、今まで築いたものが崩れる可能性もある。

 

  ただ空気を考えすぎて、全てが遅くなることに比べれば、マシなのかもしない...

感想

 

  五浦くんと栞子さんの距離が少し縮まったり、栞子さんのお母さんの
 話題が出てきたりとストーリーが進んでいく。

 

  1巻と変わらず本にまつわるストーリーは興味深い。

 

  またそれを解決に導く、栞子さんと五浦くんのコンビも好ましい。

 

  明るいだけの物語ではないが、その分しっかりミステリーになっている。

 

  これからも楽しみが続いて行きそうだ。

 

 

 

 

→ビブリア古書堂の事件手帖3へ

 

 

 

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